カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch

ミノルタかく復活せり(その2)

これまでのお話

ベクティスが活躍したEOSの目覚め発動篇がちょうど1年前です(えッ!もう一年も……?)ベクティスは役割的に1回きりのはずでしたが、お気に入りなのでよく出てきました。ベクティスS-1とα7Cを並べてみると細かいところまで大変にそっくりですが、根底にある思想が共通しているように感じられます。α7Cが電池室とSDカードを分けたのはなぜか。ベクティスS-1がわざわざ左端にファインダーを置いたのはなぜか。グリップの角度は、回転ダイヤルは。おそらくα7Cはベクティスを目指そうとしたのではなく、現代技術の結果ここに到達したのだと思います。しかし偶然とはいえ、それがベクティスと同じ場所だった事にVマウント民は感涙しました。どうしてもその姿はミノルタがAPSに見た夢をアルファが叶えたように見えるのです。ベクティスのレンズはAPS用に作られただけあって解像力が高く、それでいて試用したものはイメージサークルをフルサイズまでほぼ網羅するほどで、現代のアルファで撮影しても遜色はありません。Vマウントレンズはひょっとして今日がくるのを待っていた……、いや、それは考えすぎですね。

取材協力:K.I.Mさん(@xkim99)

※本コンテンツはフィクションであり、実在の製品・団体・人物・地名とは関係ありません。

飯田ともき

2010年に漫画サークル「ていこくらんち」をはじめる。2015年に出した同人誌「カメラバカにつける薬」が、あれやこれやでデジカメ Watchで連載させていただくまでになりました。カメラだけじゃなく、その向こう側にいる人たちの想いを伝えていければいいなと思っています。好きな芋焼酎は枕崎。