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Vitecグループ、ソニーとの協業を発表

αシリーズ用のマンフロット/ジッツオ製品を展開

左からマンフロット株式会社の新井啓之氏、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社の田中健二氏、Manfrotto Distribution USのマルコ・ヴィダリ氏

Lino Manfrotto + Co. SpA社(以下、マンフロット社)とソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社は9月28日、2018年からソニーαシリーズ用の商品で協業すると発表した。

同日に都内で行われた「ジッツオ100周年記念イベント」において、マンフロット株式会社 代表取締役社長の新井啓之氏が概要を説明。マンフロットが所属するVitecグループのフォトグラフィックディビジョンとソニーは、ソニーαシリーズ用アイテムの製品およびマーケティングについて、世界的なレベルで協業することで合意に至ったという。

具体的には、ソニーのαカメラに最適化した三脚、カメラプレート、ビデオヘッド、リモート撮影ツールの「Digital Director」などを協調して開発。主にプロ市場を対象としつつ、旅行者、カメラ愛好家までに向けた商品を扱うとしており、マーケティングも一緒に行っていくという。登場時期は製品によるが、まず10月26日に米国ニューヨークで行われる展示会「PhotoPlus」で参考出品が行われ、2018年からマンフロットのα用製品をはじめ、ジッツオなどの新商品も順次発売予定としている。第一弾となる製品は、トラベル三脚befreeの特別バージョンだという。

Manfrotto Distribution USで北米およびアジアの販売責任者を担当するマルコ・ヴィダリ氏は、「この発表を誇りに感じ、嬉しく思う。ソニーは現在のカメラ市場を牽引していると言っても過言ではないメーカーで、技術的に優れているだけでなく製品として美しい。その面で、ソニーとマンフロットおよびジッツオの製品がよい相性で組み合わせられるのでは」とコメントした。

続けて、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社の田中健二氏が登壇。「αシリーズは多くのプロやハイアマチュアに利用してもらえるようになり、彼らからはカメラやレンズだけでなくアクセサリーにも要望があった。幸いなことにマンフロットから今回の話があり、議論の末にαユーザーにとってベネフィットのある協業ができるのではと考えた。写真文化をさらに発展させるために、マンフロットと手を組んで頑張っていきたい」と述べた。

本誌:鈴木誠