デジカメ Watch

【伊達淳一のデジタルでいこう!】
キヤノン EOS Kiss Digital X

~1,010万画素ならではの高精細描写
Reported by 伊達 淳一

 キヤノンEOS Kiss Digital X(KDX)が発売されてから1か月余が過ぎた。従来のKiss Digital N(KDN)に比べ、画素数が800万画素から1,010万画素へとわずかながらアップしているのを始め、KDN最大のウィークポイントだった液晶モニターも1.8型から2.5型へとサイズアップ、電源ON/OFF時にローパスフィルターを超音波振動させることで撮像素子にゴミが付着する率が大幅に減っているのが特徴だ。

 また、撮影意図や被写体に応じて複数の絵作りを選べる“ピクチャースタイル”も搭載されたことで、上位機種のEOS-1D Mark II、EOS 5D、EOS 30Dとほぼ共通の仕上がりが得られるのも魅力。ピクチャースタイルごとにシャープネス、コントラスト、色の濃さ、色合いを8段階に個別設定できるほか、3つのユーザ設定も用意されていて、キヤノンのピクチャースタイルサイト( http://cweb.canon.jp/camera/picturestyle/ )に登録されているピクチャースタイルファイルをダウンロードし、カメラやソフトウェアに登録することで、ノスタルジア、クリア、トワイライト、エメラルド、紅葉といった新たなピクチャースタイルを追加することもできる。

 すでに、KDXの製品特徴については数多くのレポートがあるので、これ以上の製品概要はキヤノンの公式ページや既報のレポートにお任せことにして、ここでは操作感と画質についてレポートしよう。


操作性

 正面から見た外観は、製品名が記されたエンブレム以外は従来のKDNとまったく同じ。だが背面部を見ると、外形寸法をほとんど変えずに液晶モニターが2.5型と大型化したことで、露出やカメラのステータスを表示するモノクロのサブ液晶モニターがなくなり、液晶モニター左横の機能ボタンもやや小さくなっている。露出やカメラのステータスは2.5型液晶モニターに表示される仕様で、ファインダーを覗くとアイピース部分に設置されたアイセンサーによって、自動的に液晶モニター表示が消灯する仕様だ。


Kiss Digital N(左)とKiss Digital X(右)の正面部。正面から見た外観は、型番が記されたエンブレム以外に違いはない Kiss Digital N(左)とKiss Digital X(右)の上面部。上面操作部も従来のKiss Digital Nとまったく同じだ。ただ、シーンモードによってピクチャースタイルが適用されるようになった点が従来とは異なっている

Kiss Digital N(左)とKiss Digital X(右)の撮影時背面部。サブ液晶モニターがなくなり、露出やカメラステータスは2.5型液晶モニターに表示されるようになった。文字が大きく見やすいが、屋外での視認性はいまひとつ Kiss Digital N(左)とKiss Digital X(右)の再生時背面部。ヒストグラムを表示させているところ。Kiss Digital Xは輝度だけでなくRGB別のヒストグラムも表示できる。液晶パネルが大きくなりドット数も増えたので見やすくなった

 個人的には液晶モニターに露出やカメラのステータスが表示される仕様は、正直あまり好きではない。というのも、屋外ではどうしても液晶モニター表示は輝度やコントラストが不足して情報を読みづらくなるし、暗い場所だと液晶モニターがまぶしいのに加え、ファインダーから目を離したり近づけたりするたびに液晶モニターが点いたり消えたりするのが妙にイラつくのだ。現時点では無理な注文かもしれないが、もっと屋外でも高コントラストで見やすくなり、周囲の明るさに応じて液晶モニターの輝度が変化するくらいになってほしいと思う。

 とはいえ、液晶モニターを使ったステータス表示にも優位な点はある。それは三脚を使った夜景撮影だ。暗がりの撮影では、モノクロの液晶パネルはバックライトもしくはサイドライトを点灯させないと表示がほとんど見えないし、ニコン D80やペンタックス K10Dのようにモノクロ液晶パネルがカメラ上面部にある機種では、高い位置にカメラを設置してしまうと液晶パネルを確認するのは困難だ。こんなときは背面液晶モニターでカメラのステータスを確認できるほうが便利だ。

 ファインダーはペンタダハミラー方式で、倍率は従来のKDNと同じ0.8倍。撮像素子サイズが22.2×14.8mmとAPS-Cサイズ機としては小さめなこともあって、35mmカメラ換算のファインダー倍率は0.49倍とかなり低く、一眼レフのファインダーとしては大いに不満が残る。ファインダー性能を割り切った分、ライバル機種よりもボディが小型軽量で、実売で9万円を切る安さを実現できたのだとは思うが、やはりファインダーは一眼レフの命。現状のAF性能ではMFに頼らざるを得ないシーンもあるし、AFでしか撮影しなくてもファインダー倍率が高いほうが被写体の細部までしっかりと気を配って撮影できる。“小型軽量で低価格”と“高倍率で見やすいファインダー”を両立できている機種もあるので、エントリーモデルとはいえもう少しファインダー性能に力を入れてほしいと思う。


 AFセンサーは、EOS 30Dと同じ9点測距AFで、中央測距点はF2.8対応中央横センサーとF5.6対応クロスセンサーが配置されている。実際の撮影結果を見ても従来のKDNよりもピントを外す率は少なく感じるが、それでも被写体が小さめにしか捉えられないシーンでは微妙にピントを外すこともある。ちなみに、35mmフルサイズのEOS 5Dでは、同じ9点測距AFでもAF精度に対する不満は少ない。フルサイズのほうが同じ画角で撮影したときにAPS-Cサイズよりもレンズの焦点距離が長いため、フォーカス移動によるボケ量の差が大きく、AFセンサーで的確にピントの山を掴めるのだろう。

 ところで、従来のKDNは、測距点自動選択から任意で測距点を選択する際に、測距点選択ボタンを押して右方向キーを押すといちばん左側の測距点、左方向キーを押すといちばん右側の測距点が選択される仕様だったので、ボクは違和感があった。これに対してKDXは、測距点自動選択時に測距点選択ボタンを押して十字キーを操作すると、まず中央の測距点が選択され、再び十字キーを操作するとその方向の測距点が選択される仕様に変わっている。

 また、カスタム機能で十字キーでダイレクトに測距点を選べるように設定できるようにもなっている。最初は使いやすそうだと思ったが、実際に使ってみると困ったことが起きてしまった。十字キーに割り当てられているISOやWBを設定したいときは、シャッターボタンから指を離し、測光タイマーがOFFになってからでないと操作できないのだ(ファインダー内に露出情報が表示されている状態で十字キーを操作すると、測距点の選択になってしまう)。せっかく十字キーでダイレクトに測距点を選べる便利な機能なのに、これは不便だ。撮影時にはJUMPボタンになんの機能も割り当てられていないので、JUMPボタンを押すと速やかに測光タイマーを切るようにしてくれれば、多少は使いやすくなるはずだ。

 使いやすくなるといえば、KDXで改善されたのがドライブボタンの仕様だ。従来のKDNはドライブボタンを押すだけで設定が変わってしまうので、露出補正をしようとうっかりドライブボタンを間違って押してしまって、シャッターボタンを押したらセルフタイマーが作動してシャッターチャンスを逃してしまった、なんて失敗が起きやすかった。しかし、KDXでは、ドライブボタンを押して電子ダイヤルを回さないとドライブモードは変更されない仕様に変更されたので、こうした失敗は起きにくくなっている。


従来のKDNはドライブボタンを押しただけでモードが変わってしまったが、KDXはボタンを押して電子ダイヤルを回さなければモードが変更されないので、操作ミスが起きにくい
個人的にちょっと戸惑うのは、液晶モニター横の機能ボタンの順番が変わってし
まったこと。MENUボタンが上から2番目に移動しているので、Kiss Digital Nに慣れ
ているとうっかりDISPボタンを押してしまうことが多い

 そのほか、使い勝手の面でKDNから大きく変わっているのが、連続撮影できる枚数だ。JPEGで撮影するなら従来のKDNも約14コマ撮影できるので不満はないが、RAWとJPEGを同時記録するとわずか4コマでバッファメモリがいっぱいになってしまう。この点、KDXはバッファメモリが倍増しているので、画素数が1,010万画素にアップしているにもかかわらず、RAWとJPEGを同時記録しても9コマは撮影できる。

 また、KDNは、ファイル名連番が100区切りで別フォルダに分割される仕様だったので、カードリーダー経由で画像転送するとうっかり転送し忘れたフォルダに気付かずフォーマットしてしまうという失敗をしてしまったが、KDXは1フォルダに9,999コマまで保存できるので、パソコンへの転送作業が楽になった。

 撮像素子のダストリダクション効果をチェックするため、これまでKDXを手動クリーニング(ミラーアップして撮像素子をブロアーで清掃)したことはなかったが、掲載した実写サンプルを見てもらえばわかるように、超広角レンズをかなり絞って撮影してもほとんどゴミの付着はわからないし、万が一ゴミが付着しても電源を入れ直した後にはゴミが消えていることが多い。これまでのように、あるカットから全部のカットにゴミが付着しているということがなくなっただけでも、ずいぶん快適になっている。


画質

 画素数が800万画素と1,010万画素とでは桁数が1つ増えているので、なんとなくクラスも違うように感じてしまうが、実際には画素数の差はわずか1.26倍で、同じ解像度でプリントした場合には縦横のサイズが1割ちょっと増えた程度だ。しかも、画素数の差が出るのはレンズ性能が十分に優れている場合で、キットレンズなど廉価タイプのズームレンズでは1,010万画素のアドバンテージを感じられることは少ない。むしろ、ピクセル等倍で鑑賞したときは、一般には被写界深度に入るような微小なピンぼけや、わずかなブレ、そしてレンズ性能の不足などにより、いまひとつシャキッとしない仕上がりに感じられることのほうが多い。800万画素のKDNのほうが満足度は高かったように思う。

 ただし、KDXの画質がKDNよりも悪くなったわけではない。同じサイズにプリントすれば、KDXのほうが出力解像度が高く、高密度でプリントできるし、高性能なレンズを使ってブレ、ピンぼけを防げれば、1,010万画素の真価を引き出すことができる。600万画素、800万画素なら気付かなかったレンズのアラやピント精度、そして被写体ブレやカメラブレが、1,010万画素になるとハッキリとわかるので、ピクセル等倍鑑賞をするとどうしても満足度が下がる、というわけだ。


 また、撮像素子サイズを変えずに画素数をアップさせると、高感度撮影時の画質低下が気になるところだが、APS-Cサイズの1,000万画素機の中ではKDXは高感度でもノイズが目立ちにくいのが特徴だ。参考までに従来のKDNや他の1,000万画素機とも比較してみたが、ISO800や1600でも輝度ノイズは小さめで、特定の濃度部分以外はザラツキが目立ちにくい。ただ、決してノイズが少ないわけではなく、シャドー部にはカラーノイズがかなり潜んでいる(青い人形のあごの下やカラーチャートの茶色、紫色部分に注目)。しかも、KDNに比べるとシャドーを締めている感じが強く、ノイズが多い部分をうまく隠している感じだ。レタッチソフトなどでトーンカーブ補正をかけてシャドー部を持ち上げてみると結構カラーノイズが多いので、露出アンダーに撮影したカットをレタッチで救済すると、潜んでいたノイズが目立ってくる。それでも、他機種に比べ、解像感の喪失(人形の布目に注目)は少ないなのは立派だ。

 今回の作例を撮るにあたっては、ノイズを恐れてISO100や200で頑張るよりも、思い切ってISO400や800まで増感して、少しでも速いシャッタースピードを切り、レンズ性能を発揮できる絞り値まで絞り込むことで、手ブレや動体ブレ、ピンぼけを減らし、1,010万画素ならではの高精細描写を引き出せるよう心がけている。

 ただ、この夏、ペンタックスK100Dのボディ内手ブレ補正の効果を見せつけられているだけに「ああ、このボディに手ブレ補正機構が内蔵されていればなぁ」と思うことは多々あった。決してレンズ側での手ブレ補正を否定するものではないが、やはりボディ側で手ブレ補正を行うほうがユーザメリットは大きいのは明らかだ。手ブレ補正搭載のレンズを装着したときは、ボディ側の補正を自動的に停止するようにすれば共存は可能なはず。どうしても大人の理由でレンズ側補正しか採用できないのであれば、手ブレ補正を搭載していないレンズとの価格差はせめて1万円以内にしてほしい。今のように4~5万円の価格差をレンズを買うたびに払わされたのでは、正直たまったものではない。


ピクチャースタイルによる絵作りの違い

※サムネールのリンク先は撮影した画像をリネームしたものです。
※すべてマニュアル露出 / 1/4秒 / F11 / ISO100 / AWB / 3,888×2,592ピクセルで撮影しています。レンズはEF-S 18-55mm F3.5-5.6 USMで、焦点距離は48mmです。


スタンダード
EOSデジタル標準のパラメータ設定。従来のパラメータ1に近いメリハリ重視の絵作りだ
ポートレート
肌が色白に再現されるよう、ベージュ系が明るく再現されるのが特徴

風景
青空の青や樹木の緑が高彩度に再現されるのが特徴。イエロー系はやや山吹色がかる
ニュートラル
EOS-1Ds系標準の絵作りで、素材性を重視し、コントラストや彩度は控えめ。シャープネスもかかっていない

忠実設定
5,200Kの光で撮影した写真が、測色的に被写体の色に忠実に再現されるモード。シャープネスはかかっていない

KDNとKDXの細部描写力比較

 細部描写力が求められる広角の風景撮影では、画素数が多いほど有利だ。とはいえ、800万画素と1,010万画素の描写力にはそれほど劇的な差はないのに加え、レンズ性能が足を引っ張って1,010万画素ならではのアドバンテージはなかなか感じられない。また、KDXもKDNも同じ感度、同じ絞り値で撮影しているが、KDXのほうがシャッタースピードは遅く、1/3EV露出を多くかけているにもかかわらず、シャドー部はやや暗めになっていて、実効感度が少しばかり低い感じがする。

※サムネールのリンク先は撮影した画像をリネームしたものです。
※すべて絞り優先AE / F11 / ISO100 / AWB / 3,888×2,592ピクセルで撮影しています。レンズはEF-S 18-55mm F3.5-5.6 USMで、焦点距離は18mmです。
※画像下のデータはシャッター速度 / 露出補正値 / 画像サイズ / ホワイトバランスです。
※Kiss Digital Xで撮影した写真は、AF測距点を選択した際、測光モードボタンに触れてしまったのに気付かず中央重点測光で撮影していますが、AEB撮影を行なった中から見た目に適正露出のカットをセレクトしています。


EOS Kiss Digital X
1/125秒 / +1/3EV / 3,888×2,592ピクセル / オート
EOS Kiss Digital N
1/160秒 / 0EV / 3,456×2,304ピクセル / オート

EOS Kiss Digital X
1/100秒 / +1/3EV / 3,888×2,592ピクセル / 太陽光
EOS Kiss Digital N
1/125秒 / 0EV / 3,456×2,304ピクセル / オート

高感度画質をチェックする

 800万画素から1,010万画素に画素数が増えたことで、気になるのが高感度撮影時の画質だ。撮像素子サイズが同じで画素数が増えれば、画素ひとつあたりの面積は狭くなるので、使われている技術が同じだったら、それだけ感度やダイナミック特性は不利になる。ただ、技術は日々進歩するので、こうした特性的な不利を新しい技術がカバーしてくれる可能性も大いにあるわけで、最終的な判断はやはり実際の個々の製品で確かめてみるのがイチバンだ。というわけで、新旧Kiss Digitalおよび、ライバル機種のソニーα100、ニコンD80を交えて、高感度撮影時の画質を比較してみた。照明はインバータ方式の蛍光灯(東芝ネオボールZ EFD21EN 3波長形昼白色 21W)で、ホワイトバランスはオート。カメラ内露出計と再生ヒストグラム表示を参考にマニュアルで露出を設定している

※サムネールのリンク先は撮影した画像をリネームしたものです。
※すべてF11 / 露出補正なしで撮影しています。画像下のデータはシャッター速度 / 画像サイズです。

【EOS Kiss Digital X】
高感度撮影時でも輝度ノイズは少なめで、ローコントラスト部分の解像感の低下も少ない。ただ、低感度でもシャドー部にはカラーノイズがそれなりに潜んでいる。


ISO100
1/4秒 / 3,888×2,592ピクセル
ISO200
1/8秒 / 3,888×2,592ピクセル

ISO400
1/15秒 / 3,888×2,592ピクセル
ISO800
1/30秒 / 3,888×2,592ピクセル

ISO1600
1/60秒 / 3,888×2,592ピクセル

【EOS Kiss Digital N】
輝度ノイズは粒が揃っていてざらついた感じがしないのが特徴。ISO1600でも人形の顔の布目がしっかり描写されている。800万画素と1,010万画素の描写力の差は微妙だ。


ISO100
1/6秒 / 3,456×2,304ピクセル
ISO200
1/13秒 / 3,456×2,304ピクセル

ISO400
1/25秒 / 3,456×2,304ピクセル
ISO800
1/50秒 / 3,456×2,304ピクセル

ISO1600
1/100秒 / 3,456×2,304ピクセル

【α100】
ISO400あたりからシャドー部の輝度ノイズが目立ち始め、ISO800になると解像度は低下していないが、ノイズ的にはかなりキビシイ画質。ISO1600は彩度も下がって論外の画質。


ISO100
1/4秒 / 3,872×2,592ピクセル
ISO200
1/8秒 / 3,872×2,592ピクセル

ISO400
1/25秒 / 3,456×2,304ピクセル
ISO800
1/50秒 / 3,456×2,304ピクセル

ISO1600
1/60秒 / 3,872×2,592ピクセル

【D80】
上位機種のD200に比べると彩度やコントラストが高いにもかかわらずノイズが目立ちにくいのが魅力。ただ、ISO800あたりから人形の顔の布目が一部喪失しているのが難。


ISO100
1/4秒 / 3,872×2,592ピクセル
ISO200
1/8秒 / 3,872×2,592ピクセル

ISO400
1/15秒 / 3,872×2,592ピクセル
ISO800
1/30秒 / 3,872×2,592ピクセル

ISO1600
1/60秒 / 3,872×2,592ピクセル
ISO3200
1/125秒 / 3,872×2,592ピクセル

パノラマで繋いでみた

 風景撮影では1,010万画素でもまだまだ細部描写力に不満を感じる人もいると思う。そこで、EF-S 60mmマクロを使用し、縦位置で撮影した4枚の写真をPTGuiというスティッチソフトでつないで約3,000万画素の画像を作ってみた。これくらい細部描写力が伴うのであれば画素数アップは大歓迎なのだが、撮像素子サイズが小さいままで画素数を増やしたのでは、レンズ性能的にも画素ピッチ的にもここまでの高精細描写は望めないのかもしれない

※素材のサムネールのリンク先は撮影した画像をリネームしたものです。
※素材はすべてマニュアル露出 / F10 / 1/320秒 / ISO100 / ホワイトバランス:太陽光 / EF-S 60mm F2.8 Macro USM/ 3,888×2,592ピクセルで撮影しています。


パノラマ画像

素材1
素材2

素材3
素材4

実写作例

※サムネールのリンク先は撮影した画像をリネームしたものです。
※画像下のデータは露出モード / 絞り / シャッター速度 / 露出補正値 / 感度 / ホワイトバランス / レンズ / 焦点距離 / 画像サイズです。


マニュアル露出 / F4 / 1/40秒 / 0EV / ISO400 / マニュアル / EF-S 60mm F2.8 Macro USM / 60mm / 3,888×2,592ピクセル
絞り優先AE / F8 / 1/400秒 / 0EV / ISO100 / 太陽光 / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM / 18mm / 3,888×2,592ピクセル
絞り優先AE / F11 / 1/200秒 / +1/3EV / ISO100 / 太陽光 / EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM / 10mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F6.3 / 1/100秒 / 0EV / ISO400 / 太陽光 / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 235mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F11 / 1/160秒 / 0EV / ISO200 / オート / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM / 22mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F9 / 1/400秒 / -1/3EV / ISO100 / オート / EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM / 10mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F6.3 / 1/640秒 / 0EV / ISO200 / オート / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 150mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F10 / 1/320秒 / 0EV / ISO100 / オート / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM / 55mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F11 / 1/200秒 / 0EV / ISO100 / オート / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM / 18mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F8 / 1/800秒 / 0EV / ISO200 / 太陽光 / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 80mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F8 / 1/500秒 / 0EV / ISO200 / オート / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM / 34mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F9 / 1/200秒 / 0EV / ISO100 / オート / EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM / 10mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F11 / 1/200秒 / -1/3EV / ISO100 / オート / EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM / 10mm / 3,888×2,592ピクセル プログラムAE / F13 / 1/200秒 / 0EV / ISO800 / オート / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 170mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F2.8 / 1/320秒 / 0EV / ISO100 / オート / シグマ 30mm F1.4 DC / 30mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F9 / 1/250秒 / 0EV / ISO100 / オート / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM / 18mm / 3,888×2,592ピクセル

オート / F16 / 1/400秒 / 0EV / ISO400 / オート / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM / 34mm / 3,888×2,592ピクセル プログラムAE / F5 / 1/160秒 / 0EV / ISO1600 / オート / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 200mm / 3,888×2,592ピクセル

シャッター速度優先AE / F7.1 / 1/60秒 / 0EV / ISO800 / オート / EF70-300mm F4-5.6 IS USM / 130mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F8 / 1/160秒 / 0EV / ISO800 / オート / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 150mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F5.6 / 1/1250秒 / 0EV / ISO400 / オート / EF70-300mm F4-5.6 IS USM / 140mm / 3,888×2,592ピクセル
絞り優先AE / F7.1 / 1/320秒 / 0EV / ISO800 / オート / EF70-300mm F4-5.6 IS USM / 105mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F5.6 / 1/1600秒 / 0EV / ISO400 / オート / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 160mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F5.6 / 1/500秒 / 0EV / ISO1600 / オート / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 210mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F5.6 / 1/320秒 / 0EV / ISO800 / オート / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 150mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F5.6 / 1/800秒 / 0EV / ISO800 / オート / EF70-300mm F4-5.6 IS USM / 160mm / 3,888×2,592ピクセル
絞り優先AE / F6.3 / 1/400秒 / 0EV / ISO800 / オート / EF70-300mm F4-5.6 IS USM / 190mm / 3,888×2,592ピクセル
絞り優先AE / F6.3 / 1/400秒 / +1/3EV / ISO800 / オート / EF70-300mm F4-5.6 IS USM / 150mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F6.3 / 1/160秒 / +1/3EV / ISO800 / オート / EF70-300mm F4-5.6 IS USM / 115mm / 3,888×2,592ピクセル
絞り優先AE / F6.3 / 1/250秒 / +1/3EV / ISO200 / オート / EF70-300mm F4-5.6 IS USM / 225mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F6.3 / 1/125秒 / +1/3EV / ISO400 / オート / EF70-300mm F4-5.6 IS USM / 170mm / 3,888×2,592ピクセル
絞り優先AE / F6.3 / 1/640秒 / +1/3EV / ISO400 / オート / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM / 21mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F4 / 1/30秒 / 0EV / ISO800 / オート / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM / 18mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F10 / 1/320秒 / 0EV / ISO100 / 太陽光 / 10-20mm / 10mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F8 / 1/400秒 / +1/3EV / ISO400 / 太陽光 / EF70-300mm F4-5.6 IS USM / 300mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F10 / 1/320秒 / 0EV / ISO100 / 太陽光 / シグマ 10-20mm F4-5.6 DC / 10mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F8 / 1/500秒 / 0EV / ISO400 / 太陽光 / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 275mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F8 / 1/1000秒 / 0EV / ISO400 / 太陽光 / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 280mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F8 / 1/500秒 / +1/3EV / ISO400 / 太陽光 / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 300mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F10 / 1/500秒 / 0EV / ISO400 / 太陽光 / EF 70-300mm F4-5.6 IS USM / 240mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F10 / 1/100秒 / 0EV / ISO200 / 太陽光 / シグマ 10-20mm F4-5.6 DC/ 10mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F4 / 1/800秒 / 0EV / ISO100 / 太陽光 / シグマ 150mm F2.8 Macro / 150mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F3.2 / 1/125秒 / +1/3EV / ISO200 / オート / シグマ 150mm F2.8 Macro / 150mm / 3,888×2,592ピクセル

絞り優先AE / F3.2 / 1/160秒 / 0EV / ISO400 / オート / シグマ 150mm F2.8 Macro / 150mm / 3,888×2,592ピクセル 絞り優先AE / F3.5 / 1/500秒 / 0EV / ISO100 / オート / シグマ 150mm F2.8 Macro / 150mm / 3,888×2,592ピクセル


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伊達 淳一
1962年生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒業。写真、ビデオカメラ、パソコン誌でカメラマンとして活動する一方、その専門知識を活かし、ライターとしても活躍。黎明期からデジタルカメラを専門にし、カメラマンよりもライター業が多くなる。自らも身銭を切ってデジカメを数多く購入しているヒトバシラーだ。

2006/10/18 01:34
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