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写真で見るキヤノン「EOS Kiss X3」

Reported by 本誌:武石 修

EOS Kiss X3。装着レンズはEF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS
 キヤノンが4月下旬に発売するデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X3」をお借りすることができたので、外観写真とメニュー画面をお伝えする。なお、実写画像は後日掲載する予定。

 EOS Kiss X3は、同社のエントリーモデルの最新機種。フルHDによる動画撮影やISO12800での高感度撮影など上位モデルの機能を取り入れた。撮像素子は有効1,510万画素CMOSセンサーで、画像処理エンジンはDIGIC4を搭載する。

 価格はオープンプライスで、店頭予想価格はボディのみ9万円前後、「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS」を同梱するレンズキットが10万円前後、レンズキットの内容に加えて「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS」をセットにしたダブルズームキットが13万円前後の見込み。

 外観は「高品位なデザインを目指した」(同社)というように、ボディの表面仕上げをやや粗めの仕上げにしたほか、モードダイヤルにヘアラインやダイヤカットの仕上げを施している。特に、グリップ部分のラバーは前側の下方向が伸びており、ホールディング性が良くなった印象だ。また、ダイヤカットもモードダイヤルは、滑りにくく回しやすい。

 動画撮影では、モードダイヤルに動画ポジションを新たに設けたことで使い勝手が高まっている。動画撮影でもAEロックや露出補正が可能だ。なお、コントラストAFの速度は、「EOS 5D Mark II」と同程度に感じた。

●シャッター音

※下記のリンクをクリックすると、シャッター音のダウンロードを開始します。(WAV形式)

単写
連写(3.4コマ/秒)


外観




マウント部 撮像素子

グリップの滑り止めラバーは、マウントの斜め下まで広がった “EOS”のロゴプレートには上位モデルと同じ電鋳バッジを採用。ロゴプレートの上には、動画撮影用のモノラルマイクを備える

機種名ロゴ ペンタ部のメーカーロゴ。彫込み式

シャッターボタン周り。ダイヤルやボタンの配置はEOS Kiss X2と同様 モードダイヤル上部は、シルバーのヘアライン仕上げになった。また、新たに、ダイヤルにダイヤカットを施した

モードダイヤルには、クリエイティブ全自動(CA)と動画(カメラアイコン)のポジションを追加した 十字キーの左上に動画記録開始ボタンを割り当てた

ファインダー ホットシュー

端子カバー内。上からリモコン、A/V出力、HDMIの各端子 メモリーカードスロット

バッテリー室 付属の充電器(左)とバッテリー。バッテリーは、EOS Kiss X2および同Fと共通の「LP-E5」

付属のストラップ

レンズ装着例(EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS)




メニュー画面など

●撮影機能画面


各パラメーターを表示 配色は4種類から選択できる

撮影機能画面で、SETボタンを押すと、ダイレクトにパラメーターを変更できる 露出補正とオートブラケティング幅の設定画面例

ISO感度設定画面。拡張設定では、ISO6400とISO12800(H)で撮影できるようになった

●クリエイティブ全自動


わかりやすい表示でパラメーターを変更できるクリエイティブ全自動を新たに搭載 絞り値の設定例。“ぼかす”、“くっきり”といった表示を見ながら設定可能

●新搭載の設定項目


暗い部分を持ち上げる「オートライティングオプティマイザ」の効果を4段階から設定可能になった。EOS Kiss X2では、“使う”/“使わない”のみだった 周辺光量補正機能もEOS Kissシリーズでは初の搭載

●動画撮影機能


動画撮影の設定画面 記録解像度は3種類から選択できる

AFでは顔検出も可能

動画撮影のスタンバイ画面 グリッドも表示できる

録画中の画面

再生コントロール画面 再生中の画面

●ライブビュー


ライブビューの設定画面 ライブビュー中の表示。リアルタイムのヒストグラムも表示できる

●再生画面


1枚表示 1枚表示(記録画質、枚数表示)

ヒストグラムと撮影情報の同時表示 RGB別のヒストグラム同時表示


URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  キヤノンEOS Kiss X3関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2009/03/31/10585.html



本誌:武石 修

2009/04/02 00:21
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