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【新製品レビュー】キヤノン「IXY DIGITAL 920 IS」

~幅広く勧められる定番広角モデル
Reported by 奥川浩彦

 キヤノンから「IXY DIGITAL 920 IS」が発売された。2007年9月発売の「IXY DIGITAL 910 IS」の後継モデルで、現行のIXY DIGITALシリーズでは唯一、広角28mmからのズームレンズを搭載機する。

 前機種からの主な変更点は、ズーム比を3.8倍から4倍に、有効が素数を800万画素から1,000万画素に、液晶モニターを「クリアライブ液晶」から「クリアライブ液晶II」に、映像エンジンをDIGIC IIIからDIGIC 4へとそれぞれ強化されている。


すっきりしたボディ背面

 本体デザインも変化した。前面のふくらみがなくなり、背面がフラットになったことで、奥行きが2mmほど薄くなっている。また、グリップ部分のデザインに曲線を採用したことで、前面側の指はホールドしやすくなった感じだ。逆に背面側は、910 ISにあった液晶モニターと操作部の段差がなくなり、段差に親指を引っかける持ち方ができなくなった。そのため筆者には、親指の置き場がない印象を受けた。

 背面の操作ボタンは大きくなり、全体がフラットで洗練された感じがする。ただし筆者が持つと指が液晶モニターにはみ出してしまい、モニターの右肩部分だけ指脂で汚れがちなのが気になった。




 カラーバリエーションはシルバーに加えて、高級感あるゴールドが選べるようになった。筆者宅に転がってるコンパクトデジカメがシルバー系ばかりなので、中学3年の息子は一目見て「この色はカッコイイ」と言っていた。子どもにもウケはよかったが、大人が持つ道具としてもいい仕上がりになっていると思う。

 レンズは焦点距離28~112mm相当、F2.8~5.8の光学4倍ズーム。望遠端の焦点距離が前モデルの105mm相当から若干拡張されている。光学ズームのステップは10段で、35mm判換算だと28 / 33 / 39 / 45 / 52 / 60 / 70 / 83 / 96 /112mmとなっている。

 CCDは有効1,000万画素に高画素化されると同時に、サイズも1/2.5型から1/2.3型と若干大きくなった。手ブレ補正はレンズシフト方式。マクロモードでの最短撮影距離は、広角端2cm、望遠端30cmで、従来機より広角端の最短撮影距離が1cm縮まっている。

 液晶モニターの3型約23万ドットというスペックは変わらないが、従来の「クリアライブ液晶」から、「クリアライブ液晶II」となり、コントラスト比が正面約1.5倍、斜め約10倍に向上したとされている。実際に手をかざして高いアングルから撮影してみても、視野角が広いためモニターは見やすく感じた。


バッテリーおよびメディア室 同梱品一式

 EOS 50Dなどと同様、映像エンジンには最新のDIGIC 4が搭載されているのも特徴だ。DIGIC 4の搭載により、ノイズリダクションの強化、顔認識の向上に加え、「暗部補正」、「サーボAF」、「動画のH.264コーデック」などが新機能として追加された。これらの機能は後ほどそれぞれ評価してみたい。

 付属品は従来機と同じ構成となっている。記録メディアは従来通り、SDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus、HC MMCplusに対応。バッテリーも従来機と同じ「NB-5L」。撮影可能枚数は、910 ISの約270枚から、約310枚に増加している。実際に撮影してみると、ストロボなしで1,000枚近く撮影できた。満充電すれば、泊まりがけの旅行でもバッテリーを心配することはないだろう。


実用的になったコントロールホイール

イージーダイレクトボタンに様々な機能が割り当てられる

 まず操作面からみていこう。基本的な操作はキヤノンのコンパクトデジタルカメラ共通のもので、わかりやすく、動作もキビキビしていて気持ちいい。新機能の追加により所々メニューに変更された部分はあるが、IXY DIGITALユーザーであれば取説なしでも使えるだろう。

 従来機同様、イージーダイレクトボタンに機能の割付が可能で、筆者は露出補正を割り当てている。不満を感じるのはブラケット撮影機能がないことだが、露出補正の下層メニューでもいいので加えて欲しい機能だ。

 改善を感じたのは、十字ボタン周囲にあるコントロールホイールだ。910 ISは「タッチホイール」という名称で、外周のリング部分をそっと撫でるように回す方式だった。そのためもあり、操作には慣れが必要。一方、920 ISのコントロールホイールは、凹凸のあるリングを実際に回転させる方式。クリック感もしっかりしていて使いやすい。2代前の春モデル「IXY DIGITAL 820 IS」のホイールにも似ているが、当時はクリック感と実際のワンステップの操作が一致していなかった。その点も改善され、ようやく実用的なホイール操作が可能になったと感じる。4方向ボタンとしての操作も可能で、慣れと好みで使い分けすればいいだろう。


DIGIC 4による新機能が充実

 代表的な新機能を見ていこう。まずは「暗部補正」だ。逆光やストロボ光が届かなかった場合に有効とされる機能になる。設定するには撮影メニューの「暗部補正」で「自動」を選んでおく。逆行だけでなく、順光でも影などの暗部が持ち上げられる。

 暗部補正は撮影後にも補正することが可能だ。その場合は、自動、弱、中、強が選択できる。補正した画像は上書き保存、または新規画像として保存可能だ。


撮影時の暗部補正は「切」と「自動」が選択できる サーボAFはAiAF以外で選択可能

 次は「サーボAF」。フェイスキャッチテクノロジーと連動すれば自動的にピントが顔を追尾する機能だ。AFフレームを中央1点に設定すれば、顔以外でもサーボAFは有効となる。通常、AFフレームの表示は白でピントが合うと緑に変わるが、サーボAFにすると常に青になる。サーボAFを使用すると、シャッターボタンが半押しの状態でAFが連続的に作動する。レンズからチッチッチッと動作音がすることでも、フォーカシングが連続していることが確認できる。

 すぐ近くで動き回る被写体と言えば、やはり幼児であろう。被写体までの距離が近くなればピンボケすることも多い。撮影シーンは人それぞれだが、サーボAFはフェイスキャッチテクノロジーと連動させて子どもを撮るときに真価を発揮するだろう。

 従来、IXY DIGITALシリーズの動画ファイルはAVI形式だったが、920 ISからH.264コーデックによるMOV形式に変わった。これにより、ファイルサイズにして約60%の容量低減が見込めるという。

 動画の最大記録解像度は640×480ピクセル/30fpsで従来と変更はない。ほぼ同じ場所で録った910 ISの動画が15秒で2万8,524KB、920 ISが13秒で1万6,865KBなので、厳密な比較ではないが、約68%となっている。画質的にはほとんど差は見られない。

 筆者はデジカメの動画機能をそれなりに重視している。動画専用機であるカムコーダーと比較すれば、撮影中のズームやAFなど劣る面はあるが、静止画の補間としては大変便利な機能だ。例えば動物園で、ジャンプするペンギンや木から木へ動き回る猿を静止画で撮るのは難しい。また、目の細かい金網越しの撮影の場合、静止画だと金網が気になるが、動画だと意外に気にならない。12月発売の「PowerShot SX1 IS」では1,920×1,080ピクセルのフルHD映像が録れるようになるので、今後IXY DIGITALシリーズでも対応してくれることを期待したい。


正面の文字は縦位置を基準にデザインされている
 DIGIC 4により顔認識(フェイスキャッチテクノロジー)も進化している。検出精度、検出速度、追尾精度、追尾速度が向上し、横顔での認識率もアップしたという。また、従来のAF(ピント)、AE(明るさ)、FE(ストロボ)に加えて、ホワイトバランスも顔にあわせて最適化されるようになった。従来機でも特に不満を感じることはなかったが、より完成度が上がっている。

 さらに顔認識を使った新機能として、「顔セルフタイマー」が搭載された。セルフタイマーの待ち状態で、フレーム内に人(顔)が増えるとセルフタイマーが始動し、2秒後に撮影する機能だ。1人の場合でも反応してくれるし、撮影枚数の指定も1~10枚までできる。他人がフレームに入っても、認識してしまうので、活用が難しいケースも出てくるが、顔の表情(笑顔)に反応するよりは、使い勝手は良いと感じた。

 画質面では、高感度画質が向上したのが大きい。前モデルより約1 段ほどノイズが少なく感じられる。DIGIC 4の恩恵なのだろう。また、従来機でマイカラー設定で濃い目のカラー(あざやかブルーなど)を選択すると、青空にノイズが目立ったが、これも低減されている。

 28mmレンズを搭載しているとあって、広角端の描写が気になるところだが、歪曲収差がみられるのと、四隅の描写が甘くなるのが残念だ。オートホワイトバランスの精度の高さは相変わらず。オートのまま、あらゆるシーンで安心して使えるだろう。


まとめ

 広角28mmに対応したIXY DIGITALシリーズとして、900 IS、910 ISに続く3代目となる920 ISだが、スペックで見るとマイナーチェンジモデルとも受け取られかねない。しかし、高感度ノイズの減少、動画形式の変化、サーボAFの追加など、内部的には変化を感じる製品になっている。

 お薦めしたいのは、子どもを撮りたいユーザーだ。サーボAFとフェイスキャッチテクノロジーの組み合わせ、高感度ノイズの減少により、至近距離でピンボケの発生しやすい状況、予測できない子どもの動き、室内で高感度に設定といったシーンでは恩恵を感じると思う。

 レンズに関しては少々不満はあるが、Lプリントならルーペで拡大して見なければ気づかない程度のアラといえる。ボディはやや大柄な感はあるが、高級感はある。シリーズを通して定評のある操作性、AF速度、ホワイトバランスなどは継承されていて、多くの人が安心して使えるデジカメと言えるだろう。


 

●作例

  • サムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像を別ウィンドウで表示します。


暗部補正

 設定を弱、中、強と変えていくと徐々に明るくなっていく。この画像では自動より弱の方が強めに補正がかかっているが、元画像によって結果は異なってくる。おそらく内部処理としては暗部から中間調のトーンカーブを変化させているのだろう。今回の例はともかく、輝度差が大きいときなど、役に立つケースがあるはずだ。撮影後に補正できるので、普段は0EVで撮って、暗いなと思ったら後から補正してみるといいだろう。

共通データ: IXY DIGITAL 920 IS / 2,736×3,648 / 1/125秒 / F5 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 14.8mm


自動(撮影時に適用) 自動(撮影後に適用)

弱(撮影後に適用) 中(撮影後に適用) 強(撮影後に適用)

サーボAF

 結果からいうと、ある程度距離の離れた被写体ではサーボAFによる差は感じられなかった。元々コンパクトデジカメは撮像素子が小さく、レンズの開放値が暗いので、被写界深度が深い。この距離だと、サーボAFは「切」でも「入」えもピントに大差はなかった。

 ただし撮影ポイントに電車が来た瞬間にシャッターボタンを全押しして撮影するシングルAFよりは、被写体が近付いてくるまで半押しの状態で待てるサーボAFの方が、精神的には楽に撮れる。


サーボAF:切
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.1MB / 2,736×3,648 / 1/500秒 / F5.8 / 0EV / ISO400 / WB: / 20mm
サーボAF:入
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.9MB / 2,736×3,648 / 1/400秒 / F5.8 / 0EV / ISO400 / WB: / 20mm

H.264ムービー

  • 画像をクリックすると動画をダウンロードします。
  • 再生環境などの問い合わせには対応いたしません。ご了承ください。
13秒で約16.5MB。確かに910 ISよりファイルサイズが小さくなった
H.264 / MOV / 16.5MB / 640×480ピクセル / 30fps
飛び回るペンギンを静止画で撮るのは一眼レフでも難しいが、動画なら比較的簡単に記録できる
H.264 / MOV / 22.5MB / 640×480ピクセル / 30fps
被写体が動くせいか、金網越しでもそれほど気にならないのは動画の利点だ
H.264 / MOV / 26.8MB / 640×480ピクセル / 30fps


ISO感度

 DIGIC 4により、ノイズリダクションの強化も図られている。910 ISと比較すると、高感度画質は約1段分の向上がみられた。

 最高感度のISO3200は、特定のシーンモードでしか使えず、解像度は1,600×1,200ピクセルとなる。オートに設定するとISO400まで、高感度オートではISO800まで自動的に設定される。


ISO80
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.1MB / 3,648×2,736 / 1/1.2秒 / F3.2 / 0EV / WB:オート / 6.9mm
ISO100
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.3MB / 3,648×2,736 / 1/1.7秒 / F3.2 / 0EV / WB:オート / 6.9mm
ISO200
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.6MB / 3,648×2,736 / 1/3秒 / F3.2 / 0EV / WB:オート / 6.9mm

ISO400
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.4MB / 3,648×2,736 / 1/6秒 / F3.2 / 0EV / WB:オート / 6.9mm
ISO800
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.7MB / 3,648×2,736 / 1/13秒 / F3.2 / 0EV / WB:オート / 6.9mm
ISO1600
IXY DIGITAL 920 IS / 約5.0MB / 3,648×2,736 / 1/25秒 / F3.2 / 0EV / WB:オート / 6.9mm

ISO3200
IXY DIGITAL 920 IS / 約729K / 1,600×1,200 / 1/50秒 / F3.2 / 0EV / WB:オート / 6.9mm

歪曲収差

 広角端での描写は少々気になる。程度としては少ない方だが、タル型の歪曲収差が見られたり、周辺部では解像力が落ち甘くなる。さらに、筆者が試用した個体では、広角側では右側に片ボケの傾向が見られた。


広角端
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.1MB / 3,648×2,736 / 1/200秒 / F2.8 / -0.3EV / ISO100 / WB:オート / 5mm
望遠端
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.7MB / 3,648×2,736 / 1/50秒 / F5.8 / -0.3EV / ISO100 / WB:オート / 20mm

画角

広角端
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.1MB / 3,648×2,736 / 1/200秒 / F2.8 / -0.3EV / ISO100 / WB:オート / 5mm
望遠端
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.8MB / 3,648×2,736 / 1/1,000秒 / F5.8 / -0.3EV / ISO100 / WB:オート / 20mm

マイカラー

 今回は天候に恵まれなかったので、真っ青な青空を撮る機会がなかったが、DIGIC IIIで気になった青空のザラつきが、DIGIC 4では少なくなったようだ。色調の好みは人それぞれなので、シーンに応じて使い分ければいいだろう。

共通データ:IXY DIGITAL 920 IS / 3,648×2,736 / 1/400秒 / F7.1 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 8.1mm


くっきりカラー ポジフィルムカラー

あざやかブルー

共通データ:IXY DIGITAL 920 IS / 2,736×3,648 / 1/200秒 / F5.6 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 5mm


くっきりカラー ポジフィルムカラー

あざやかブルー

ホワイトバランス

 いつも撮影しているシーフードサラダは、ほんのり電球色の照明を残して、見た感じに近い色合いとなっている。この撮影では手ブレ補正のチェックも兼ねているが、シャッター速度1/8秒で5枚連写して1枚もブレはなかった。


オート
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.3MB / 3,648×2,736 / 1/8秒 / F2.8 / 0EV / ISO80 / 5mm
太陽光
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.8MB / 3,648×2,736 / 1/10秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / 5mm
電球
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.4MB / 3,648×2,736 / 1/8秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / 5mm

蛍光灯
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.7MB / 3,648×2,736 / 1/10秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / 5mm

自由作例

出張のついでにクライマックスシリーズを観戦。コンパクトデジカメならいつも携帯できる
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.8MB / 3,648×2,736 / 1/25秒 / F3.2 / -1EV / ISO400 / WB:オート / 6.9mm
手ブレ補正のお陰でライトアップも手持ちで撮影できた
IXY DIGITAL 920 IS / 約5.4MB / 3,648×2,736 / 1/13秒 / F3.2 / -1EV / ISO200 / WB:オート / 6.0mm

トヨタ博物館。「豊田」をデザインしたトヨダAA型のエンブレム
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.1MB / 2,736×3,648 / 1/10秒 / F5.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 20mm
博物館に入ると最初に展示されているトヨダAA型
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.2MB / 3,648×2,736 / 1/8秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 5mm

エンブレムを手を伸ばして広角端でマクロ撮影
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.6MB / 2,736×3,648 / 1/20秒 / F2.8 / -1EV / ISO200 / WB:オート / 5mm
手ブレ補正と広角28mmは屋内の展示車の撮影で効果を発揮する
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.9MB / 3,648×2,736 / 1/2.5秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 5mm

一番のお気に入りはフガッティ。広角でグッと寄るとカッコイイ
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.9MB / 3,648×2,736 / 1/8秒 / F2.8 / -0.7EV / ISO200 / WB:オート / 5mm
日本を代表する名車、トヨタ2000GT
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.1MB / 3,648×2,736 / 1/15秒 / F3.2 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 6.9mm

2000GTのエンブレムをアップで撮影。もう少し背景をボカして撮りたかった
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.9MB / 2,736×3,648 / 1/13秒 / F5.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 20mm
現在50代の方が憧れたであろうセリカ
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.6MB / 3,648×2,736 / 1/13秒 / F3.2 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 6.9mm

トヨタ車以外も多数展示されている
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.5MB / 3,648×2,736 / 1/13秒 / F3.5 / -0.3EV / ISO200 / WB:オート / 8.1mm
コスモのフロントをストロボを使用して撮影
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.2MB / 3,648×2,736 / 1/60秒 / F5.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 20mm

ミゼットの運転席。股間のシフトレバー、V字のハンドル……運転してみたい
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.8MB / 2,736×3,648 / 1/25秒 / F3.5 / -0.3EV / ISO200 / WB:オート / 8.1mm
ヨン様、キム兄、たむけんのお店が入るサンシャイン栄の観覧車。手ブレ補正のお陰で手持ちで撮れる
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.1MB / 2,736×3,648 / 1/10秒 / F3.2 / -1.7EV / ISO100 / WB:オート / 6.9mm

手持ちでシャッター速度1/3秒。手ブレ補正のお陰で、何枚かに1枚は撮れたりする
IXY DIGITAL 920 IS / 約2.1MB / 2,736×3,648 / 1/3秒 / F2.8 / -1EV / ISO100 / WB:オート / 5mm
名港トリトンに行ったら、目の前ににっぽん丸。後10分早ければ橋とコラボで撮れた
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.3MB / 3,648×2,736 / 1/1,000秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 17.2mm

入港したにっぽん丸。巨大な被写体では広角28mmは便利だ
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.9MB / 2,736×3,648 / 1/320秒 / F6.3 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 6.0mm
逆光を露出補正しながら撮影。ブラケット機能が欲しい
IXY DIGITAL 920 IS / 約2.7MB / 2,736×3,648 / 1/1600秒 / F5.6 / -1EV / ISO100 / WB:オート / 5mm

動物園の撮影では4倍ズームは物足りない。セーフティズームを使用して撮影
IXY DIGITAL 920 IS / 約2.0MB / 2272x1704 / 1/40秒 / F5.8 / -0.3EV / ISO200 / WB:オート / 20mm
ガラスのすぐ前に来たので39mm相当で撮影。やや後ピンとなった。このあと吠えられ筆者は飛び退いた
IXY DIGITAL 920 IS / 約5.7MB / 2,736×3,648 / 1/125秒 / F3.2 / -0.3EV / ISO100 / WB:オート / 6.9mm

耳と尻尾を止めないのでキッズ&ペットに設定して撮影。シーンモードではISO250になることもある
IXY DIGITAL 920 IS / 約1.2MB / 1,600×1,200 / 1/60秒 / F5.8 / 0EV / ISO250 / WB:オート / 20mm
セーフティズームで撮影。天気が悪くISO400を使用
IXY DIGITAL 920 IS / 約1.9MB / 2272x1704 / 1/200秒 / F5.8 / -0.3EV / ISO400 / WB:オート / 20mm

天気が悪くシャッター速度が1/100秒に落ちたお陰で動きが出た。不幸中の幸いか
IXY DIGITAL 920 IS / 約5.0MB / 2,736×3,648 / 1/100秒 / F5.6 / -0.3EV / ISO200 / WB:オート / 17.2mm
距離が近かったのでフルサイズで撮影。縦に見える白い線は雨
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.5MB / 2,736×3,648 / 1/320秒 / F5.8 / -0.3EV / ISO200 / WB:オート / 20mm

セーフティズームの上限258mm相当。ISO400なので画質も粗い。LプリントしてみたらOKだった
IXY DIGITAL 920 IS / 約1.1MB / 1,200×1,600 / 1/200秒 / F5.8 / -0.3EV / ISO400 / WB:オート / 20mm
マクロを使用。直前まで寄れるのと手ブレ補正があるので花の撮影はしやすい
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.3MB / 2,736×3,648 / 1/60秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 5mm

距離が近いとピントが合った後、カメラが前後に動いてピンボケになることがある。サーボAFはこんな時も有効
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.4MB / 2,736×3,648 / 1/60秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 5mm
花などの色はホワイトバランス「オート」で無難に撮れる
IXY DIGITAL 920 IS / 約3.4MB / 2,736×3,648 / 1/60秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 5mm

AFフレームサイズ「小」で置きピンしてから撮影。この機能は便利だ
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.3MB / 2,736×3,648 / 1/40秒 / F5.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 20mm
これもAFフレームサイズ「小」を使用。ピント位置がカメラ任せにならないので安心
IXY DIGITAL 920 IS / 約4.0MB / 2,736×3,648 / 1/30秒 / F4.5 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 12.5mm


URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  製品情報
  http://cweb.canon.jp/camera/ixyd/920is/
  トヨタ博物館
  http://www.toyota.co.jp/Museum/index-j.html

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奥川浩彦
(おくがわひろひこ)1961年、名古屋生まれ。パソコン周辺機器メーカーのメルコ(現:バッファロー)で広報担当、2001年イーレッツの設立に参加。2006年、iPR(http://i-pr.jp)を設立し広報代理業とライター業で独立。写真を始めたのは学生時代にモータースポーツを撮りたかったから。キヤノンモータースポーツ写真展3年連続入選経験あり。鈴鹿で開催されたF1日本グランプリは87年から20年皆勤賞。http://okugawa.jp/menu/

2008/11/10 12:22
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