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【新製品レビュー】ソニー「α700」

~αファン待望の中級デジタル一眼レフカメラ
Reported by 吉住 志穂

α700とキットレンズのDT 16-105mm F3.5-5.6
 α100から約1年、ファン待望の「α700」が発売されました。α100は、1,020万画素CCD、ゴミ対策機構、ボディ内手ブレ補正といった流行の機能を網羅して話題を呼びましたが、エントリークラスという位置付けのため、銀塩カメラからの熱心なαファンには物足りない部分があったと思います。

 一方、上級機となるα700では、いろいろなところがハイアマチュア向けに格上げされ、さらにα100にはない新機能を搭載。APS-Cサイズの1,224万画素CMOSセンサー、ボディ内手ブレ補正機構、マグネシウム合金製の防塵防滴ボディ、3型の大きな液晶モニター、細かいカスタマイズ機能など、他社でいうミドルクラスにふさわしい装備と使い心地を備えています。

 実勢価格はボディのみで18万円弱、「DT 16-105mm F3.5-5.6」が付属するレンズキットで22万5,000円前後です。ほかにも「Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA」とのセットも限定で発売されています。


多彩なカスタマイズ機能

 本体で目を惹くのが、αの特徴だったツインダイヤルが省略されたことでしょう。ボディ上面のダイヤルは左手側のモードダイヤルだけになりました。このモードダイヤルからは、P、A、S、Mに加えて、「ポートレートモード」や「風景モード」などのシーンセレクションが選べます。

 さらにモードダイヤルには、28項目の組み合わせを登録できる「MR」もあります。MRに登録できるのは、ホワイトバランスや露出補正といった基本的な項目から、ISOオートの上限・下限、フォーカス/レリーズ優先といった細かいものまで。計3セットを登録できるので、被写体やシーンにあわせて切り替える使い方がおすすめです。


ISOボタンなどシャッターボタン周り モードダイヤル。「MR」はユーザー登録モード

MRを呼び出したところ。3つまで登録できる

 ダイヤルがなくなったボディ上面の右手側には、ISOボタン、露出補正ボタン、DRIVEボタンが並びます。ボタンの間隔が広く、慣れればファインダーを覗きながらの操作も簡単です。

 グリップセンサーの復活もファンには気になるところでしょう。α-7 DIGITALからのαデジタルは、ファインダーに眼を近づけるとAFが動作する「アイスタートAF」を装備しています。シャッターボタンを半押しする前にAFが始まるので便利な機能ですが、ストラップでカメラをぶら下げている間、勝手にAFが動いて困ることがあります。しかしグリップセンサーを搭載するα700では、グリップを握らないとアイスタートAFが働かないよう設定できます。銀塩一眼レフカメラのα-9やα-7に戻った、といえばαファンにわかりやすいかもしれません。


ファインダー下には引き続きアイセンサーを搭載 グリップ下部の縦長の部品がグリップセンサー

 背面で特徴的なのが、3型の液晶モニターです。大きさはもちろん、約92.1万画素の緻密な表示と色再現が素晴らしく、今までの液晶モニターとは別格に感じます。反射の写り込みが少ないのも特徴で、日中で比較的見やすいのも特徴でしょう。撮影設定をまとめて表示する「ナビゲーションディスプレイ」も健在です。ディスプレイが大きくなったことで、さらに視認性が高まりました。縦位置にすると90度回転するのもα100から受け継がれています。

 ジョイスティックのようなマルチセレクターもα700の特徴。押し込むと決定になります。マルチセレクターの操作感は好みの分かれるところ。良く使う部分なので、店頭で試してみてください。また、マルチセレクターと後ダイヤルの組み合わせにより、ナビゲーションディスプレイ上で設定を変更できるようになりました。ソニーではこれを「クイックナビゲーション」と呼んでいます。オリンパスの「スーパーコンパネ」に近いインターフェイスで、慣れればとてもスピーディーに操作できます。

 そのほか外観では、C(カスタム)ボタンがα700独自の装備です。AFロック、ISO感度、調光補正などの15機能から1つを割り当てることで、ダイレクトにメニューを呼び出せます。再生時に押すとヒストグラム表示になり、これが結構便利です。


液晶モニターは92.1万画素の3型 集中配置されたマルチセレクター、Cボタン、Fnボタン。左側には手ブレ補正スイッチが健在

Fnボタンを押してマルチセレクターを動かすと、クイックナビ画面でカーソルが移動。そのままダイヤルで値を変更できる
マルチセレクターを押し込むと、機能別の設定画面を表示。写真はISO感度メニューを表示させたところ

クイックナビ画面は2種類を選択可能。こちらは文字が大きなシンプル表示の例

Cボタンにも機能を15機能から1つを割り当てられる 例えば調光補正を割り当てると、Cボタン1つで設定画面になる

 良く使う機能の組み合わせ設定をMRに登録し、MRでカバーできない機能をCボタンに割り当てる。さらに個別の機能変更が必要な場合は、クイックナビゲーションを利用する。ISOやホワイトバランスのダイレクトボタンもあるので、自分に合わせた操作性を追求できるのではないでしょうか。

 もうひとつ、α100になかったボタンにAF/MFボタンがあります。押している間MFになるボタンで、AF後、即MFに切り替えたい場合は、マウント右下のフォーカスモードレバーを使うより便利です。αレンズでMFを多用する私にとって、お気に入りのボタンのひとつです。


マルチセレクターの上にAF/MF切り替えボタンを装備。カメラを構えたまま切り替えられるので便利だ バッテリーはNP-FM500H。α100でも利用可能。撮影可能枚数は約650枚

CFとメモリースティックデュオのダブルスロットを搭載。CFはUDMAに対応する メディアの切替はメニューから行なう

クリアで見やすいファインダー

 ファインダーはガラスペンタブリズムで、倍率は約0.9倍、視野率は約95%。もともとα100やコニカミノルタの「α-7 DIGITAL」は、スフェリカルアキュートマットによるピントの見やすさに定評がありました。α700にもその良さは継承され、明るく、それでいてピントの山がわかりやすいのがうれしいところ。MFでピントが合わせやすく、マクロ撮影で重宝しています。

 ファインダー四隅の横線は、新機能の16:9撮影のガイド線です。また、スクリーン交換にも対応しており、標準マットのほかに、大口径レンズ用や方眼マットが選べます。


ガラスペンタプリズムの約0.9倍ファインダーを採用
ファインダー内。測距点は11点で中央がデュアルクロス

マウント斜め下にフォーカスモードレバーを装備 AF-AをDMFに置き換えることもできる

 AFは測距エリア11点の新開発センサー。α100から左右方向に測距点が広がりました。また、中央のみ縦横それぞれ2つのセンサーをクロス配置しています。精度は申し分なく、速度もα100からかなり高速化した印象です。公称では1.7倍速くなったといいます。

 フォーカスモードの切替は、マウント右下のフォーカスモードレバーで行ないます。もう少しつまみ部分が大きくても良かったと思いますが、勝手に動くことがないのは安心。AF-S、AF-C、MFに加えて、中級機としては少数派のAF-A(AF-S、AF-Aの自動切替)も装備。シーンセレクションの存在といい、ハイアマチュアだけでなく、初心者層が使っても問題ないようにとの配慮がうかがえます。

 なおAF-Aを必要としない場合は、DMF(ダイレクトマニュアルフォーカス)を割り当てることも可能です。AFでピントを合わせた後にMFで微調整できるモードで、αファンならおなじみでしょう。DMFを使うと測距点を移動させたり、AFロックを行なうより便利なときがあるので、特にマクロ撮影で多用しています。


「これでもか」というほど多彩な絵作り

 画質のキモとなる撮像素子は、APS-Cサイズ相当の有効1,224万画素CMOSセンサー。デジタルデータへの変換をセンサー内で行なう「オンチップ・カラムAD変換」と、アナログ区間とデジタル変換後の両方でノイズリダクションを行なう「デュアルノイズリダクション」が特徴です。

 さらに映像データは、画像処理エンジン「BIONZ」(ビオンズ)で処理されます。BIONZもα100から大幅に強化されたとのことで、画質のブラッシュアップはもちろん、連写速度がα100の3枚/秒から5枚/秒に高速化したのもBIONZの働きによるものです。


新開発の「Exmore」CMOSセンサー
画像処理エンジン「BIONZ」

 画質はα100に比べて、さらに階調が豊かになった印象を受けます。α100でも原色のクリアさが好印象でしたが、α700ではさらに淡い色調の繊細さが気に入りました。また、センサーのノイズリダクションが効いているのか、α100よりかなり高感度ノイズが減っています。ノイズをどこまで許せるかは、被写体や個人の好みで変わることでしょう。私の場合はISO800まで常用できそうです。

 ソニーαを語る上で外せないのが、「Dレンジオプティマイザー」です。説明書には「撮影シーンを分析し、自動補正を行なって画質を向上させる」とありますが、簡単にいうとハイライトはそのままに、シャドウを持ち上げて明るくする機能になります。α100でも使えましたが、α700では「これでもか」というほど高機能になりました。

 選択できるのは「スタンダード」と「アドバンスオート」に加え、アドバンスレベル1~5、そしてOFFの8種類。さらにブラケットの一種として、「DROアドバンスブラケット」が存在します。DROアドバンスブラケットには「Lo3」と「Hi3」があるので、計10種類になります。


Dレンジオプティマイザー。アドバンスレベル設定で好みの補正を探れるようになりました
 この機能は夜景や逆光で使うと、まるで補助光を使ったかのように、シャドウが浮き上がります。スタンダードとアドバンスしかなかったα100では、効果があまりはっきりしないシーンがありましたが、α700ではアドバンスレベルを手動で設定できるようになったので、積極的に作画にいかせそうです。

 ただし、夜景などでアドバンスレベルを高くすると、低感度で撮影してもノイズが目立つようになります。ほどほどで抑えておくのがコツでしょう。また、種類が多いので難しく感じますが、基本的にはアドバンスオートを選択しておけば、おおむね良い結果になります。さらに暗部を明るくしたければ、アドバンスレベルを低い方から順番に試すと良いでしょう。

 Dレンジオプティマイザーとともに、新機能として搭載されたのが「クリエイティブスタイル」です。これはいわゆる「仕上がり設定」などに相当する機能で、「スタンダード」、「ビビッド」、「Adobe RGB」が基本スタイルとして用意され、そのほか3つのスタイルボックスに、「クリア」、「ディープ」、「ライト」、「ポートレート」、「風景」、「夕景」、「夜景」、「紅葉」、「白黒」、「セピア」を登録可能。しかも各クリエイティブスタイルをもとに、コントラスト、彩度、シャープネス、明度、ゾーン選択を調整できます。


クリエイティブスタイルの選択画面
スタイルごとに、さらに細かい調整が可能です

 Dレンジオプティマイザー、クリエイティブスタイル、さらにコニカミノルタ時代からのCCフィルターを組み合わせることで、かなり細かく自分好みの作画が楽しめます。JPEG派の人なら、これらを追求するのも面白いでしょう。ただし操作が大変なので、MRやCボタンへの登録機能を活用することが決め手になります。

 また、今回からRAW現像時にDレンジオプティマイザーをかけられるようになりました。とりあえずアンダー目に撮っておいて、後からDレンジオプティマイザーで補正することが可能です。ただしオフ、オート、マニュアルの3種類だけなので、結果的にはマニュアルで自分で追い込むスタイルになります。


手ブレ補正が性能アップ

縦位置グリップ「VG-C70AM」(3万6,750円)を装備したところ
 ボディ内手ブレ補正の補正段数が向上したことも、α700の目玉といえます。α100の約2.5~3.5段分に対し、約2.5~4段分になったとのこと。「70-200mm F2.8 G」、「135mm F2.8 [T4.5] STF」、「Planar T* 85mm F1.4 ZA」など、αレンズには魅力的な望遠レンズがあります。今回も「Sonnar T* 135mm F1.8 ZA」を使ったのですが、手ブレ補正はもちろん、ボディが大きくなったことにより、α100よりバランスが良くて使いやすく感じました。

 そのほか、α700ではパーセントでバッテリー残量を表します。刻々と沈みゆく夕日を撮るとき、3~4段程度のバーグラフでは、このままバッテリーを交換せずに日没まで撮り続けられるかの判断に頭を悩ませることがあります。残量表示が数値でわかるα700のバッテリーは、指針としてとても役立ちます。

 また、高機能な縦位置グリップが用意されていることや、シンクロターミナルの搭載、UDMA対応CFスロット、最高シャッター速度1/8,000秒など、上位機種にふさわしい機能に魅力を感じる人もいるでしょう。

 また、添付ソフトに「Image Data Lightbox SR」という画像管理ソフトが加わりました。同じく添付の現像ソフト「Image Data Conveter SR ver.2」とは別のソフトで、HDD内の写真をカタログ化し、★印によるレーティングなどが行なえます。JPEGのほか、もちろんα700のRAWデータに対応。4画面までの同時拡大ができるなど、添付ソフトとしては高機能です。


添付ソフトのImage Data Lightbox SRで、4画像の同時拡大を実行したところ。拡大したまま同期させてのスクロールも行なえる

まとめ


 ボディ性能をはじめ、ファインダー、メニュー、高感度など、α100から大幅に使いやすさがアップした印象です。グリップも握りやすく、ようやくカールツァイスやGレンズなどの大柄なレンズに見合うボディが出たといったところでしょうか。

 特にカスタマイズについては、これまで触れたCボタンやMRのほかにも、絞り優先AEのとき、前後どちらかのダイヤルのみで露出補正を行なう「ダイヤル露出補正」が重宝しています。前後ダイヤルの機能入れ替えもあるので、他社のボディとの併用もある程度容易でしょう。

 中級機にふさわしい使い勝手を備えたα700ですが、三脚を多用する私としては、ぜひともライブビューに対応して欲しかったところ。また、せっかくダブルスロットなのに、CFとメモリースティックデュオ間で、RAWとJPEGの振り分け記録ができないのが残念です。また、メディアのある方に自動的に記録する機能もあれば良いなと思いました。

 最後になりましたが、中級機ながらボディ単体で約690gという軽さには拍手!! いくら高機能でも、ボディが重くて持ち出す意欲がなくなったり、使いたいレンズを一緒に持って行くのをあきらめるようでは本末転倒ですからね。


ハイビジョンテレビに接続するためのHDMI端子を装備。対応するブラビアにつなぐと、自動的にTV側の表示がフォトモードに切り替わります 高めにポップアップする内蔵ストロボ。ガイドナンバーは12

再生画面の例。撮影情報とともに、RGB別のヒストグラム表示が可能になりました
こちらも再生画面のひとつ。デジタル一眼レフでは珍しい表示レイアウトです

通常の非圧縮RAWとは別に、cRAW(圧縮RAW)が選べます。cRAWとJPEGの同時記録も可能

作例

  • 作例のリンク先のファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
  • 作例下の撮影データは、使用レンズ/記録解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離/クリエイティブスタイル/Dレンジオプティマイザーを表します。
  • 強調のため一部の項目を1行目に抜粋した場合もあります。


◆Dレンジオプティマイザー

 手動設定のアドバンスLv~の方が、オートより効きが強くなる傾向があります。ただしレベルを上げるとノイズが盛大に現れることがあるので、掛け過ぎは禁物です。


OFF
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1.6秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:タングステン / 45mm / スタンダード
スタンダード
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1.6秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:タングステン / 45mm / スタンダード

アドバンスオート
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1.6秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:タングステン / 45mm / スタンダード
アドバンスLv1
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1.6秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:タングステン / 45mm / スタンダード

アドバンスLv2
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1.6秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:タングステン / 45mm / スタンダード
アドバンスLv3
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1.6秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:タングステン / 45mm / スタンダード

アドバンスLv4
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1.6秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:タングステン / 45mm / スタンダード
アドバンスLv5
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1.6秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:タングステン / 45mm / スタンダード

◆クリエイティブスタイル

 迷うほど種類が多いクリエイティブスタイルですが、Cボタンやクイックナビから選択できるのは6種類まで。そのうち3種類を好きなものに置き換えられます。

 登録した各スタイルをベースに、さらにコントラストなどを細かく調整できます。JPEGを良く撮る人なら、研究する価値がある機能といえるでしょう。


スタンダード
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF
ビビッド
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF

ニュートラル
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF
Adobe RGB
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF

クリア
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF
ディープ
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF

ライト
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF
ポートレート
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF

風景
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF
夕景
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF

夜景
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF
紅葉
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF

白黒
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF
セピア
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:曇り / 40mm / OFF

◆ISO感度

 感度はISO100~3200まで。ISO6400は拡張設定になります。AUTOでは上限と下限を決めることも可能です。撮影シーンによりますが、ISO800までは普通に使える印象です。ISO1600からはディテールが柔らかくなります。風のあるときの撮影など、被写体ブレに強くなったのは素直にうれしい点ですね。


ISO100
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 6秒 / F8 / 0EV / WB:タングステン / 60mm / スタンダード / OFF
ISO200
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 3.2秒 / F8 / 0EV / WB:タングステン / 60mm / スタンダード / OFF

ISO400
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1.6秒 / F8 / 0EV / WB:タングステン / 60mm / スタンダード / OFF
ISO800
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 0.8秒 / F8 / 0EV / WB:タングステン / 60mm / スタンダード / OFF

ISO1600
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 0.4秒 / F8 / 0EV / WB:タングステン / 60mm / スタンダード / OFF
ISO3200
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/5秒 / F8 / 0EV / WB:タングステン / 60mm / スタンダード / OFF

ISO6400
DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/10秒 / F8 / 0EV / WB:タングステン / 60mm / スタンダード / OFF

◆作品

 今回使ったレンズは、α700とともに発売された「DT 16-105mm F3.5-5.6」を中心に、カールツァイスブランドの「Sonnar T* 135mm F1.8 ZA」、マクロレンズ「100mm F2.8 Macro」、望遠ズームレンズの「75-300mm F4.5-5.6」です。

 DT 16-105mm F3.5-5.6は、35mm判の焦点距離で24~157.5mm相当と使いやすい画角が特徴です。広角端が28mm相当ではなく、24mm相当からなので、より広角表現を活かした絵作りも広がります。さすがにSonnarやマクロに画質面でかないませんが、使いやすさは抜群に感じました。約0.23倍の近接撮影性能も魅力です。


75-300mm F4.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F6.3 / +2EV / ISO100 / WB:昼光 / 230mm / ビビッド / OFF 75-300mm F4.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/13秒 / F5.6 / +1.7EV / ISO100 / WB:曇り / 230mm / ビビッド / アドバンスオート

75-300mm F4.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/20秒 / F6.3 / +0.3EV / ISO100 / WB:昼光 / 200mm / ビビッド / OFF DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 0.4秒 / F8 / +1.3EV / ISO100 / WB:昼光 / 50mm / スタンダード / アドバンスオート

75-300mm F4.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/8秒 / F8 / -1EV / ISO100 / WB:昼光 / 200mm / スタンダード / アドバンスオート DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/15秒 / F10 / -0.3EV / ISO100 / WB:昼光 / 70mm / スタンダード / アドバンスオート

75-300mm F4.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/25秒 / F5.6 / +1EV / ISO100 / WB:昼光 / 300mm / スタンダード / アドバンスオート 75-300mm F4.5-5.6 / 4,272×2,848 / 1/25秒 / F5.6 / +0.3EV / ISO100 / WB:昼光 / 300mm / スタンダード / アドバンスオート

100mm F2.8 Macro / 4,272×2,848 / 1/100秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:日陰 / 100mm / スタンダード / スタンダード 100mm F2.8 Macro / 4,272×2,848 / 1/20秒 / F2.8 / +0.7EV / ISO100 / WB:曇り / 100mm / スタンダード / スタンダード

Sonnar T* 135mm F1.8 ZA / 4,272×2,848 / 1/2秒 / F1.8 / +1EV / ISO100 / WB:昼光 / 135mm / スタンダード / アドバンスLv3 Sonnar T* 135mm F1.8 ZA / 4,272×2,848 / 0.8秒 / F4 / -0.3EV / ISO100 / WB:昼光 / 135mm / スタンダード / アドバンスLv3

Sonnar T* 135mm F1.8 ZA / 4,272×2,848 / 1/10秒 / F1.8 / +0.3EV / ISO100 / WB:昼光 / 135mm / スタンダード / アドバンスLv5 Sonnar T* 135mm F1.8 ZA / 4,272×2,848 / 1/4秒 / F2.8 / +0.3EV / ISO100 / WB:オート / 135mm / スタンダード / アドバンスLv5

DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 4秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:タングステン / 28mm / スタンダード / OFF DT 16-105mm F3.5-5.6 / 4,272×2,848 / 3秒 / F13 / 0EV / ISO100 / WB:タングステン / 28mm / スタンダード / OFF


URL
  ソニー
  http://www.sony.co.jp/
  製品情報
  http://www.sony.jp/products/Consumer/dslr/products/body/DSLR-A700/
  ソニーα700関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2007/09/07/6998.html



吉住 志穂
(よしずみ しほ)1979年東京生まれ。日本写真芸術専門学校卒業後、竹内敏信事務所に入社。 2005年4月に独立。自然の「こころ」をテーマに、花や風景の作品を撮り続けている。「デジタルフォト」や「日本フォトコンテスト」で連載中。日本自然科学写真協会(SSP)会員。http://www.geocities.jp/shihoyoshizumi/

2007/12/21 00:09
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