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写真で見るニコン「D3X」

Reported by 本誌:武石 修

AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8 G EDを装着したD3X
 ニコンが19日に発売するプロ向けデジタル一眼レフカメラ「D3X」を借りることができたので、外観写真を中心にお伝えする。なお、実写画像は後日掲載する予定。

 D3Xは、発売中のプロ向けカメラ「D3」のボディを使用し、有効2,450万画素CMOSセンサーを採用したフラッグシップモデル。商品やファッションの撮影に向けた機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は90万円前後。

 外観はロゴ部分を除きD3とほぼ同一。ボディはフラッグシップモデルらしいしっかり感が伝わってくる。操作系はD3と全く同じ。これまでD3を使用していたユーザーも違和感なく使える。

 操作してみると、シャッター音がD3と若干異なっている印象を受けた。今回もシャッター音をWAVEファイルで掲載しているのでお確かめいただきたい。


シャッター音(JPEG撮影時)
  単写 連写 連写(クロップ)
D3X 【単写】 【5枚/秒】 【7枚/秒】
D3 【単写】 【9枚/秒】 【11枚/秒】


外観




マウント 新開発の2,450万画素CMOSセンサー

機種名ロゴ 社名のロゴはD3同様に彫り込み

マウント左側にプレビューボタン(上)とファンクションボタン(下)を備える マウント右側には、レンズ取り外しボタンとフォーカスモードセレクトダイヤル(下)

シャッターボタン周り 背面から

上面表示パネル ペンタ部右側に視度調節ノブ(左)と測光モードダイヤル

マウント右上には、シンクロターミナル(上)と10ピンターミナルを配置 左肩には、レリーズモードダイヤルなどを備える

視野率100%、0.7倍のファインダー アイピースシャッターも搭載

液晶モニター下に、背面表示パネルを装備 液晶モニター右側には、マルチセレクターなどがある

縦位置シャッターボタンも装備 縦位置用のAF-ONボタンとメインコマンドダイヤル

ホットシュー 端子部分USB端子(上)、電源端子(中左)、A/V出力(中右)、HDMI端子(下)

記録メディアはCF×2枚。カードスロットの開閉は、フタ付きのボタンで行なう バッテリーはD3と同じ「EN-EL4a」

付属の充電器(上)とバッテリー 同梱のストラップには「D3X」のロゴが入る

レンズ装着例(AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8 G ED)


フードを装着したところ

●情報画面

 液晶モニターに、各パラメーターを表示できる。表示は黒文字と白文字を選択できる。


黒文字 白文字

●メニュー画面


メニュー形態はD3と同じ アクティブD-ライティングには、D3に無かった「オート」と「より強め」が加わった

最大画像サイズは6,048×4,032ピクセルになった 撮像範囲はD3と同様にFXフォーマット、DXフォーマット、5:4から選択できる

DXフォーマットレンズを装着した場合に、自動クロップが可能

ベース感度はISO100。拡張設定でISO50相当(Lo 1)まで下げることができる 最高感度はISO1600。拡張設定で最大ISO6400相当(Hi 2)も使用可能

ピクチャーコントロールを備える ヴィネットコントロールもD3と同様に設定できる

レンズごとのAF微調整も可能

D3(右)との比較



機種名ロゴの比較。“X”を追加したため、D3に比べるとフォントは小さくなった


URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  製品情報
  http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d3x/

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本誌:武石 修

2008/12/08 00:05
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