写真で見るペンタックス K10D
Reported by 本誌:折本 幸治
DA 16-45mm F4を装着したK10D(左)と、同じく10月下旬発売のDA 70mm F2.4
ペンタックスが10月下旬に発売する「K10D」の開発機を借りることができたので、外観やメニューなどを写真で紹介する。
K10Dは、APS-Cサイズ相当の有効1,020万画素CCD、0.95倍のペンタプリズムファインダー、KAF2マウントなどを採用するデジタル一眼レフカメラ。さらにCCDシフト方式の手ブレ補正機構「SR」(Shake Reduction)や、SRを利用したゴミ除去機能「DR」(Dust Removal)を搭載する。
貸出機のボディ表面は樹脂製ながら、ミドルクラスにふさわしい手触りと剛性感を感じさせるもの。防塵防滴を実現するためのシーリングも各所に見られる。ファインダーも広く、K100Dと格の違いを感じると同時に、同じくガラスペンタプリズムを採用する*ist DSシリーズと比べ、マット面が滑らかに感じられた。
ゴミ除去機能のDRは、メニューから選択して実行する方法と、起動時に常時実行させる方法の2タイプを選択できる。CCDを上下に揺すり、さらにボディ内部の部材に衝突させ、ゴミを落とすという方式。衝突の際、「コトン」という音が発生するが、特に耳障りというほどではない。
バッテリーグリップの「D-BG2」は、本体のグリップやウイングとデザインを一体化したペンタックスらしいデザイン。MZ-5用などを思わせる完成度で、ボディとの質感の統一もとれている。縦位置グリップは細身で、電源ON/OFFレバー、レリーズボタン、前後ダイヤル、AE-Lボタンなどを装備。十字ボタンにも親指が届きやすい。
バッテリーグリップには専用リチウムイオン充電池を1つ搭載可能。メニューからは、本体と合わせて計2つのどちらを優先して使用するかを設定できる。また、バッテリーグリップにリモコンや、予備のSDメモリーカードを収納できるのもユニークだ。
※撮影に使用した機材は開発中のものです。外観およびメニュー画面は製品と異なる可能性があります。
装着レンズはDA 16-45mm F4
装着レンズはDA 16-45mm F4
APS-Cサイズ相当、有効1,020万画素のCCD
ダストリムーバルはメニューから実施。起動時ごとに作動させることも可能
マウント右のフォーカスモード切替。上はJPEGとRAW+JPEG記録を切り替えるRAWボタン
電源はリチウムイオン充電池になった
右手操作部。十字ボタンの周りに、*ist DにあったAFエリア選択ダイヤルが復活した
モードダイヤルと測光方式選択用のレバー(ダイヤル下部)
アイカップを外すと視度調整機構が現れる
ポップアップストロボ
SDHC/SDメモリーカードスロット
レンズキットの18-55mm F3.5-5.6を装着
ペンタックス製品でおなじみのファンクションメニュー
2種類の画像仕上げも搭載
RAW+JPEGでの撮影が可能になった
RAWファイル形式としてDNGが選択できる
新モードの感度優先自動露出(Sv)。撮影モード切替ごとにモード名を表示する
Sv時の情報表示パネル。ダイヤルで感度を変えると、プログラムオートのように絞りとシャッター速度が変化
シャッター&絞り優先自動露出(TAv)も新しい露出モード。設定した絞りやシャッター速度に対し、感度が自動的に変化する
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D-BG2
D-BG2を装着したところ。同社らしいボディとの一体化デザインは健在
本体、またはD-BG2のどちらのバッテリーを優先するかを選択できる
D-BG2の背面操作部
D-BG2のバッテリーホルダーには、SDカードとリモコンを収納できる
収納した状態
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DA 70mm F2.4 Limited
スライド伸縮式の金属製フード(右)が付属する
K10Dにフード付きで装着
フォーカス位置無限遠
フォーカス位置無限遠(フード収納時)
フォーカス位置最短距離(フード収納時)
フォーカス位置最短距離(フード伸張時)
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K100D(右)と大きさを比較
【お詫びと訂正】
記事初出時、十字ボタンの周りのリングを測光方式切り替えスイッチと記載しましたが、正しくはAFエリアを切り替えるためのスイッチです。お詫びして訂正いたします。
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URL
ペンタックス
http://www.pentax.co.jp/
製品情報(K10D)
http://www.digital.pentax.co.jp/ja/35mm/k10d/feature.html
製品情報(DA 70mm F2.4 Limited)
http://www.digital.pentax.co.jp/ja/lens/index35_long.html#10
レンズ交換式デジタルカメラ機種別記事リンク集(K10D)
http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/dslr.htm#k10d
本誌:折本 幸治
2006/09/22 01:20
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