N10Jは、CPUにIntel Atom N270(1.60GHz/L2 512KB)、2GBのメモリ、160GBのHDDを搭載したネットブック。本体サイズは276×195×29mm、重量は約1.4kgとなる。10.2型ワイドの液晶パネル(1,024×600ドット)や無線/有線LANのほか、SDHC/SDカードに対応したカードスロットを搭載する。実勢価格は約8万円前後。Windows XP搭載モデルを試用した。
計450MBのJPEGが入ったサンディスク「Extreme III SDHC 4GB」のデータをそれぞれの内蔵HDDにコピーしたところ、N10Jで約48秒、P-7000では約108秒だった。P-7000、N10Jはそれぞれ本体搭載のSDHC/SDメモリーカードスロットでの結果になる。P-7000よりN10Jの方が速いのは意外で、専用機のP-7000をしのぐ速度が得られたのはビックリだ。
少々強引だが、N10JとP-7000の両方をロケ先に持ち込んで使うという手もある。P-7000にはUSBディスプレイ機能が搭載されているので、ネットブックや低価格ノートPCの弱点である、色再現性の低い液晶ディスプレイを補間できる(ただしPhotoshop CSシリーズ、またはPhotoshop Elements 4以上がインストールされいてることが条件)。また、P-7000はUSB接続の外部HDDとして機能するので、ネットブックの貧弱なストレージ環境を補うことも可能だ。