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写真で見るニコン「D90」

Reported by 編集部

レンズキットの「AF-S NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6 G ED VR」を装着したD90
 ニコンが19日に発売する「D90」を借用できたので、外観とメニューを中心とした記事を掲載したい。実写や詳細な使い勝手については、後日に掲載する予定だ。

 D90は、APS-Cサイズ相当の有効1,230万画素CMOSセンサーを採用するデジタル一眼レフカメラ。ニコンではミドルクラスと表現しており、同じくAPS-Cサイズの撮像素子を搭載する「D300」と「D60」の中間に位置する。店頭予想価格はボディのみで12万円前後の見込み。

 外観から受ける印象は、ほぼ前モデルの「D80」と同じもの。ただし、グリップ上部およびペンタ部にあしらわれた逆三角形の意匠は、昨年秋からの新モデル、D3、D300、D700、D60に共通するもの。小型ボディながら、グリップを握ったときに感じる密度の高さはD80と同じだ。

 機能的には、ライブビューの搭載と、HD動画記録への対応がトピックだろう。動画記録は、ライブビュー中にマルチセレクター中央のOKボタンを押すことで作動。スムーズに切り替る。

 ライブビュー時のAFはコントラストAFのみ。シャッターボタン半押しでAFが動作する。新レンズのAF-S NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6 G ED VRとの組み合わせでは、D300など以前のモデルよりAFが高速化した印象を受けた。

 ライブビュー専用のLVボタンを設けたのもニコン初の快挙といえる。D700ゆずりのinfoボタンも備えており、操作系に関してては、ラインナップの最先端を行くモデルだ。

 シャッター音はD80とほぼ同じ印象。D300などより静かで、それでいて節度のある動作感が伝わる。3型液晶モニターの品質はD3、D700、D300と同じで、大変見やすく感じた。





撮像素子は有効1,230万画素、APS-Cサイズ相当のCMOSセンサー ボディ上面の表示パネル。D80とはレイアウトが若干違う

モードダイヤル。D80にはない発光禁止モードのアイコンが見える 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード

D200以来の採用が続くEN-EL3eを電源に使用 ホットシュー。クリエイティブライティングシステムに対応

接眼目当てはD200やD80と同じDK-21を採用 接眼目当てを外したところ

ファインダー内。測距点は11点の菱形配置で、中央のみワイドフレームを選択できる

ボディ側面にスピーカーを装備。動画再生時に活躍する 前面にはマイクが。動画の音声はモノラルになる

D700と同じくCタイプのHDMI端子を装備。マイク端子はない GPSのGP-1をつなぐ端子。GP-1の発売時期は未定

ストロボはコマンダー機能に対応する 付属のストラップは、機種名のないシンプルなタイプ

メニュー


拡張設定での最高感度は、D80のISO3200からISO6400になった ピクチャーコントロールに「ポートレート」と「風景」が加わった

アクティブD-ライティングでは「オート」や「より強め」を設定可能 測距点は11点。AFエリアモードには3D-トラッキングも見られる

動画の記録サイズは3種類から選べる。HD以外は3:2になる 音声記録のON/OFFも設定できる

情報画面。画像は白地に黒文字のパターン 黒字に白文字。環境光に合わせて切り替る「オート」もある

情報画面の下部から、特定の設定メニューを呼び出せる。D700にもある機能だ 上位機と同じく、露出インジケーターの方向設定も可能

ファンクションボタンの機能(1画面目) 2画面目。D700から採用された「プラスRAW記録」も割当てられる

電源スイッチには情報画面の表示などを設定可能。D700からの機能だ イメージセンサークリーニングも搭載。動作タイミングを選べる

D80で好評だった画像編集機能。カメラ内RAW現像も可能だ Pictmotionがスライドショーから独立

記録した動画もカメラ内で再生できる 再生モードでのカレンダー表示も新機能だ

ライブビュー時の液晶モニター画面 OKボタンを押すと動画記録が始まる

D80(右)との比較







AF-S NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6 G ED VR

 D90のキットレンズとしてDXレンズラインナップに加わるのが、AF-S NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6 G ED VR。手ブレ補正を備えた軽量の標準ズームレンズだ。単体での価格は6万8,250円。

 同じVRレンズでも、AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6 G ED VRでは望遠単が物足りない、AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6 G (IF)では大きくて重すぎるといった向きにはぴったりのレンズだろう。




広角端 望遠端


URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  製品情報
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/08/27/9083.html

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編集部

2008/09/02 01:32
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