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写真で見るニコン「D5000」

Reported by 編集部

D5000レンズキット
 ニコンが5月1日に発売する「D5000」は、D90とD60の間を埋める新しいエントリーモデル。実機を借用できたので、取り急ぎ外観とメニューをお伝えする記事を掲載する。実写画像および実機を使ってのレビューは、後日掲載する予定だ。仕様などの詳細は、4月14日に掲載したニュース記事をご参照いただきたい。

 D60、D40X、D40に比べると、本体は幾分大きめ。どちらかというとD90に近い大きさだが、持ち上げるとその軽さに驚く。D90のペンタプリズムに対するペンタミラーの差が効いているのだろう。

 特徴的なバリアングル液晶モニターは、下に開いてから回転するタイプ。オリンパスやパナソニックのフリーアングル液晶モニターとは開く方向が異なるほか、ロック機構も設けられている。モニター上部のツメを押し込まないとロックが外れない仕組みだ。操作はスムーズで、縦位置時の回転にも対応する。

 ただし、雲台によっては開いた液晶モニターが干渉するため、全開させるには、ボディの取り付け位置を手前側にずらしたり、液晶モニターを開いてから雲台に取付けるなどの工夫がいるかもしれない。もっとも、三脚利用時に全開させるケースはあまり思い浮かばない。実用上、問題はないだろう。

 ライブビューおよび動画機能はD90と同様。低照度下でのコントラストAFは、D90よりわずかに速度アップした印象。また、カスタム設定が大幅に強化されており、エントリークラスらしかぬ詳細な設定が可能になっている。ニコンエントリークラスの概念を引き上げる新モデルだ。


外観




バリアングル液晶モニター

裏返して閉じることも可能 下方向にここまで開く。雲台によっては全開できないが、実用上問題はなさそうだ

ウェストレベルではこのスタイルが多くなりそう 全開+回転で自分撮りも可能

縦位置でも上下方向への回転が可能

各部

マウント周り。絞り連動レバーはD40などと同じタイプ D90譲りのLV(ライブビューボタン)を装備。十字ボタン下にスピーカーがついた

モードダイヤルに「SCENE」を追加。AE-L/AF-Lボタンは円形になった D5000のエンブレム。桁数が増えて横長になったためか、回り込むような配置が目をひく。マイク穴も見える

SDメモリーカードスロット。Eye-Fiに正式対応 バッテリーは新型のEN-EL9aを同梱

従来のEN-EL9(右)との比較。1,000mAhから1,080mAhになっている 上からGPS用のアクセサリーターミナル、AV/USB端子、HDMI端子

ストロボをポップアップしたところ

ライブビューと動画

ライブビュー時の画面。ワイドエリアAFの状態 ノーマルエリアAF

ターゲット追尾。ほかに顔認識AFも選べる ライブビュー時の画面表示

動画の画像サイズ 動画の音声記録

動画の再生画面

シーンモード

シーンモードは19種類に増えた。選択画面の1画面目 選択画面の2画面目。「桜」、「シルエット」などが新しいモードが見える

「シルエット」の情報画面 「夜景」の情報画面

「?」ボタンによるヘルプも健在。画面は「桜」 「シルエット」

「ハイキー」 「ローキー」

上位機と同等になった機能

「仕上がり設定」ではなく「ピクチャーコントロール」に 調整項目も上位機種と同様

グリッド表示にも対応 「カスタムピクチャーコントロール」も利用できる

アクティブD-ライティングは「より強め」を含む最新版 光学ファインダー使用時には「3D-トラッキング」も使える

インジケーターの方向が選べるようになった あわせてコマンドダイヤルの回転方向も選べる

「マイメニュー」または「最近設定した項目」を選択可能

情報表示

●クラシックデザイン




●グラフィックデザイン




●撮影設定変更画面


ホワイトバランス アクティブD-ライティング

露出補正量(選択時) 露出補正量

再生メニュー

新機能「ゆがみ補正」のオートは、レンズ情報を元に自動で補正を行なう 「塗り絵」も新機能。輪郭を抽出する

「アオリ効果」

D40(右)との比較





D90(右)との比較






URL
  ニコンD5000関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2009/04/21/10671.html



編集部

2009/04/22 01:35
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