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【新製品レビュー】オリンパス「E-3」

〜Eシリーズフラッグシップにふさわしいクオリティ
Reported by 北村 智史

 オリンパスEシリーズ第2章のトリを飾るフラッグシップ機。E-1発売から4年と少々。待たされたファンの期待を裏切らないだけのカメラに仕上がっている。

 同時発表の新レンズ「ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4 SWD」との組み合わせで買う人が多いと思うが、レンズキットの設定はない。ボディ単体の実売価格は、大手量販店の通販サイトで約20万円。ED 12-60mm F2.8-4 SWDとセットで買うと約30万円である。


頑丈なボディに高機能を凝縮

 E-410が登場したときに、「ダブルズームキットを合計してもニコンD200のボディより軽い」というフレーズと何度も使ったが、本機はそのD200と20gしか違わない。ボディサイズにしても、幅は4.5mm小さいが、高さは3.5mm大きい。奥行きも0.5mm本機の方が大きかったりする。もちろん、この大きさと重さにはきちんとした理由があるわけだが、E-410やE-510の小ささ軽さを考えると、やっぱり釈然としないものがある。





 まあ、連写が速くなったことや、液晶モニターが可動式になったことのほか、ファインダー視野率と倍率が高くなったとか、AF性能がよくなったとかも、カメラが大きく重くなった要因である。さらに、オリンパスの生真面目さが災いして、本機のマグネシウム合金ボディは、踏んでも壊れないぐらいに頑丈になった。もちろん、防塵・防滴性もばっちりだ。


有効1,010万画素の4/3型ハイスピードLive MOSセンサー。もちろん、SSWFによるダストリダクション機能を備える オートホワイトバランス用の外光センサーを搭載

左手側肩のボタン。押しながらメインダイヤル(親指側)を回すとストロボ発光モード、露出モード、AFモードの切り替え。サブダイヤル(人差し指側)を回すと調光補正、ドライブモード、測光モードの切り替えとなる 上面の表示パネルは照明付き。ホワイトバランスボタン、露出補正ボタン、感度ボタンが並んでいるが、露出補正ボタンだけ形が違うのは誤操作を起こさないようにという配慮

背面右手側肩の「AFターゲット(測距点)」ボタンと「Fn」ボタンは取り付けられている面が上向きで押しづらい 十字キーは少し斜めにして押しやすくしてある。右手で再生ボタンが押せるのは個人的には便利だと思う。「IS」ボタンはモックアップのときは「Fn」ボタンだった

液晶モニター下部のボタン。左から消去、情報表示、メニュー、ライブビューのボタン。ライブビューボタンはカメラを構えたままだと指が届かない エプロン部脇のプレビューボタン。押したままダイヤルを回すと絞りが変えられる。絞り込んだ状態で、絞りによる被写界深度の違いを見られて便利

シャッターボタンの下にあるのがサブダイヤル
親指側がメインダイヤル。液晶モニターの角が面取りしてあるのは、指が痛くならないようにとの配慮

内蔵ストロボは発光部の位置がかなり高くなる。ED 12-60mm F2.8-4 SWDの広角端でもフードを外せば撮影距離0.5mぐらいまではケラレはない
電源はE-510と共通。容量は1,500mAhで、CIPA基準で約610枚撮れる

記録メディアはCFカードとxDカードのデュアルスロット

大きなファインダーと高速なAF

 従来のEシリーズに比べて、一番変わったのがAFとファインダーだ。

 これまでEシリーズは旧態然とした中央クロスの3点測距だったのが、E-3ではいきなり全点クロス、千鳥配置のデュアル11点測距。測距可能な輝度の低いほうがEVマイナス2というのはAF一眼レフ史上初だと思う。AFセンサー自体もすごいが、ソフト面の進化もすごい。「オリンパスの何が変わったんだ?」と言いたくなるぐらいに速いのである。

 お借りしたED 12-60mm F2.8-4 SWDとZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDに搭載されたSWD(スーパーソニックウェーブドライブ)は、従来の超音波モーターのイメージとは違ってあまり静かとは言えないが、スピードはあきれるぐらいに速い。精度面でも十分に満足できる結果が得られた。

 ただ、「親指AF」でコンティニュアスAFのときに、いったん合焦しないとAF駆動が継続してしまうクセは残っている(ボタンから指を離しても、しばらくAF駆動が止まらないことがある)。それほど多くはないと思うが、「親指AF+コンティニュアスAF」のユーザーは要注意である。

 さて、測距点の選択は背面右手側肩にあるAFターゲットボタン(測距点選択ボタン)を押して十字キーまたはダイヤルで行なう。ボタンが上向きの面にあるせいでファインダーをのぞきながらでは押しづらく感じる。また、十字キーなどの単独操作でダイレクトに測距点を切り替える機能はない。ニコンのD200などは十字キーだけで測距点を切り替えられる(ボタン操作なしでいいので素早く選択できて快適)ので、本機にもとり入れてもらいたいと思う。


AFターゲットボタンを押しながらサブダイヤルを回すとモードの変更。オールターゲットAF(11点自動選択)、シングルターゲットAF(1点)のほか、4ないし5点のグループで測距を行なうダイナミックシングルターゲットAFが選べる AFターゲットのサイズは「標準」はファインダー上のフレームより大きいが、「小」にするとフレーム内だけでピント合わせを行なうようになる

「AEL/AFLモード」の設定画面。「mode 3」は半押しAEロックありの「親指AF」。ただし、C-AF(コンティニュアスAF)のときはAEL/AFLボタンから指を離したあともAF駆動を引きずる傾向は相変わらずだ

 一方のファインダーは、視野率100%のプロスペックはE-1と同じだが、倍率は1.15倍に大幅アップ。たぶん、こちらも一眼レフ史上最高の数字ではないかと思う。

 もっとも、フォーサーズは画面サイズが小さいので、35mmフィルム一眼レフに換算すると0.575倍相当。キヤノンEOS 40D(0.594倍相当)、ソニーα700(0.6倍相当)、ニコンD300(0.627倍相当)、ペンタックスK10D(0.633倍相当)あたりの、いわゆるAPS-Cサイズの機種に比べると、けして威張れる数字ではないが、もともとの画面サイズの小ささから考えれば称賛に値する。

 実際、手もとにあるD200と比べてみると、左右幅が少し小さめに見える程度(D200は視野率が95%なので単純には比較できないが)。今までのフォーサーズ機からすると感動的なくらいにファインダー像が大きい。

 モックアップを見た時点では、このペンタ部の大きさなら、ライブビューAモードも入れてくれるのではないかと思ったが、断面図を見ると、ペンタプリズムとアイピースの光学系だけでけっこういっぱいいっぱいの状態。それだけファインダー倍率を上げるのが大変ということなのだろう。Aモードがないのは残念だが、個人的にはAモードよりもファインダー倍率が高いことの方がうれしいと思う。


E-3のファインダー実画面。手もとにあるD200と比べてみたが、まったく見劣りしない大きな像が見られる
こちらはE-410。見比べるとE-3のファインダーがどれだけ幸せかがよくわかる

ライブビューに良く合う可動式液晶モニター

2.5型の液晶モニターは可動式。左右180度、上下270度に回転できる
 ライブビューはE-330でいうところのBモードのみ。シャッターボタン全押しで一度ミラーが下がってからまた上がって露光となるパタパタミラー方式だ。メカの事情でそうなっているのはわかるが、ユーザーからすれば、シャッターボタン全押し後のミラーの動作は無駄にタイムラグを増やしているだけで、まったく意味はない。いまとなってはもっとスマートな方法でやっているメーカーもあるのだからと愚痴りたくなる。

 それとライブビューに切り替えたときに、アイピースシャッターを閉じるよう警告が表示されるのも疎ましい。アイピースシャッターの状態をチェックして、開いているときだけ警告するならまだしも、前もって閉じているときにまで表示が出るのだから面白くない。それに、ライブビューボタンを押して、アイピースシャッターを閉じるという2つの操作をやらなくてはならないのも面倒だ。

 どうせなら、ライブビューボタンを押したら自動的にアイピースシャッターも閉じるとか(モーターが必要)、アイピースシャッターを閉じると自動的にライブビューに切り替わるとか(電気接点がいるけどモーターよりは安上がり。アイピースシャッターとライブビューを連動させるかどうかはカスタム機能で選択できるようにしておけばいい)、そういう仕掛けがあっても良さそうに思う。せめて、警告表示を出すかどうかをカスタム機能で切り替えられればうれしいのだけれど。


プロ機らしくちゃんとアイピースシャッターも内蔵している。ライブビュー時には閉じることが推奨されている
ライブビューに切り替えると表示される警告。アイピースシャッターを閉じていても出てくるのがうっとうしい

 まあ、細かいケチのつけどころはあるが、液晶モニターが可動式になったのはものすごくうれしいポイント。外装パーツが増える分、大きさにも重さにもコストにも響くし、強度面の問題もある。が、ライブビューがさらに便利で快適になるというメリットは捨てがたい。

 地上スレスレのローアングルや、カメラを頭上に持ち上げてのハイアングル撮影に容易に対応できることもあるが、例えば、三脚を使って風景を撮るといったごくごく普通のシチュエーションでもけっこう効く。

 最近の液晶モニターは視野角が十分に広いので、正面からでなくても画像を見るのに不便はない。しかし、やはり斜めからだと気持ち的に落ち着かない。画面に正対して見られるなら、そうしたくなるのが人情だと思う。で、画面に正対できるように少し膝を曲げたり腰をかがめたりと、微妙にくたびれるかっこうで撮影していることが少なくない。が、可動式液晶モニターなら、カメラの高さに合わせて姿勢を変える必要がなくなる。楽な姿勢のままで、画面を正面から見られるわけ。つまり、快適に撮れるということだ。

 今までデジタル一眼レフカメラでは、液晶モニターが動かないのが当たり前だったから、くたびれるかっこうに慣れてしまっていた(E-330も上下方向だけは液晶モニターが動いたが、縦位置に対応できていなかった)。しかし、一度ライブビュー+可動式液晶モニターのラクチンさを経験してしまうと、もうヤミツキである。風景はもちろん、建築や商品撮影といった三脚が基本のジャンルでは、ライブビュー+可動式液晶モニターのメリットが堪能できるだろう。


ライブビュー時のヒストグラム表示。E-410と違って左側に寄せられている
方眼表示。ちょっと線が太い感じで、画面によってはうるさく感じられるかもしれない

こちらは黄金分割表示
目盛線表示

緑色の枠はMF時の拡大範囲。倍率は5倍、7倍、10倍から選べる。拡大する範囲は十字キーで移動可能 こちらは5倍拡大。メインまたはサブダイヤルを回すと倍率を変えられる

10倍拡大時の画面。この状態では表示する部分の移動は不可。動かせた方が便利だと思うけど ライブビュー時のスーパーコンパネ表示。MF拡大以外のモードのときに「OK」ボタンを押すと表示される。

まとめ

 筆者はE-410ユーザーからだからそれほどでもないが、古くからのオリンパスユーザーにとっては、本機の登場はものすごく待ち遠しかっただろうと思う。

 これまでのEシリーズの弱点だったファインダーとAFが大幅に改善されたこともあるが、ライブビュー+可動式液晶モニターやシャッター速度約5段分というE-510をさらに上まわる手ブレ補正といった新機能も盛り込まれていて、メインカメラとして手に入れる価値は十分にある。

 細かいケチのつけどころなら色々あるが、筆者個人としては、キヤノンEOS 40DやニコンD300あたりと対等に張り合えるぐらいになったと思っている。連写スピードや液晶モニターのサイズなど、負けている部分もある反面、ダストリダクションの効率のよさだったり、数は少なくても絞り開放から安心して使える交換レンズ群だったりと、魅力的なポイントも少なくない。

 本音を言えば、フォーサーズらしい軽さのアドバンテージをもう少し出して欲しかったが、いろいろ頑張った結果のこの重さなのだと割り切れれば、この秋冬のニューモデルの中でも“買い”のカメラだと思う。


作例

  • 作例のリンク先のファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
  • 作例下の撮影データは、使用レンズ/記録解像度(ピクセル)/露出モード/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離/ノイズフィルタ/階調モードを表します。
  • 強調のため一部の項目を1行目に抜粋した場合もあります。
  • 仕上がり設定は基本的にNATURALで撮影しています。


●感度


メニューから感度を変更する際の画面
ISOオート時の感度の範囲を決められる「ISOオート設定」。上限だけでなく下限も決められる

 感度の設定範囲はISO100からISO3200まで。初期設定では1/3EVステップで設定できるが、カスタム機能で1EVステップに変更できる。また、ISOオート時の感度の基準値(下限値)と上限値を自由に変更できる。下限設定はスポーツなどで、明るい条件でもISO400以下には下げたくないような、被写体ブレ対策を考えたいときに使えそう。

 今回は「ノイズフィルタ」をオフ、「階調」は標準で撮影したが、ISO400までなら文句なし。ISO800になるとノイズが目立ちはじめるが、それなりに実用レベルと言える。ISO1600以上はさすがに常用するのはためらわれるが、細部の描写がアマくなることはないので、屋内スポーツや夜のスナップといったシーンでなら使えるだろう。


ISO100
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/160秒 / F8 / -1EV / WB:晴天 / 60mm / ノイズフィルタ:OFF / 階調:標準
ISO200
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/320秒 / F8 / -1EV / WB:晴天 / 60mm / ノイズフィルタ:OFF / 階調:標準

ISO400
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/640秒 / F8 / -1EV / WB:晴天 / 60mm / ノイズフィルタ:OFF / 階調:標準
ISO800
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/1,000秒 / F8 / -1EV / WB:晴天 / 60mm / ノイズフィルタ:OFF / 階調:標準

ISO1600
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/2,000秒 / F8 / -1EV / WB:晴天 / 60mm / ノイズフィルタ:OFF / 階調:標準
ISO3200
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/4,000秒 / F8 / -1EV / WB:晴天 / 60mm / ノイズフィルタ:OFF / 階調:標準

●仕上がり設定 

 「仕上がり」は、「VIVID」、「NATURAL」、「FLAT」、「PORTRAIT」、「モノトーン」を選択できる。モノトーンにはさらに「フィルター効果」として「N:無し」、「Ye:黄」、「Or:オレンジ」、「R:赤」、「G:緑」を設定可能。加えて、色味をつける「調色」(N:無し、S:セピア、B:青、P:紫、G:緑)も施せる。


仕上がり:NATURAL
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/50秒 / F8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 50mm / ノイズフィルタ:OFF / 階調:標準
仕上がり:VIVID
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/50秒 / F8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 12mm / ノイズフィルタ:OFF / 階調:標準

仕上がり:FLAT
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/50秒 / F8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 12mm / ノイズフィルタ:OFF / 階調:標準
仕上がり:PORTRAIT
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/50秒 / F8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 12mm / ノイズフィルタ:OFF / 階調:標準

仕上がり:モノトーン
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/50秒 / F8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート / 12mm / ノイズフィルタ:OFF / 階調:標準

●ノイズフィルタ


高感度時のノイズ低減処理のレベルを選択する「ノイズフィルタ」
 E-410やE-510ではアマさの原因となっていた「ノイズフィルタ」だが、本機ではディテール再現の違いはほとんど見られない。通常は「標準」、高感度時は「強」が推奨されている。

 「OFF」と「強」を比べると、若干「OFF」のほうがシャープに見えるが、無視してもよさそうなぐらいに小さい。さすがにISO100だとノイズ自体が少ないので、「ノイズフィルタ」の働きもあまり目立たない。


ノイズフィルタ:OFF
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/20秒 / F8 / -1.3EV / ISO100 / WB:晴天 / 49mm / 階調:標準
ノイズフィルタ:弱
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/15秒 / F8 / -1EV / ISO100 / WB:晴天 / 49mm / 階調:標準

ノイズフィルタ:標準
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/15秒 / F8 / -1EV / ISO100 / WB:晴天 / 49mm / 階調:標準
ノイズフィルタ:強
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/15秒 / F8 / -1EV / ISO100 / WB:晴天 / 49mm / 階調:標準

●階調


 「階調」を「オート」にすると、「SAT(シャドー・アジャストメント・テクノロジー)」が働く。これは、ニコンの「D-ライティング」やソニーの「Dレンジオプティマイザー」のような機能で、「標準」の状態に比べて、シャドー部だけが明るくなる。露出レベルは1/3EVほどマイナスになるので、ハイライトの階調の伸びが若干よくなる。

 もちろん、ダイナミックレンジ自体が広がるわけではないため、条件によってはシャドー部のノイズが目立つケースもあるので頼りすぎは禁物。また、高感度時はさらにノイズが増えることになるので、低感度のみに割り切って使ったほうがいいかもしれない。


階調:オート
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/160秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm / ノイズフィルタOFF
階調:標準
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/125秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm / ノイズフィルタOFF

●レンズ別作例

ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4 SWD


ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4 SWD
 超音波モーター(SWD)駆動の標準ズーム。広角端のタル型の歪曲が少々気になるが、絞り開放でも四隅までシャープな写りは素晴らしい。広角側が24mm相当にまで広がっているのがうれしい。


階調オートで撮ったせいもあるだろうが、E-410よりもハイライトの伸びがいいように思う
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/320秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 19mm / ノイズフィルタOFF / 階調:オート
これも階調オート。ピントが合った部分がシャドー部だからなのか、SATの効果が強めに出ている感じ。その分、ノイズもかなり目立つ。両刃の剣である
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/25秒 / F4 / -1.3EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm / ノイズフィルタOFF / 階調:オート

絶対ブレる、間違いなくブレると思いながら撮った1/2.5秒。あとで画像を見てびっくり
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / ISO100 / 絞り優先AE / 1/2.5秒 / F2.8 / -1EV / WB:晴天 / 12mm / ノイズフィルタOFF / 階調:オート
これだけ背景が明るい条件だとSATはあまり強くは働かないらしい。ハデに飛ぶときも、飛び際が汚くならないのはいいところ
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/25秒 / F3.8 / +1EV / ISO100 / WB:晴天 / 42mm / ノイズフィルタOFF / 階調:オート

個人的には28mmよりも24mmのほうが好みに合う。28mmだと窮屈な画面になるところが、すっと収まってくれる
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/640秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 12mm / ノイズフィルタOFF / 階調:オート
このカットは「階調」を「オート」に戻し忘れて「標準」で撮っている。感度をISO400にしているので、SATが働いていたらちょっとつらかったかもしれない
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/80秒 / F4 / 0EV / ISO400 / WB:晴天 / 60mm / ノイズフィルタOFF / 階調:標準

こちらも「階調」は「標準」。「オート」だとメリハリがなくなって平板になってしまった。SATは使いこなしがけっこう難しそうな感じである。
ED 12-60mm F2.8-4 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/1,250秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 35mm / ノイズフィルタOFF / 階調:標準

・ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD


ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD
 今回お借りしたED 50-200mm F2.8-3.5 SWDは開発途上のβ版である。AF駆動がSWD仕様になって、ピント合わせが速いこと速いこと。けっこう感動的。

 光学系自体は従来レンズと同じで、絞り開放からキレのいい描写が得られる。ただし、三脚座付きだと1kgを超える重量級なので、常用するには腕力がいる。


β版なのでAFの精度はいまいちだったが、スピードはすごい。濡れた羽根の再現とか、水滴の丸みがきれい
ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/250秒 / F5 / -0.7EV / ISO100 / WB:晴天 / 200mm / ノイズフィルタOFF / 階調:オート
お腹のあたりはピクセル等倍で見るとちょっとノイズっぽいけれど、ISO400でこれぐらいなら許容範囲だ。
ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/125秒 / F3.5 / 0EV / ISO400 / WB:晴天 / 200mm / ノイズフィルタOFF / 階調:標準

手ブレ補正があるからISO100でも手ブレは起きないが、被写体がじっとしていてくれないのでISO400にして撮影
ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/320秒 / F3.5 / +0.7EV / ISO400 / 200mm / WB:晴天 / ノイズフィルタOFF / 階調:標準
ネット越しのためにボケがすごく汚くなってしまっているが、描写はすごい。絞り開放なのにこのシャープさ
ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/500秒 / F3.5 / 0EV / ISO100 / 200mm / WB:晴天 / ノイズフィルタOFF / 階調:標準

クチバシが広いコウノトリでハシビロコウという。けっこう大型の鳥で、恐竜っぽい顔つきだが、みょうに愛嬌がある。AFだとクチバシにピントが合ってしまうのでMFで微調整した
ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/250秒 / F3.5 / +0.3EV / ISO100 / 200mm / WB:晴天 / ノイズフィルタOFF / 階調:標準
オリンパスの液晶モニターはコントラストが高くて、暗部が沈む傾向があるので、画面で見ていると影の部分は真っ黒に近い。きちんと露出が決められるようになるまでにはちょっと慣れが必要だ
ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/640秒 / F3.5 / -1.7EV / ISO100 / WB:晴天 / 200mm / ノイズフィルタOFF / 階調:標準

夜行性の動物のコーナーで撮ったカット。400mm相当で1/60秒なんて、手ブレ補正がなかったら撮る気にもなれないが、結果は楽勝。偉いぞオリンパス、って感じである
ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD / 3,648×2,736 / 絞り優先AE / 1/60秒 / F3.5 / -1.3EV / ISO400 / WB:晴天 / 200mm / ノイズフィルタOFF / 階調:標準

【お詫びと訂正】記事初出時、ライブビューの説明で、5倍拡大と10倍拡大のキャプションが入れ替わっていました。おわびして訂正いたします。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  製品情報
  http://olympus-imaging.jp/product/dslr/e3/
  オリンパスE-3関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2007/10/18/7222.html



北村 智史
(きたむら さとし)1962年、滋賀県生まれ。国立某大学中退後、上京。某カメラ量販店に勤めるもバブル崩壊でリストラ。道端で途方に暮れているところを某カメラ誌の編集長に拾われ、編集業と並行してメカ記事等の執筆に携わる。1997年からはライター専業。最初に買ったデジタルカメラはキヤノンPowerShot S10。 ブログ:http://ketamura08.blog18.fc2.com/

2007/12/06 00:17
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