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パナソニック「LUMIX DMC-G1」でポートレートを撮ってみました

Reported by 西川和久

LUMIX DMC-G1
 パナソニックの「LUMIX DMC-G1」は、マイクロフォーサーズ規格に準拠した初のボディだ。フォーサーズシステム規格に対するフランジバックの短縮、レンズマウント外径の縮小などの特徴を生かし、「可動式液晶搭載レンズ交換式デジタルカメラで世界最小最軽量」とうのが最大の売り。しかもミラーレス構造でファインダーはLVF(ライブビューファインダー)。

 これはなかなか面白そうだと早速編集部へ連絡し、ポートレートの撮影を行ったので、そのインプレッションをお届けする。


左からマウントアダプター「DMW-MA1」を装着した「Leica D Summilux 25mm F1.4 ASPH.」、「LUMIX G Vario 45-200mm F4-5.6 MEGA O.I.S.」、「LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」を装着した「LUMIX DMC-G1」
 今回使ったレンズは、レンズキットの「LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」、「LUMIX G Vario 45-200mm F4-5.6 MEGA O.I.S.」、そして、マウントアダプター「DMW-MA1」を付けて「Leica D Summilux 25mm F1.4 ASPH.」の3本。

 フォーサーズシステムは、35mm判換算で2倍の画角となるため、それぞれ、28〜90mm、90〜400mm、50mmの画角に相当する。特にG Vario 45-200mm F4-5.6 MEGA O.I.S.のテレ端は、F5.6とは言え、400mm。ポートレートではちょっと使わない画角であるものの、このサイズで400mmの望遠というのは、被写体によっては重宝するだろう。撮影時の露出に関しては、ズームレンズは全域で同じ明るさになるようF5.6に揃え、25mm F1.4はF2.8に固定。露出はシャッタースピードで調整している。

※アスペクト比3:2のJPEGで撮影し、無補正で掲載しています。


LUMIX G Vario 45-200mm F4-5.6 MEGA O.I.S. / 2,672×4,000 / 1/160秒 / F4.6 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:オート / 91mm LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. / 2,672×4,000 / 1/125秒 / F6.3 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:晴天 / 24mm

LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. / 2,672×4,000 / 1/160秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:オート / 45mm

Leica D Summilux 25mm F1.4 ASPH. / 4,000×2,672 / 1/800秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:オート / 25mm


LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. / 2,672×4,000 / 1/100秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:晴天 / 25mm Leica D Summilux 25mm F1.4 ASPH. / 4,000×2,672 / 1/250秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:オート / 25mm

LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. / 4,000×2,672 / 1/200秒 / F3.5 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:オート / 14mm


使用感は!?

 まずその小ささに驚く。本体はLサイズプリントとほぼ同じサイズ。レンズも小型。マイクロフォーサーズとは、なかなか良い命名だ。撮りはじめてすぐに思ったのがAFが速いこと。そして、LVFが大きく高精細なことだ。コントラスト検出式だが、感覚的には普通の一眼レフカメラを使っているのと同じ雰囲気だ。ただし、マウントアダプターを使った25mm F1.4に関しては少し遅くなる。

 144万ドット、倍率1.4倍、アイポイント約17.5mmのLVFもかなり見易く、ピントもはっきりわかる。スペックもこの手のEVFでは最高レベル。昔からEVFには抵抗のある筆者も「これならまぁOK」と思える仕上がりだ。ファインダーとしてEVFがまぁOKであれば、画像や色の確認、各ステータスの表示など、液晶モニタで見れる情報がそのままEVFにも反映されるので、+αの部分がかなり有利になる。

 また、撮った結果がすぐに表示され、特に初心者には何をどう設定すればどのような写りになるのか学習し易いだろう。AFは書いた通りであるが、再生や拡大なども含め、動きは非常にキビキビしている。バッファリング待ちも、今回の撮影では皆無。扱っていて気持ちいいカメラだ。


 少し慣れが必要だったのは、マニュアル露出での、シャッタースピードと絞りの設定だ。シャッターボタンの下にあるダイアルのみの操作。このダイアル自体が押しボタンにもなっていて、押し込む毎にシャッタースピードと絞りの設定がトグルする。簡単な機構であるものの、日頃2ダイアル式のカメラを触っていると、とっさの時にモタモタしてしまうし、何かの拍子に押してしまい、気が付いたら絞りの値が変わっていたこともあった。

 また、LVFと液晶モニターの色と明るさが異なっている点も気になった。同じ画像でも、液晶モニターは若干地味に見えるし、逆にLVFは明るめに見える。こうした部分をもっと追い込んで調整して頂ければ、さらに使いやすくなると思う。

 モデルの佐野ともかちゃんは、この日が撮影初挑戦。撮影自体に慣れていないこともあり、ほんの2時間で2ポーズ合わせて500枚程度シャッターを切っている。その関係なのか、撮影終了後かなり眼が疲れてしまった。多分LVFの弊害なのだろうが、もともとこのカメラは数時間で何百枚も写真を撮ることは想定外だと思われる。今回に限っての特殊な事情だろう。また、彼女はご覧の様にかなり色白。普通のモデルより周囲の色で色被りが出易く、結構気にしながらの撮影となった。


LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. / 2,672×4,000 / 1/60秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:晴天 / 45mm

LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. / 2,672×4,000 / 1/320秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:晴天 / 14mm


LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. / 2,672×4,000 / 1/80秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:晴天 / 21mm

LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. / 2,672×4,000 / 1/160秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:晴天 / 29mm


LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. / 2,672×4,000 / 1/50秒 / F5.3 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:晴天 / 30mm

LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. / 2,672×4,000 / 1/100秒 / F3.5 / +0.7EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:晴天 / 14mm


LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. / 4,000×2,672 / 1/200秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / マニュアル露出 / WB:晴天 / 14mm

モデル:佐野ともかアウラ・エージェント






西川和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.iwh12.jp/blog/

2008/12/09 00:11
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