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【伊達淳一のデジタルでいこう!】FinePix S5 Proの画質を検証する

Reported by 伊達 淳一

 富士フイルム FinePix S5 Proは、ダイナミックレンジが広く、白トビや黒ツブレしにくいデジイチ(デジタル一眼レフ)だ。撮像素子は富士フイルム独自の“スーパーCCDハニカムSR PRO”で、高感度のS画素と低感度のR画素が一対となったダブル画素構造により、従来比400%のダイナミックレンジを実現しているのが特徴だ。

 また、従来のFinePix S3 Proはニコン F80がベースだったので、絞りやシャッタースピードが1/2EVステップと粗く、ファインダー倍率が(撮像素子がAPS-Cサイズのデジイチとしては)低かったのが不満だったが、S5 ProはニコンD200をベースボディに採用しているので、カメラとしての基本性能が大幅に向上しているのも魅力。

 絞りやシャッタースピードが1/3EVステップでコントロールできるのはもちろんのこと、0.94倍のペンタプリズムファインダー、11点測距AF、2.5型液晶モニター、防滴・防塵仕様のマグネシウム合金ボディ、ニコンクリエイティブライティングシステム対応の内蔵ストロボなどなど、D200の持つ数々の優れた撮影機能を踏襲している。


S5 Pro(左)とS3 Pro
バッテリーグリップを装着すれば単3電池を使用可能

 ただし、連写スピードはD200の5コマ/秒には遠く及ばず、S5 Proの最大の特徴である広ダイナミックレンジが得られるモードでは約1.6コマ/秒とかなり遅い。また、バッテリーの形状はニコンEN-EL3eとまったく同じだが、内部のICチップが異なっているようで、装着はできても使用できないという不可解な仕様。オプションのバッテリーグリップ(ニコン製)を装着すれば、アルカリ電池やニッカド水素充電池など単3型電池6本でも動作するが、結構大きく重くなってしまうのと、センサークリーニングのミラーアップが効かなくなってしまうのが難。

 撮影時の基本カメラ操作はD200と同じだが、メニューや拡大再生表示などの操作性もD200とはかなり異なっており、D200と併用しようとすると、なまじ外観が同じだけに余計に混乱してしまう。D200やD80にS5 Proをプラスαしようと考えているニコンユーザーは、購入前に十分実機を触ってみることをお薦めする。


スーパーCCDハニカムSRとは?

 S5 Proに搭載されているスーパーCCDハニカムSR PROは、S画素とR画素で1つの輝度情報を作り出している。S画素で白トビしてしまう高輝度部分は、低感度のR画素から階調情報を得て、“リアルフォトエンジンPro”で輝度信号を合成することで白トビを抑えている。当然のことながら、得られる輝度情報は画素数の半分となる。S5 Proの画素数はS画素、R画素を合わせて1,234万画素なので、細部描写力的には600万画素クラスというわけだ。

 ただ、スーパーCCDハニカムは、画素配列が千鳥になっていて、ちょうど一般的な格子配列を45度傾けたのと同じ配列になっている。このような配列にすることで、水平・垂直方向の画素間隔が狭くなり、同じ画素数でも水平、垂直方向の解像感を高めることができるのだが、これは、人間の眼は、斜め方向よりも水平・垂直方向の成分を敏感に感じるため、水平、垂直方向の解像感が高いほうが画質的に有利になるからだ。


スーパーCCDハニカムの構造(S3 Proの発表会での資料より)
スーパーCCDハニカムSRはS画素とR画素で構成される(S3 Proの発表会での資料より)

 また、PCのディスプレイは千鳥配列の画像を直接表示できないので、画素と画素の間に演算で作り出したバーチャル画素を加え、倍の画素数を持つ格子配列の画像を生成し、出力している。これにより、従来の撮像素子に比べ、約1.4倍の画素数並の描写力が得られるという。

 つまり、S5 Proの画素数は1,234万画素だが、S画素とR画素が一対となってひとつの輝度情報を作り出すので、細部描写力としては617万画素となる。しかし、スーパーCCDハニカムの千鳥格子と倍画素出力の効果で解像感は約1.4倍となるので、実質的な描写力は約860万画素相当という計算になる。あ〜、ややこしい。


ニコンD200、FinePix S3 Proと実写比較してみた

 S5 Proの実売価格は、税込みで26万円をわずかに下回る程度。インターネットを探せば21万円を切っているショップもあるが、いずれにせよ、ニコンD200よりも割高だ。果たして、それだけの投資に見合うだけの価値や魅力がS5 Proにあるのだろうか?

 まず、もっとも気になるのが画質だ。ダイナミックレンジが広いとはいえ、1,000万画素が当たり前の時代に、実質600万画素でどこまでの細部描写力が得られるのかが注目される。そこで、ニコンD200、FinePix S3 Pro、FinePix S5 Proの3台で同一シーンを撮り比べてみることにした。

 どのカメラもニコンFマウントなので、使用するレンズはどれも同じ個体を使用。また、ホワイトバランスや露出もマニュアルでセットし、必要ならばピントもマニュアルで合わせ直している。

 掲載した2種類の比較カットは、どちらも細部描写力が求められるシーンだが、工事現場のカットは主として木の枝や草むらなど細い線がどれだけシャープに描き出せるか、ショベルカーの輪郭や書かれた文字や記号など比較的高コントラスト部分のエッジ描写が注目すべきポイント。

 また、神社のカットは、青空の発色や神社建物内のシャドーの階調、青空バックの枯れ枝や赤ののぼりなど単色部分の細い線や輪郭、などをじっくりと見比べてみると興味深い。

※作例のリンク先は、JPEGで撮影した画像です。サムネールをクリックすると、D200は3,872×2,592ピクセル、S3 ProとS5 Proは4,256×2,848ピクセルの等倍画像を別ウィンドウで開きます。
※作例下の撮影データは、露出モード/絞り/露出時間/感度/露出補正値/ホワイトバランス/実焦点距離です。


●工事現場
 レンズはシグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macroを使用。


D200
マニュアル / F5.6 / 1/100秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 24mm
S3 Pro
マニュアル / F5.6 / 1/90秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 24mm
S5 Pro
マニュアル / F5.6 / 1/100秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 24mm

●神社
 レンズはAF-S VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6 Gを使用。


D200
マニュアル / F8 / 1/250秒 / ISO100 / 0EV / マニュアル / 18mm
S3 Pro
マニュアル / F8 / 1/250秒 / ISO100 / 0EV / マニュアル / 18mm
S5 Pro
マニュアル / F8 / 1/320秒 / ISO100 / -0.33EV / マニュアル / 18mm

 ニコンD200は、“仕上がり設定=標準”で撮影すると、シーンや使用レンズによってコントラストや輪郭強調が自動的に変化するので、仕上がり設定を“カスタマイズ”にして、コントラストも輪郭強調も“標準”に固定しているが、あまり輪郭を強調し過ぎない絵づくりのようで、1,020万画素という画素数の割には少し甘めの描写に見えるが、決して解像していないわけではなく、偽色やジャギーが少なく、大伸ばししてもデジタル臭くない自然な描写だ。

 一方、S3 ProやS5 Proで撮影したカットをみると、とても600万画素の情報を倍画素出力したものとは思えないほどキリッと描写で、とりわけS3 Proってこんなに解像感があったのか? と再認識させられるほど。裏を返せば、S3 ProとS5 Proの画質差はごくわずかで、S5 Proのほうが高性能なローパスフィルターを装備している分、S3 Proよりも偽色が抑えられているくらいだ(この比較カットからその差を見つけるのはむずかしいが……)。

 ただ、S3 ProもS5 Proも斜線がギザギザになりやすく、特に高コントラストの輪郭部分で細い線が途切れてしまうことがある。パッと見た目にはシャープだが、大伸ばしするとこうしたデジタル臭い部分が目についてしまうのが惜しい。大伸ばしすることがなく、ディスプレイモニターでピクセル等倍鑑賞することが多いのであれば、倍画素出力の“Lサイズ”ではなく、600万画素にリサイズした“Mサイズ”で記録するのが、精神衛生上好ましいかもしれない。


400%のダイナミックレンジはポートレート撮影には強い味方

 S5 Pro/S3 Proの最大の特徴は、従来比400%の広ダイナミックレンジ特性だ(従来比というのが、どの機種、もしくは撮像素子と比較しているのかは不明だが……)。400%というとなんだかスゴイように感じるが、単純に考えて2絞り分再現できる輝度域が広い、ということだ。

 従来のS3 Proは、ダイナミックレンジ(D-RANGE)をSTD(100%)、W1(230%)、W2(400%)と4段階に切り替えることができたが、S5 Proは、100/130/170/230/300/400%とより細かく設定できるようになっている。実際には、撮影シーンに応じて100〜400%が自動可変するAUTOモードで使用することが多いと思うが、スタジオ撮影など自分でライティングを決められるシーンでは、細かく階調特性をコントロールできるので便利だ。

 さて、ダイナミックレンジ400%というのがどれくらい白トビに強いのかをチェックするため、D200と撮り比べてみた。D200はニコンのデジイチのなかでは不自然な白トビが起きにくい機種で、1,000万画素オーバーのデジイチとしてはダイナミックレンジも狭くはない。比較で撮影したカットを見ても、確かに人形の頬や服の一部は白トビして階調が失われているが、デジタルカメラではよくあるハイライトの描写で、絵が完全に破綻するまでには至っていない。

 しかし、S5 ProやS3 ProのD-RANGE400%で撮影したカットを見ると、D200では白トビしてしまっている部分の階調がわずかに残っており、中間調のメリハリを損なわず、うまくハイライトの階調を圧縮して再現していることがわかる。屋外でのポートレート撮影など、自分でライティングをコントロールしきれない撮影では、人物の頬や鼻の頭、白いドレスが白トビしやすいので苦労するが、400%のダイナミックレンジがあれば、かなり不自然な白トビは回避できる。

 ボクはネコやレッサーパンダを撮影することが多いのだが、いつもは白い毛並みが白トビしやすく苦労する。特にレッサーパンダは、お腹が黒く、顔の白トビを避けるためにアンダー気味の露出にすると、お腹の黒い毛並みがベタッとつぶれてしまうし、といって中間調からシャドー部重視の露出では、顔の白い部分がすぐに白トビしてしまう。しかし、S5 Proならどちらも犠牲にすることなく、自然な階調で再現できるので、撮影するのが楽だった。

 レンズはAF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8 Gを使用した。


D200
マニュアル / F8 / 1/30秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 150mm

S3 Pro STD(100%)
マニュアル / F8 / 1/30秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 150mm
S3 Pro W1(230%)
マニュアル / F8 / 1/30秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 150mm
S3 Pro W2(400%)
マニュアル / F8 / 1/30秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 150mm

S5 Pro STD(100%)
マニュアル / F8 / 1/30秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 150mm
S5 Pro W1(230%)
マニュアル / F8 / 1/30秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 150mm
S5 Pro W2(400%)
マニュアル / F8 / 1/30秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 150mm

 ただ、400%のダイナミックレンジに過大な期待は禁物だ。イルミネーションを含んだ夜景を撮ることも多いが、最近のLEDイルミネーションは見た目以上に明るく、中間調からシャドー部重視の露出ではダイナミックレンジ400%程度では“焼け石に水”。ある程度、残照が残る時間に撮影しないと、イルミネーションの芯が豪快に白トビしてしまい、深みのある色が出ないのだ。

 また、夕日を画面内に入れて撮影しようとしても、薄い雲で太陽の光が弱まっていない限り、太陽の周りは豪快に白トビしてしまう。他機種に比べれば、ハイライトの階調が豊かで不自然さは少ないものの、業務用ビデオで撮影したテレビの映像のようなハイライトとシャドーが両立した自然な夜景や夕景を撮影するにはまだまだ力不足だ。


S3 Proに比べ、高感度特性が劇的に向上したS5 Pro

 S3 Proの撮像素子は“スーパーCCDハニカムSR II”、S5 Proは“スーパーCCDハニカムSR PRO”と、微妙に名称は異なっているが、センサーサイズや画素数、読み出しチャンネルなど、撮像素子の基本スペックはほとんど同じだ。実際、これまでの比較撮影を見ても、S5 ProとS3 Proの画質に大きな差は見受けられない。

 しかし、ISO800以上の高感度撮影になると、S5 ProとS3 Proの差が顕著になってくる。S3 Proは高感度になってくると、まるでピンぼけのように甘い描写になってしまうのに対し、S5 Proはそれなりにノイズが抑えられているにもかかわらず、人形の顔の布目のように低コントラストの細かい部分もつぶれずしっかり描写できている。高感度での解像感の高さでは、1,020万画素のD200さえも上回っている。

 さらに、S5 Proは、撮影メニューのノイズリダクションで「STD」と「ORG」を選択でき、ORGを選ぶとノイズリダクションが必要最小限になる。ORGで撮影すると、高感度ノイズが目立つようになるが、ノイズリダクションによる解像感喪失が少なくなり、最近の1,000万画素機も真っ青の解像感が得られるのが魅力だ。さすがに、ISO1600以上になると、ザラザラ感が目立ち、シャドーも黒浮きしてくるが、個人的にはISO800まではノイズリダクション=ORGのキレの良さを優先したいと思う。

 レンズはタムロン SP 90mm F2.8 Macro Diを使用した。

●D200(ノイズ除去:標準)


ISO100
マニュアル / F11 / 1/1.6秒 / ISO100 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO200
マニュアル / F11 / 1/3秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO400
マニュアル / F11 / 1/6秒 / ISO400 / 0EV / マニュアル / 90mm

ISO800
マニュアル / F11 / 1/13秒 / ISO800 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO1600
マニュアル / F11 / 1/25秒 / ISO1600 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO3200
マニュアル / F11 / 1/50秒 / ISO / 0EV / マニュアル / 90mm

●D200(ノイズ除去:なし)


ISO100
マニュアル / F11 / 1/1.6秒 / ISO100 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO200
マニュアル / F11 / 1/3秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO400
マニュアル / F11 / 1/6秒 / ISO400 / 0EV / マニュアル / 90mm

ISO800
マニュアル / F11 / 1/13秒 / ISO800 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO1600
マニュアル / F11 / 1/25秒 / ISO1600 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO3200
マニュアル / F11 / 1/50秒 / ISO / 0EV / マニュアル / 90mm

●S3 Pro


ISO100
マニュアル / F11 / 1/1秒 / ISO100 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO200
マニュアル / F11 / 1/3秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO400
マニュアル / F11 / 1/6秒 / ISO400 / 0EV / マニュアル / 90mm

ISO800
マニュアル / F11 / 1/10秒 / ISO800 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO1600
マニュアル / F11 / 1/20秒 / ISO1600 / 0EV / マニュアル / 90mm

●S5 Pro(ノイズリダクション:STD)


ISO100
マニュアル / F11 / 1/1.6秒 / ISO100 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO200
マニュアル / F11 / 1/3秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO400
マニュアル / F11 / 1/6秒 / ISO400 / 0EV / マニュアル / 90mm

ISO800
マニュアル / F11 / 1/13秒 / ISO800 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO1600
マニュアル / F11 / 1/25秒 / ISO1600 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO3200
マニュアル / F11 / 1/50秒 / ISO3200 / 0EV / マニュアル / 90mm

●S5 Pro(ノイズリダクション:ORG)


ISO100
マニュアル / F11 / 1/1.6秒 / ISO100 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO200
マニュアル / F11 / 1/3秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO400
マニュアル / F11 / 1/6秒 / ISO400 / 0EV / マニュアル / 90mm

ISO800
マニュアル / F11 / 1/13秒 / ISO800 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO1600
マニュアル / F11 / 1/25秒 / ISO1600 / 0EV / マニュアル / 90mm
ISO3200
マニュアル / F11 / 1/50秒 / ISO3200 / 0EV / マニュアル / 90mm

フィルムシミュレーションモード

 S5 Proには、5種類のフィルムシミュレーションモードが備わっている。スタジオポートレートのF1(プロフェッショナルポートレートモード)系が4種類、高彩度のリバーサルフィルムをシミュレートしたF2(フジクロームモード)が1種類で、フィルムシミュレーションモードにすると、D-RANGEはあらかじめ各モードの規定値に固定される。ダイナミックレンジの広さを重視するなら、標準のスタンダードモードだ。

※ここではすべてS5 Proで、マニュアル / F11 / 1/4秒 / ISO200 / 0EV / オート / 90mmで撮影しています。レンズはタムロン SP 90mm F2.8 Macro Diを使用しています。


STD(スタンダード)
F1(スタジオポートレートのスタンダード)
F1a(暖色系で自然な肌色のプロネガ調)

F1b(青空の鮮やかさと肌色描写を両立したアスティア調)
F1c(彩度が高めでメリハリ感のあるプロネガ調)
F2(フジクロームモード)

連写能力

 S5 ProのベースボディはD200なので、カメラメカ部は5コマ/秒の高速連写にも対応できるだけのポテンシャルを持っているはずだが、スーパーCCDハニカム SR PROからの読み出しが1chなので、S画素とR画素の両方を読み出すモード(D-RANGEが100%以外)では、連写スピードは1.6コマ/秒とエントリーモデルよりも遅い。

 D-RANGEを100%に固定すれば、約3コマ/秒で連写できるが、S5 Proならではの広ダイナミックレンジは得られないので、あえてS5 Proで撮影する意味がなくなってしまう。画素数は(高感度画質やダイナミックレンジを犠牲にしてまで)増やす必要はないが、D-RANGE100%以外でも、3コマ/秒程度の連写はできてほしいと思う。欲を言えば、D-RANGE100%時は5コマ/秒で撮影できるようになれば、26万円前後の実売価格でも十分魅力があると思う。

※ここではすべてS5 Proで、シャッター優先 / F6.3 / 1/1250秒 / ISO800 / 0.33EV / オート / 24mmで撮影しています。レンズはAF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6Gです。





作例

量産試作機で撮影
絞り優先 / F4.5 / 1/250秒 / ISO640 / 0EV / マニュアル / 90mm / タムロン SP 90mm F2.8 MACRO Di
量産試作機で撮影
絞り優先 / F7.1 / 1/640秒 / ISO200 / 0EV / オート / 24mm / AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G

量産試作機で撮影
絞り優先 / F6.3 / 1/250秒 / ISO200 / 0EV / オート / 125mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G
量産試作機で撮影
絞り優先 / F6.3 / 1/200秒 / ISO1600 / 0EV / オート / 185mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G

量産試作機で撮影
シャッター優先 / F7.1 / 1/1250秒 / ISO640 / 0EV / オート / 125mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G
量産試作機で撮影
絞り優先 / F8 / 1/800秒 / ISO400 / 0EV / オート / 300mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G

絞り優先 / F8 / 1/800秒 / ISO100 / 0EV / オート / 62mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro 絞り優先 / F11 / 1/200秒 / ISO100 / 0EV / オート / 17mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro

絞り優先 / F5.6 / 1/800秒 / ISO200 / 0EV / オート / 24mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro 絞り優先 / F5.6 / 1/90秒 / ISO400 / 0EV / オート / 70mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro

絞り優先 / F8 / 1/70秒 / ISO200 / 0EV / オート / 50mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro 絞り優先 / F8 / 1/320秒 / ISO200 / 0EV / オート / 17mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro

絞り優先 / F8 / 1/180秒 / ISO200 / 0EV / オート / 17mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro 絞り優先 / F6.3 / 1/100秒 / ISO200 / 0EV / マニュアル / 26mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro

絞り優先 / F7.1 / 1/800秒 / ISO400 / 0EV / マニュアル / 280mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G
(市川市動植物園で撮影)
絞り優先 / F6.3 / 1/1140秒 / ISO800 / 0EV / マニュアル / 300mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G
(市川市動植物園で撮影)

絞り優先 / F6.3 / 1/1140秒 / ISO400 / 0EV / マニュアル / 145mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G
(市川市動植物園で撮影)
絞り優先 / F8 / 1/570秒 / ISO400 / 0EV / マニュアル / 250mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G
(市川市動植物園で撮影)

絞り優先 / F7.1 / 1/200秒 / ISO400 / 0EV / マニュアル / 270mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G
(市川市動植物園で撮影)
マニュアル / F6.3 / 1/320秒 / ISO320 / 0EV / オート / 165mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G
(市川市動植物園で撮影)

絞り優先 / F6.3 / 1/114秒 / ISO800 / 0EV / オート / 140mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G
(市川市動植物園で撮影)
絞り優先 / F5.6 / 1/570秒 / ISO400 / 0EV / オート / 220mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G

絞り優先 / F8 / 1/900秒 / ISO400 / 0EV / オート / 165mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G 絞り優先 / F5.6 / 1/350秒 / ISO640 / 0EV / オート / 110mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G

マニュアル / F5.6 / 1/400秒 / ISO800 / 0EV / オート / 122mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G
マニュアル / F5.6 / 1/200秒 / ISO200 / 0EV / オート / 70mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro

絞り優先 / F7.1 / 1/100秒 / ISO200 / 0.67EV / オート / 21mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro 絞り優先 / F8 / 1/250秒 / ISO100 / 0EV / オート / 19mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro

絞り優先 / F3.5 / 1/25秒 / ISO800 / 0.33EV / オート / 24mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro 絞り優先 / F5 / 1/450秒 / ISO100 / 0EV / オート / 55mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro

絞り優先 / F4.2 / 1/70秒 / ISO200 / 0.33EV / オート / 55mm / シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro 絞り優先 / F8 / 1/320秒 / ISO160 / 0EV / オート / 200mm / AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G

絞り優先 / F8 / 1/450秒 / ISO160 / 0EV / オート / 120mm / AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G 絞り優先 / F8 / 1/400秒 / ISO160 / 0EV / オート / 195mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G

絞り優先 / F6.3 / 1/640秒 / ISO200 / 0EV / オート / 200mm / AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G 絞り優先 / F6.3 / 1/225秒 / ISO200 / 0EV / オート / 55mm / AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G

絞り優先 / F5.6 / 1/320秒 / ISO400 / 0EV / オート / 270mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G 絞り優先 / F5.6 / 1/1600秒 / ISO400 / 0EV / オート / 80mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G

絞り優先 / F5.6 / 1/1140秒 / ISO400 / 0EV / オート / 260mm / AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G 絞り優先 / F6.3 / 1/13秒 / ISO400 / 0EV / オート / 18mm / AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G

絞り優先 / F6.3 / 1/8秒 / ISO400 / 0EV / オート / 18mm / AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G 絞り優先 / F4.5 / 1/3.6秒 / ISO640 / 0EV / オート / 18mm / AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G


URL
  富士フイルム
  http://fujifilm.jp/
  製品情報
  http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs5pro/
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伊達 淳一
1962年生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒業。写真、ビデオカメラ、パソコン誌でカメラマンとして活動する一方、その専門知識を活かし、ライターとしても活躍。黎明期からデジタルカメラを専門にし、カメラマンよりもライター業が多くなる。自らも身銭を切ってデジカメを数多く購入しているヒトバシラーだ。

2007/02/27 00:50
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