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【新製品レビュー】オリンパス「E-620」

〜多機能で軽量コンパクトな“新E-3桁モデル"
Reported by 北村智史

 オリンパスEシリーズの3桁モデルはエントリーユーザー向けのクラスだが、本機はE-420やE-520と、2桁のE-30の中間的位置付けのモデル。E-420よりちょっぴり大きなボディに、新開発の7点測距AFやセンサーシフト式の手ブレ補正機能、さらには2軸回転式のフリーアングル液晶モニターまで搭載していながら、重さはE-520と同じ。そのうえ、アートフィルターやマルチアスペクト、多重露出までぎゅぎゅっと詰め込まれているあたりがオリンパスらしい。

 大手量販店の実勢価格は、ボディ単体が8万9,800円、ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6付きのレンズキットが9万9,800円、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6も同梱されたダブルズームキットが11万9,800円(いずれもポイント10%還元あり)。


小型軽量ボディにフリーアングル液晶を装備

 E-520に比べて高さこそ2.5mm増えたものの、幅は6mm、奥行きは8mm小さくなっている。対E-420で見ても、幅は0.5mm、高さが3mm、奥行きで7mm大きくなっているだけ。手ブレ補正にフリーアングル液晶モニター搭載でこのサイズなのだから、かなり小型軽量化を頑張ったと言える。

 背が高くなっているのはファインダー倍率を若干ながらアップさせていること、ファインダー視野外表示が右側から下側に移動したこと、それと位相差AF用の測距センサーが大型化したことが影響しているのだと思われる。奥行きは液晶モニターの分だけE-420より大きくて、グリップの膨らみが小さい分だけE-520より薄いといった感じだ。個人的には手が大きいこともあって、もう少しボリュームのあるグリップのほうが握りやすそうな気はする。





 AFは新開発の測距センサーによる7点測距で、左右端の2点がライン、残りの5点はクロス。全点とも千鳥配列のツインセンサー仕様となっている。3桁シリーズのAFはかなり時代遅れだったから、この進化はものすごくうれしい。もう少し測距点同士の間隔が広いといいと思うが(同じ配列のキヤノンEOS Kiss Fのほうが、測距点のカバーエリアがやや広い)ピントの精度などは従来モデルよりも向上しているのが感じとれた。

 AFターゲット(測距点)の切り替えは、背面右手親指の位置にあるAFターゲットボタンを押して、コントロール(電子)ダイヤルまたは十字キー操作で行なう。E-30同様(E-3も最新ファームウェアで可能になった)、カスタム機能によって十字キーの単独操作での測距点切り替えが可能。その場合は、十字キーの各キーに割り付けられている機能は使用できなくなるが、スーパーコンパネがあるからそれほど困ることはないし、ワンタッチで測距点が切り替えられるメリットのほうが大きい。

 撮像素子は有効1,230万画素のハイスピードLive MOSセンサー。もちろん、ゴミ取り効率抜群のSSWFを装備している。本機から、センサーシフト式手ブレ補正用のアクチュエーターがSWD(超音波モーター)からステッピングモーターに変更された。そのおかげもあって、手ブレ補正ユニットが小型軽量化でき、カメラ本体の小型軽量化にもつながっている。なお、手ブレ補正の効果はE-520と同等のシャッター速度約4段分だ。

 液晶モニターは2.7型のハイパークリスタルIII液晶を採用。解像度は23万ドット。従来のハイパークリスタルII液晶よりも明るくなっている。天気のいい日の野外で撮っていて、手でおおったりする必要をほとんどなかったほどで、使っていて見づらさを感じた記憶がないのがすごい。ライブビュー撮影では特に威力を発揮するはずだ。

 記録メディアは例によってCFとxDピクチャーカードのデュアルスロット。片方にJPEG、片方にRAWといった振り分け記録はできない。なお、シーンモードの「パノラマ」は、オリンパス製のxDピクチャーカードでしか使用できない。

 電源はE-420などと同じ切り餅型のBLS-1。容量は1,150mAhで、CIPA基準の撮影可能コマ数は500コマ。この数字はE-420と同じだが、液晶モニターが明るくなって、手ブレ補正機能の消費電力もあるわけだから、かなり節電を頑張っているということなのだろう。

 裏表を間違えてもロックがかかる寸前までは入ってしまう仕様は相変わらずだが、E-420までと違って奥まで入れても抜けにくくならなくなった。まあ、裏向きに挿入できること自体が問題だとは思うが、ミスったときの面倒がひとつ減ったのは歓迎できる。


ファインダー内はこんな感じ。測距点の分布はキヤノンの7点のより狭め。視野外表示が下部に移動したのはうれしいが、メガネをかけていると表示か画面の一部がケラレてしまう。1枚の画像におさまりきらなかったので画面の下のほうにつなぎ目がある(お見苦しいですけど) AFターゲット(測距点)の切り替えは、右手側肩のAFターゲットボタンを押してダイヤルまたは十字キーで行なう方式

AFターゲット切り替え操作中の液晶モニターの画面。もちろん、ファインダー内でも選択している測距点はスーパーインポーズ表示される E-30同様、十字キーの単独操作で測距点の切り替えを行なえるようになる。ただし、十字キーに割り付けられている4つの機能は使えなくなるので要注意

AEL/AFLボタンがアイピースから少し離れた位置に移動した。左目利きで“親指AF”派の筆者には密かにうれしい改良だったりする 撮像素子は有効1,230万画素のハイスピードLive MOSセンサー。もちろん、SSWF装備。当然、手ブレ補正機能内蔵だ

3桁シリーズで初のフリーアングル液晶モニター搭載。2.7型で23万ドットのハイパークリスタルIII液晶。明るい場所での見やすさは最強クラス 背面のボタン類。カメラを構えたままでも再生ボタンとライブビューボタンが押しやすくなった

記録メディアはCFとxDのデュアルスロット。スロットカバーはこれまでの“そのままぱっかん”タイプではなく、背面側にスライドさせて開くタイプに変更になった バッテリーはE-420同様の切り餅型。裏向けでも入るけど、素直に出てくるのでミスったときにも腹は立たない。CIPA基準で約500コマ撮れる

夜景でうれしいイルミネーションボタン

 E-420、E-520になかった機能としては、アートフィルター、マルチアスペクト、多重露出がある。基本的にはE-30に搭載のものと同じだが、多重露出は回数が最大4回から最大2回に減っているし(RAWで撮るなら「再生画+多重」で何度でも重ねられるけど)、マルチアスペクトも種類が少なくなっている。

 アートフィルターはE-30のとまったく同じ。モードダイヤルをART/SCN(シーンプログラム)位置にセットして、液晶モニターを見ながら6種類から選択する方式。同社のWebサイトによると処理速度が高速化しているとのことで、「ポップアート」、「デイドリーム」、「ライトトーン」の3種類はほぼリアルタイムと言っていいくらいに速く、シャッターボタンを押せばすぐに処理が終わってポストビューが表示される。

 が、残りの3種類は少しばかり処理に時間がかかる。手もと計測でおおざっぱに調べてみたところでは、「ファンタジックフォーカス」がシャッターボタンを全押ししてから処理が終わってポストビューが表示されるまでに約2秒、「ラフモノクローム」が約3秒、「トイフォト」は約8秒かかった。ライブビューのときもファインダー撮影のときも、この待ち時間は同じで、シャッターを切ったら処理が終わるまで待っているしかないのが辛いところである(長時間露光時のノイズリダクション処理みたいなもんだと思って耐えるのがよいかも)。

 画面の縦横比を変えられるマルチアスペクトは、E-30の9種類から4種類に簡略化された。とは言え、消えた「5:4」、「7:6」、「6:5」、「7:5」、「3:4」を欲しがる人がそれほど多いとも思えないし、むしろ使用頻度が高そうな「4:3(4,032×3,024ピクセル)」、「3:2(4,032×2,688ピクセル)」、「16:9(4,032×2,272ピクセル)」、「6:6(3,024×3,024ピクセル)」だけに絞って正解なのではないかと思う。


アートフィルターはモードダイヤルの「SCN(シーン)」に同居。このダイヤルはフリー回転ではないので、マニュアル露出からだと回すのが辛気くさい。個人的には「AUTO」と「P」のあいだに「ART」があると幸せかも アートフィルターメニュー(選択画面)。十字キーの右キーを押すとシーンセレクトに切り替わる

アートフィルターはプログラムAE固定になってしまうが、プログラムシフトや露出補正などは可能。作画意図に合わせた撮影が行なえる

選択できるアスペクト比は4種類だけになったが、かえって使いやすくなった。当然だが、この設定はJPEG画像オンリー。ファインダー撮影時に反映させるかどうかは選択できる 多重露出はE-30の最大4回から2回だけになった。RAWで撮れば「再生画+多重」で何度でも繰り返せる

 専用のパワーバッテリーホルダーHLD-5が用意されているのも新しい点。バッテリーパックBLS-1×2本が装填でき、1本のときの2倍のコマ数が撮れるようになる。見ればわかるとおり、単3形電池には対応していない(無理矢理対応してデカ重になってもしかたないしね)。縦位置用のシャッターボタン、コントロールダイヤルは備えているが、露出補正ボタンやAEL/AFLボタンなどはない。“親指AF”派の筆者には悲しい仕様である。まあ、クラスがクラスだけに文句を言ってもしかたがないとは思うけれど。

 残念なところでは、露出補正ボタンがシャッターボタンの右手寄りに置かれている。E-520はシャッターボタンが背面寄りなので指の向きを変えるだけで押せるのだが、本機の位置だと指をぎゅっと曲げないと押せないので窮屈なのである。これもボディの薄型化にともなっての我慢しなきゃいけないポイントである。

 その一方、μシリーズなどと同様のイルミネーションボタンが採用されたのはうれしいポイント。MENU、INFO、再生、ライブビュー、十字キー、OK、消去、ISの各ボタンに照明機能が内蔵されていて、明るい場所では昼行灯そのものだが、暗い場所ではほんわり光って、どこに何のボタンがあるかを教えてくれる。指がおぼえるくらいにカメラに慣れてしまえればいらないのかもしれないが、筆者のような物覚えの悪い人間にはとてもありがたい機能である。


別売のパワーバッテリーホルダーHLD-5を装着した状態。個人的にはけっこうかっこいいと思う HLD-5内にはBLS-1×2本装填できる。単3形電池には対応していない

縦位置用のコントロールダイヤルとシャッターボタン、それらのオンオフスイッチだけ。なので“親指AF”派には縦位置撮影時はMFオンリーになってしまうわけです 露出補正ボタンはシャッターボタンの右手寄り。押すときはちょっと指が窮屈になる

十字キーまわりのボタン類とMENU、INFO(この2つはかなり暗め)は照明機能を内蔵。夜景を撮るときにはすごく便利だ リモートケーブル(電子レリーズ)を接続した状態。従来の3桁シリーズは十字キーが下のほうにあったせいで、下キーが押しづらくなってたから、これはうれしい改良点

メニューの内容(というか並び)ががらっと変わっている。撮影1と2(カメラアイコン)、再生、セットアップ(スパナアイコン)は1ページ分の項目に絞り込まれて、あとは全部カスタム(歯車)メニューにお引っ越しした

カスタムメニューのオン、オフが選べるようになったのも新しいところ。オフにするとコンパクト機並み(以下かもしれないけど)の項目数になる


小型軽量で多機能なシステム

今回撮影に使った機材一式。18mm相当から300mm相当まで切れ目なしにカバー+マクロレンズ入りで1.7kg強という軽さは素敵だ
 今回使用したレンズは、ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6、ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6、ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 Macroの4本で、これにグリップ付きのボディを入れると1,745g。グリップなしならたったの1,505gにしかならない。

 小型軽量なうえに、手ブレ補正やフリーアングル液晶モニターを搭載していて縦位置グリップも付けられて、アートフィルターやマルチアスペクトなどの遊べる機能も備えているという、ばっちり全部入りなカメラに仕上がっているところは本当にすごい。

 システム全体がデジタル専用設計のフォーサーズだから、比較的安価なスタンダードクラスのレンズでも水準以上の画質はちゃんとあるし、レンズ4本で1.5kg(マクロを35mm F3.5に変えるとさらに135g軽くできる)の軽快システムが組めるところも楽しい。

 従来からの3桁シリーズのユーザーには強化されたAFが魅力だし、E-3やE-30のユーザーには機能面での見劣りを感じないサブカメラとしても使いやすい。また、オリンパス以外の方にとってはシステム全体を軽量化できるという幸福感を味わえる点で注目の1台だと言える。


 

●作例

  • 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像を別ウィンドウで表示します。


感度

設定範囲はISO100〜3200。設定ステップは1/3段にも切り替え可能だ
 従来のE3桁シリーズはISO100〜1600までだったのが、本機はE-3やE-30と同じくISO3200まである。感度オート時の範囲がISO200〜800(下限はISO200以上、上限はISO3200まで変更可能)というのはなんかヘンテコだなぁと思っていたら、ISO100はいわゆる拡張感度なのだとのこと。つまり、標準の範囲がISO200〜1600で、その外側のISO100〜160とISO2000〜3200の範囲が拡張感度になっている。

 ただし、ややこしいことに、そのことに対する公式のアナウンスはない。同社のWebサイトやカタログ、取扱説明書にもそれらしい記述は見あたらない(もちろん、筆者の目が節穴である可能性は否定しませんけど)。また、ISO2000以上は感度設定時にファインダー内の感度表示が点滅するようになっているが、ISO160以下の低感度側は何のアピールもない。

 で、実際の写りはどうなのかというと、ISO100のほうがノイズが少なくて若干だがシャープ感が高く、ISO200のほうはダイナミックレンジが広いという結果。カラーバランスやコントラストなどに違いはなくて、ISO100で白トビしている部分がISO200では飛ばずに調子が残っている。ハイライト部分以外は変わらないように見えるので、ダイナミックレンジが全体的に広くなるのではなくて、1段高い感度を使うことで明るい部分の階調だけを伸ばす仕掛け(キヤノンの「高輝度側・階調優先」とかと同じような感じ)なのではないかと思う。それがISO200以上では自動的にオンになるようになっているのだろう。

 まあ、ISO100のほうが低ノイズでシャープ感が高いといっても、ピクセル等倍で見ればの話で、A4プリントでは見分けは付かない。気分的には、ISO100で撮っても平気な条件ではISO100で、ISO200にすれば白トビが抑えられそうな条件ではISO200といった使い分けをしたくなるが、実用上はISO200を基準と考えてもいいのかもしれない。

 作例は、作例は、長秒時ノイズ低減はオート、高感度ノイズ低減はオフで撮影してもの。筆者の感覚では、この設定で安心して常用できるのはISO400までで、暗い室内などではISO800も許容範囲に入るといったところである(高感度ノイズ低減を標準にすると、ノイズはぐっと抑えられるが、ディテール再現はやや悪くなる)。ISO1600でもノイズの粒々は汚くならないし、ディテールもよく残っているのでA4よりも小さなサイズのプリントなら大きな不満は感じないだろう。


ISO100
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.4MB / 3.2秒 / F8 / WB:晴天 / 86mm(172mm相当)
ISO200
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 8.4MB / 1.6秒 / F8 / WB:晴天 / 86mm(172mm相当)

ISO400
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 8.7MB / 1/1.3秒 / F8 / WB:晴天 / 86mm(172mm相当)
ISO800
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 8.0MB / 1/3秒 / F8 / WB:晴天 / 86mm(172mm相当)

ISO1600
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 8.0MB / 1/5秒 / F8 / WB:晴天 / 86mm(172mm相当)
ISO3200
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.6MB / 1/10秒 / F8 / WB:晴天 / 86mm(172mm相当)

仕上がり設定

 仕上がり設定は「VIVID」、「NATURAL」、「FLAT」、「PORTRAIT」、「モノクロ」の5種。カラーのモードでは、それぞれコントラスト、彩度、シャープネスを5段階に調整できる。モノクロは「フィルター効果」と「調色」が選べる。


仕上がり設定=VIVID
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.7MB / 1/50秒 / F8 / 0EV / ISO200 / WB:晴天 / 98mm(196mm相当)
仕上がり設定=NATURAL
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.3MB / 1/50秒 / F8 / 0EV / ISO200 / WB:晴天 / 98mm(196mm相当)

仕上がり設定=FLAT
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.1MB / 1/50秒 / F8 / 0EV / ISO200 / WB:晴天 / 98mm(196mm相当)
仕上がり設定=PORTRAIT
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.2MB / 1/50秒 / F8 / 0EV / ISO200 / WB:晴天 / 98mm(196mm相当)


仕上がり設定=モノクローム
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 5.8MB / 1/50秒 / F8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 98mm(196mm相当)

アートフィルター

 アートフィルターの内容はE-30と同じ。「ポップアート」、「デイドリーム」、「ライトトーン」の3種類はほぼリアルタイムだが、「ファンタジックフォーカス」、「ラフモノクローム」、「トイフォト」の3種類は処理に時間がかかる。また、ラフモノクロームだけは白トビが強く出やすいので、露出を0.3段ほど抑えめにしたほうがいい結果が得られる気がする。


アートフィルター=なし
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.3MB / 1/640秒 / F8 / -0.7EV / ISO200 / WB:晴天 / 150mm(300mm相当)

アートフィルター=ポップアート
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 8.5MB / 1/500秒 / F9 / -0.7EV / ISO200 / WB:晴天 / 150mm(300mm相当)
アートフィルター=ファンタジックフォーカス
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 6.0MB / 1/500秒 / F9 / -0.7EV / ISO200 / WB:晴天 / 150mm(300mm相当)

アートフィルター=デイドリーム
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.3MB / 1/500秒 / F9 / -0.7EV / ISO200 / WB:晴天 / 150mm(300mm相当)
アートフィルター=ライトトーン
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.4MB / 1/500秒 / F9 / -0.7EV / ISO200 / WB:晴天 / 150mm(300mm相当)

アートフィルター=ラフモノクローム
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 8.5MB / 1/500秒 / F9 / -0.7EV / ISO200 / WB:晴天 / 150mm(300mm相当)
アートフィルター=トイフォト
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 6.9MB / 1/500秒 / F9 / -0.7EV / ISO200 / WB:晴天 / 150mm(300mm相当)

アートフィルター=ポップアート
OLYMPUS Studio 2でRAWをそのまま現像

ポップアートは彩度が高くなるだけでなく、赤や黄系の色は明度もいじってたりする。凝ってるなぁって感じだ
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 / 3,024×4,032 / 1/125秒 / F4.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 14mm(28mm相当)


アートフィルター=ファンタジックフォーカス

OLYMPUS Studio 2でRAWをそのまま現像

ピントの芯が残っていてふんわりとしたソフト感がけっこうきれいなファンタジックフォーカス
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 1/400秒 / F7.1 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 58mm(116mm相当)


アートフィルター=デイドリーム

OLYMPUS Studio 2でRAWをそのまま現像

写るものが何でものどかに見えるデイドリーム。ちょっとくたびれた感のある被写体との相性がよさそう
ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 1/100秒 / F7.1 / 0EV / ISO200 / WB:晴天 / 18mm(36mm相当)


アートフィルター=ライトトーン

OLYMPUS Studio 2でRAWをそのまま現像

普通に撮った画像と比べなければ、普通に撮ったようにしか見えないライトトーンだが、シャドー部のトーンの持ち上げ方は絶妙だったりする
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 / 3,024×4,032 / 1/160秒 / F8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 14mm(28mm相当)


アートフィルター=ラフモノクローム

OLYMPUS Studio 2でRAWをそのまま現像

ラフモノクロームはトライXをうんと増感したのを現像でさらに押して4号とかの印画紙で焼いたような感じ。粒子がきれいすぎるけど
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 / 4,032×3,024 / 1/400秒 / F9 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 14mm(28mm相当)


アートフィルター=トイフォト

OLYMPUS Studio 2でRAWをそのまま現像

写りは楽しいトイフォトだが、処理が遅いのが難点。せめて今の半分くらいの待ち時間にしてくれるとうれしいんだけど
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 3,024×4,032 / 1/200秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / WB:晴天 / 110mm(220mm相当)


マルチアスペクト

 E-30と違い、ポピュラーな4種類だけに絞られたことで、逆に使い勝手がよくなったと思う。E-30ではカスタムメニューの奥の方まで潜らないといけなかったが、本機では撮影メニュー1の最下段という選びやすい場所に引っ越しているのもうれしい点だ。


アスペクト比=4:3
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 / 4,032×3,024 / 7.6MB / 2秒 / F8 / ISO100 / WB:晴天 / 42mm(84mm相当)
アスペクト比=3:2
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 / 4,032×2,688 / 6.8MB / 2秒 / F8 / ISO100 / WB:晴天 / 42mm(84mm相当)

アスペクト比=16:9
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 / 4,032×2,272 / 5.6MB / 2秒 / F8 / ISO100 / WB:晴天 / 42mm(84mm相当)
アスペクト比=6:6
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 / 3,024×3,024 / 5.5MB / 2秒 / F8 / ISO100 / WB:晴天 / 42mm(84mm相当)

自由作例

フリーアングル液晶とライブビューの組み合わせは、ローアングル撮影で強みを発揮する。無理な体勢になったり這いつくばったりしてファインダーをのぞく必要がないのが便利
ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 Macro / 4,032×3,024 / 8.7MB / 1/25秒 / F2.8 / -1.3EV / ISO400 / WB:オート / 50mm(100mm相当)
これも手持ちのライブビューで撮ったカット。AFではピントが合いづらく感じたので拡大表示+MFで
ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 Macro / 4,032×3,024 / 8.9MB / 1/15秒 / F2 / -0.3EV / ISO400 / WB:オート / 50mm(100mm相当)

筆者的には無条件で使える感度はISO400までという感じ。手ブレ補正の効きがいいので、そこそこの暗さなら十分粘れてしまう
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 / 4,032×3,024 / 8.8MB / 1/13秒 / F3.5 / -0.7EV / ISO400 / WB:オート / 14mm(28mm相当)
コントラストが高くなくてシャッター速度が十分にかせげる条件なら、ISO100のほうがノイズが少ない分ちょっぴりお得な気がする
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 6.6MB / 1/400秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 150mm(300mm相当)

9-18mm F4-5.6は、7-14mm F4みたいな“突っ走った”ところはない代わりに携帯性は抜群だし、価格も手ごろ。画質も不満はない
ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.8MB / 1/320秒 / F8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 9mm(18mm相当)
ダブルズームキットで買えば2万円で手に入る廉価な望遠ズームだけれど、写りは上々だし小型軽量。なので、まとめて買うのが絶対おすすめ
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.2MB / 1/400秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 150mm(300mm相当)

何度か作例に使っている建物だけど、この下は実はトイレだったりする
ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 8.3MB / 1/160秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 18mm(36mm相当)
アクチュエーターはSWDからステッピングモーターに変更されたが、手ブレ補正の効果はE-520と同等レベルのようだ
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 / 4,032×3,024 / 8.0MB / 1/13秒 / F8 / -0.3EV / ISO100 / WB:晴天 / 14mm(28mm相当)

手もとが真っ暗な状態でも、スーパーコンパネ+イルミネーションボタンの組み合わせなら操作にまごつく心配はない。夜景にはばっちりな機能だ
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 8.0MB / 8秒 / F8 / ISO100 / WB:晴天 / 150mm(300mm相当)
ハイライトの粘り強さではISO200がいいが、ノイズの少なさはISO100が上。プリントでは見分けられないレベルとは言え、使い分けに悩みそうな感じである
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 / 4,032×3,024 / 6.6MB / 1/640秒 / F5.6 / -0.7EV / ISO200 / WB:オート / 16mm(32mm相当)

人慣れしまくってるネコたちは広角でここまで寄っても一瞥しておしまい。食べ物を持っていない人間にはほとんど興味は示さない
ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.4MB / 1/50秒 / F8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 12mm(24mm相当)
従来モデルなら間違いなくマイナス補正をやっていたシーン。陽の当たっている白い毛のトーンが、露出0EVで残っているのはかなりすごいこと
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.3MB / 1/640秒 / F8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 150mm(300mm相当)

こういうシーンではマイナス補正が基本だったのが、ハイライト側のダイナミックレンジが広くなって、露出決定が楽になった
ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 / 4,032×3,024 / 8.4MB / 1/320秒 / F8 / +0.3EV / ISO200 / WB:オート / 25mm(50mm相当)
肉屋さんの看板なのだが、見ようによっては人の顔に見えなくもない
ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 7.6MB / 1/320秒 / F8 / -0.3EV / ISO200 / WB:オート / 150mm(300mm相当)

赤系の彩度の高い発色は相変わらず。ハデすぎるという人もいるが、筆者は悪くないと思う
ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 Macro / 4,032×3,024 / 7.4MB / 1/40秒 / F4 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm(100mm相当)
ちょっぴりマイナス補正するだけでPLフィルターを使ったかのような青空
ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6 / 4,032×3,024 / 8.6MB / 1/1,000秒 / F8 / -0.3EV / ISO200 / WB:オート / 9mm(18mm相当)

ダイナミックレンジが広くなったおかげで白トビしにくくなって、露出コントロールがすごく楽になった気がする
ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2 Macro / 4,032×3,024 / 6.0MB / 1/3,200秒 / F4 / +0.3EV / ISO200 / WB:オート / 50mm(100mm相当)

【2009年3月23日】感度の作例について、高感度ノイズ低減(ノイズフィルタ)の設定を「標準」と表記していましたが、正しい内容は「OFF」です。また、ノイズフィルタに関する所感を追加しました。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  製品情報
  http://olympus-imaging.jp/product/dslr/e620/
  オリンパスE-620関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2009/02/25/10280.html



北村智史
(きたむら さとし)1962年、滋賀県生まれ。国立某大学中退後、上京。某カメラ量販店に勤めるもバブル崩壊でリストラ。道端で途方に暮れているところを某カメラ誌の編集長に拾われ、編集業と並行してメカ記事等の執筆に携わる。1997年からはライター専業。最初に買ったデジタルカメラはキヤノンPowerShot S10。 ブログ:http://ketamura08.blog18.fc2.com/

2009/03/19 00:58
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