D70sの後継となるエントリークラスのデジタル一眼レフ。というより、中級機のD200のライトバージョンと考えたほうが近い。が、D70と違って、ファインダー光学系が上位モデルと同じで、上級ユーザーに利用者の多い縦位置グリップ「マルチパワーバッテリーパックMB-D80(18,900円)」が用意されているなど、格落ち感が少ないのは注目のポイントだ。
実勢価格は税込みでボディ単体が12万円ほど。AF-S DX ED18-70mm F3.5-4.5G付きキットが約15万円、AF-S DX ED18-135mm F3.5-5.6G付きキットが約16万円となっている。ただし、18-135mm付きキットは予想以上の受注のため、9月15日に発売が延期されている。
■ 小型ボディにD200とほぼ同等のファインダー部
ボディサイズは132×77×103mm(幅×奥行き×高さ)、重さは585g。D70sより幅が8mm小さいが、重さは15gしか違わない(D70sは600g)。一方、D200に比べると幅は15mm、高さ10mmも小さいし、重さは245gも軽い。強度や耐久性、質感で劣るのは否めないにしても、この小ささと軽さは魅力だ。
撮像素子はニコンDXフォーマット(23.6×15.8mmサイズ)の有効1,020万画素CCD。D200が4チャンネル読み出しであるのに対し、D80は2チャンネル読み出し。スピード面では劣ることになる分、コスト面では有利と思われる。
AFセンサーユニットはD200と同じ「マルチCAM1000オートフォーカスセンサーモジュール」。ひし形配置の11点AFで、中央のみがクロスタイプになっている。新しく「オートエリアAFモード」を搭載。狙っている被写体を自動的に認識する、キヤノン式に言えば測距点自動選択である。D200などの「至近優先ダイナミックAFモード」に比べるとかなりの進化といえ、特にターゲットとなるエントリーユーザーにはありがたい機能となるはずだ。
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表示パネル上のAFエリアモードの表示。従来の「至近優先ダイナミックAFモード」は、新設の「オートエリアAFモード」に置き換えられた
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反面、3~5点の測距点をグループ化して使用する「グループダイナミックAF」は省略されている。AFエリアモードの切り替えもメニュー内で行なうようになっている。また、D200は左右の縦3点ずつをグループ化した7点ワイドにできるのに対して、D80ではワイドフレームにできるのは中央1点のみに限られる。
ガラスペンタプリズムを採用したファインダーはD200と同じスペックで、見え具合も同じ。視野率95%、倍率0.94倍としている。他社製エントリーモデルと見比べたらまさに雲泥の差で、ファインダー像の大きさ、ピントの山のつかみやすさに感動してしまうほどだった。対他メーカーで考えれば大きなアピールポイントだが、D200からすると、下位機種に並ばれて優位性がないのがマイナスとなる。
例によって、カスタム機能で格子線のオンオフが選べる。メモリーカード未装填、電池の消耗、白黒モードでの撮影時にはオンスクリーンで警告が表示される(カスタム機能で消すことも可能)。D200に対し、視野外下部の液晶表示は簡素化されていて、測光モードや感度、露出モードの表示が省略されている。
連写速度はD70シリーズと同じく最高3コマ/秒。JPEGの最高画質(ファイン・Lサイズ)時で23コマまで、それ以外では100コマまで、RAWおよびRAW+JPEG同時記録では6コマまでの連写が可能だ。ちなみに、キヤノン「EOS Kiss Digital X」は、ラージ・ファインで27コマ、RAWで10コマまでに強化されており、ニコンファンにはちょっと口惜しいところとなった(ま、あんまり気にする人はいないかもしれないが)。
電源は容量1,500mAhのリチウムイオン充電池。公称値ではストロボ非使用で2,700コマ、ストロボ50%使用で600コマの撮影が可能だ。D200のストロボ非使用時の公称値が1,800コマなのに比べて1.5倍ほどに寿命が伸びている。測定に使われているレンズが違うので同列には比較できないが、持ちがもうひとつよろしくないD200よりは、かなりの改善が期待できる。
記録メディアにはSDメモリーカードを採用。大容量のSDHCメモリーカードにも対応しているので、RAWをメインにするユーザーにも不足はない。ちなみに512MBのカードを装填すると、RAWのみ記録での撮影可能コマ数は「39」と表示されるが、やってみると60コマ以上撮れたりする。ファイルサイズをかなり大きめに見積もっているらしく、残りの容量でどれぐらい撮影できるかの目安になってくれないのは問題だと思う。ちなみにD200も圧縮RAWのときはかなりデタラメな数字しか出ない。
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ほかのエントリー機と比べるとかなり重めだが、D200が大きく重いだけに、とても小型軽量に感じられる
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D80のファインダー内。視野率95%、倍率0.94倍。エントリー機ながらガラスペンタプリズムを使用。見えの良さはかなりのものだ
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こちらはD200のファインダー内。画像では色味、明るさが若干違うが、実物を覗き比べてみても差はほとんどない。ただし、視野外下部の表示はD200の方がずっと細かい。ちなみに、どちらも点灯しているフレームに細い線がくっついているが、これはフレーム表示用の配線
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D80のワイドフレーム。ワイドフレーム化できるのはD80では中央のみ
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D200のワイドフレーム(中央)
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D200のワイドフレーム(右3点)。D200は左右の3点ずつをグループ化しての7点ワイドにできる
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D80の格子線表示
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D200の格子線表示
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電源はD200と同じくEN-EL3e。CCDが2チャンネル読み出しだったり、連写速度が3コマ/秒と遅めなこともあって、公称値では撮影可能コマ数は1.5倍ほどに伸びている
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記録メディアはD50と同じくSDメモリーカード。SDHCにも対応している
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■ 約1段分向上した高感度ノイズ特性
さて、D200で気になっていた高感度時のノイズの多さが、D80ではどうなったかチェックしてみた。なお、ホワイトバランスは電球(白熱灯)、仕上がり設定は標準、高感度ノイズ低減はノーマル、長秒時ノイズ低減はオンで統一している。ただし、両者で感度が微妙に違う(同じ露出値で撮るとD80のほうが若干暗い=感度が低い)。また、ピント位置が同一でない(これは筆者のミス。申し訳ない)ため、目安としてご覧いただければと思う。
ISO100~200相当で撮るかぎり、実写では、両者の画質の差はほとんどない。ISO400相当でも微妙な違い。ISO800相当になると、D200はザラツキが気になってくるのに対して、D80はずっと滑らか。ISO1600相当では、D200はがつんとノイズが増えるが、D80はそれほど極端にひどくならない。ISO3200相当(HI 1)になると、D80も相応にザラツキが出るが、D200のISO1600相当よりいいぐらいに見える。また、ISO1600相当以上で赤が沈む傾向が見られた(これはD200、D80とも)。
ざっと見た感じでは、D200よりも1段分ぐらい良くなっているようで、D200を買った身としてはちょっと口惜しい。まあ、あとから出た機種のほうが成績はよくて当たり前だ。
全般的な発色は傾向は似ているが、やはりエントリー層向けの味付けということか、D80のほうが若干鮮やかめ。感度だけでなくホワイトバランス(どちらも電球モードなんだけどね)も微妙に違う。シャープネスの量も大差はないように見える。
発色などをコントロールする「仕上がり設定」は、メニューの内容自体はD200と同じ。「標準」、「ソフトに」、「鮮やかに」、「より鮮やかに」、「ポートレート」の5種類に加えて、自分で細かく調整できる「カスタマイズ」、それと「白黒」がある。
「標準」、「ソフトに」、「ポートレート」はD200とD80で大きな差はないが、「鮮やかに」、「より鮮やかに」はD80のほうがハデ感が高く、特に赤系は明るく鮮やかに表現される。
「白黒」はD200は一種類だけだが、D80は「スタンダード」と「カスタマイズ」にわかれており、モノクロフィルムでコントラストフィルター(イエロー、オレンジ、レッド、グリーンの4種)を使ったのと同じような効果が出せる。この点も、D200を上回っている部分である。筆者は基本的にRAWでしか撮らないから関係ないが、モノクロ好きのユーザーには注目の機能と言える。
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ISO感度設定1
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ISO感度設定2
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ISO感度設定3。エントリーユーザには1段ステップでいいような気がするが、きちんと1/3段ステップ。ちなみに、D200はカスタム機能で1段ステップに変更できる
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仕上がり設定のメニューはD200とまったく同じ。写りはD80のほうが若干鮮やかめ
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白黒のカスタマイズに設定するとフィルター効果が選べるようになる。モノクロフィルムのコントラストフィルターと同様の効果が得られる。
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■ D-ライティングなどカメラ内編集機能を搭載
「画像編集メニュー」の追加も注目のポイント。すでにコンパクト機には装備されている「D-ライティング」は、明るい部分はそのままに暗い部分だけを明るくできる機能で、「標準」、「弱め」、「強め」の3段階に効果が変えられる。
「モノトーン」は、カラー画像を白黒、セピア、クール(シアン調色風)に変換できる。「フィルター効果」は、「スカイライト」はスカイライトフィルターを、「ウォームトーン」はアンバー系(暖色)のライトバランシングフィルターを使ったような感じにできるほか、カラーバランスをある程度自由にいじれる「カラーカスタマイズ」がある。
そのほか、「赤目補正」は名前のとおり。「トリミング」、「スモールピクチャー」はあまり面白くないし(決められたサイズにしかトリミングできないし、スモールピクチャーはVGA以下に縮小される)、多重露光的効果が得られる「画像合成」はJPEGでは使えない。
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エントリー層向けということからか、撮影した画像に対する編集機能が追加されている
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ハイライト部の明るさを変えずにシャドー部だけを明るくする「D-ライティング」。逆光で暗くなった顔などを補正できる
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「モノトーン」。セピアとクールは色の濃さを微調整できる
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「フィルター効果」。プリセットが「スカイライト」と「ウォームトーン」だけってのは物足りないかも
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「フィルター効果」の「カラーカスタマイズ」
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カラーバランスを自由に変えられる。けっこう面白い
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■ ワンボタンで画像の拡大が可能に
D200ユーザーとしてうらやましいのは、表示関連の機能が充実していること。初期設定の「シンプルメニュー」はカスタムとセットアップのメニュー内容がシンプルになるもの。「フルメニュー」は全項目表示。新しいのが「マイメニュー」で、これは項目選択の画面でチェックマークを入れた項目だけを表示するというもの。「オレは絶対いじらないもんね」的な機能を非表示にできるので、画面はすっきりするし、設定を変更したい項目が見つけやすくなるしで、D200にも欲しい機能である。ファームウェアアップデートでどうにかならないものかと思う。
それから、再生時の画像の拡大、縮小がボタン操作だけで行なえるようになったこと。D200の場合、デフォルトでは「実行ボタン」を押してから「サムネイルボタン」を押しながらメインコマンドダイヤルを回して拡大倍率を選んで、「サムネイルボタン」を離すと拡大、という、とっても面倒くさい手間が必要だが、D80ならワンタッチ。
もっとも、D200もカスタム機能の「f1 中央ボタンの機能」の「再生モード」を「拡大画面との切り換え」にしておけば、マルチセレクターの中央を押し込むだけで画像の拡大が可能(拡大倍率は3段階から選べる)なのだが、そこからさらに拡大倍率を変えたいときには辛気くさい思いをしていたので、この差は何? と言いたい気分である。
反面、感度やホワイトバランス、画質設定をボタン+コマンドダイヤル操作で設定する際にはヘンテコなことになる。D200は上面のボタンを押しながら上面の表示パネルを見て設定するが、D80はボタンは背面なのに、見るのは上面の表示パネルなのだ。操作する場所と、それを見る場所が違うというのは不自然だし、使い勝手もよろしくない。D70なども同じやり方なので、それを踏襲しただけなのだろうが、背面のボタンを押すときは背面の液晶モニターに目が行くのが普通だし、そういうふうに考えるのが、ユーザーへの優しさなのではないかと思う。ま、使ってるうちに慣れて気にならなくなるという説もあるが。
もうひとつ。これはD200も同じなのだが、再生時に撮影情報を表示する画面が、ページ数だけはやたら多いくせに(D80は5ページ、D200は7ページ)、ヒストグラムと露出情報を同時に見るページがない。撮影時のファインダー内表示が、絞り値・シャッター速度と露出を示すバーグラフの切り替え式だったらどんな気分になるかを想像いただきたい。筆者にとっては、ヒストグラムと露出情報が別ページに表示されるのは、それと同じぐらいストレスを感じることなのだ。
保存フォルダー名やら撮影日時を表示する必要性がどれだけあるかは疑問だし、見ればわかる「RGBヒストグラム」、「ハイライト」とかの文字もなくてかまわないのだから、そのスペースに、せめて絞り値とシャッター速度だけでいいから表示してもらいたい。
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「メニュー表示切り換え」で「マイメニュー」を選んで……
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表示したい項目にだけチェックを入れると……
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いらない項目を省略した自分が使いやすいメニューに変えられる。この機能はかなり欲しい
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液晶モニターの左手側の一番下が「拡大ボタン」、その上が「縮小/サムネイルボタン」。拡大、縮小が簡単にできるようになった
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拡大時の画面。表示する部分はマルチセレクターで移動できる。右下の表示は、しばらく放置すると消える
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「RGBヒストグラム」表示。こんなにスペースがあるのに、絞り値やシャッター速度ぐらい出してくれてもよさそうなのにね
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露出値をチェックしたい場合はこの画面(続きがもう1ページある)。画像に重ねて表示されるので、画像チェックには使えない
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■ まとめ
値段が安いだけあって、上級機と比べるとケチのつけどころもいくつかある。一番気になったのはマルチセレクターの操作感で、ボディの奥行きを抑えるためと、誤操作を防ぐ意味合いだろう、ストロークが浅くてタッチが硬いのが使いづらく感じた点。それと前後のコマンドダイヤルの回りが渋いのも、D200と比べると気になってしまう。
撮影の快適さや(やっぱりレスポンスはD200のほうが若干いいように思えた)、連写性能はD200にはかなわないし、ボディの強度や防滴性といったタフさも負けて当然の部分である。
が、D200よりも格段に安くて軽い(ほかのエントリー機に比べると格段に重かったりするが)こと、高感度時のノイズが少なくなっていることなどは魅力を感じる点。白黒モードでのフィルター効果も好きな人にはうれしい機能だろう。そのうえ、ファインダーの見えに差がないのだから、D200を狙っている人にとっては、かなり心動かされるカメラであるのは間違いない。
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誤操作防止の意味もあるのだろう、マルチセレクターの操作感は硬めで押すのに力がいる
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前後のコマンドダイヤルはプラスチック製。ゴムの滑り止めが付いたD200に比べて操作感も渋め
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■ 作例
※作例のリンク先ファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
※写真下の作例データは、機種名/使用レンズ/記録解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離を表します。
※一部の作例については、作例データの一部項目を別の行で強調表示しています。
◆感度(D200との比較)
ISO100からISO400相当まではD200とほぼ同じだが、ISO800相当以上になると、D80のほうが明らかにザラツキが少ない。もっといろんな条件で撮ってみないと厳密には言えないと思うが、1段分ぐらい低ノイズ化しているような感じだ。
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ISO100
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 0.8秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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ISO100
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 0.8秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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ISO200
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 0.4秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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ISO200
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 0.4秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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ISO400
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/5秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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ISO400
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/5秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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ISO800
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/10秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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ISO800
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/10秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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ISO1600
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/20秒秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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ISO1600
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/20秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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ISO3200(HI 1)
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/40秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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ISO3200相当(HI 1)
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/40秒 / F11 / 0EV / WB:電球 / 105mm
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◆仕上がり設定(D200との比較)
全体的にD80のほうが彩度が高めだが、「鮮やかに」、「より鮮やかに」では赤がかなり強くなる。また、白黒のバリエーションが増えている。
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標準
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 3秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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標準
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 2.5秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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ソフトに
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 3秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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ソフトに
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 2.5秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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鮮やかに
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 3秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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鮮やかに
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 2.5秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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より鮮やかに
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 3秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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より鮮やかに
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 2.5秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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ポートレート
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 3秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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ポートレート
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 2.5秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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白黒:スタンダード
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 3秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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白黒
D200 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 2.5秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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◆仕上がり設定(白黒カスタマイズ、D80のみ)
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白黒:カスタマイズ(フィルター効果:イエロー)
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 3秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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白黒:カスタマイズ(フィルター効果:オレンジ)
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 3秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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白黒:カスタマイズ(フィルター効果:レッド)
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 3秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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白黒:カスタマイズ(フィルター効果:グリーン)
D80 / VR Micro 105mm F2.8 / 3,872×2,592 / 3秒 / F22 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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◆画像編集メニュー
逆光で白トビを抑えようとすると顔が暗くなってしまう、といった条件で便利なのが「D-ライティング」。効果は3段階に変えられるが、液晶モニター上では差がわかりにくいので、3種類の画像をつくっていいのを選ぶといい。
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オリジナル画像
D80 / Micro 60mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/640秒 / F6.3 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm
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D-ライティング(標準)
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D-ライティング(強め)
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D-ライティング(弱め)
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カラーで撮った画像を白黒やセピアなどに変えられる「モノトーン」もおもしろいが、「フィルター効果」の「カラーカスタマイズ」がかなり遊べそう。
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オリジナル画像
D80 / Micro 60mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/640秒 / F6.3 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm
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モノトーン:白黒
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モノトーン:セピア
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モノトーン:クール
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フィルター効果:スカイライト
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フィルター効果:ウォームトーン
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フィルター効果:カラーカスタマイズ(アンバー側最大)
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フィルター効果:カラーカスタマイズ(ブルー側最大)
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◆レンズ別作例
- AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G
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D80 / AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G / 3,872×2,592 / 1/30秒 / F3.5 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 18mm
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最短撮影距離はズーム全域で0.45m。望遠端だとけっこう寄れる。やっぱりちょっとユルい感じはするが、価格とズーム比を考えれば文句はいわない
D80 / AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G / 3,872×2,592 / 1/15秒 / F5.6 / 0.33EV / ISO200 / WB:晴天 / 135mm
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ISO100で撮ったらブレたので、少し感度を上げて撮り直したカット。微妙にボケているあたりの描写ががちょっと好みからは外れるかな、という感じ
D80 / AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G / 3,872×2,592 / 1/160秒 / F5.6 / 1EV / ISO200 / WB:晴天 / 135mm
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歪曲収差は広角端だけがタル型。ほんの少し望遠側にズームしたところがもっとも歪みが少なく、24mmではもうイトマキ型に変わっている。感度を下げるのを忘れててISO200相当のまま撮ってしまった
D80 / AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G / 3,872×2,592 / 1/1,000秒 / F5 / 0.33EV / ISO200 / WB:晴天 / 24mm
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こういうシチュエーションだと、D200より1/3~1/2段ほど明るめの露出になる。その分、露出補正量が少なくてすむ。エントリー層にはそのほうが扱いやすいだろう
D80 / AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G / 3,872×2,592 / 1/30秒 / F6.3 / 0.67EV / ISO100 / WB:晴天 / 28mm
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仕上がり設定の標準はわりとナチュラル。EOSのピクチャースタイルのスタンダードに比べると若干地味めに感じられるかもしれない
D80 / AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G / 3,872×2,592 / 1/30秒 / F5 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 50mm
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弱い二線ボケ傾向があるのか、フレアが重なっているかのようなボケ方をする
D80 / AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G / 3,872×2,592 / 1/80秒 / F5.6 / 1EV / ISO100 / WB:晴天 / 135mm
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日が当たっている部分を飛ばしたくなかったのでマイナス補正。暗い部分をもう少し起こしたいなら「D-ライティング」を使うといいかも
D80 / AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G / 3,872×2,592 / 1/125秒 / F5.6 / -0.67EV / ISO100 / WB:晴天 / 90mm
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絞りは開放だが、わずかに絞り羽根が出ているらしく、点光源ボケが円くない(円形絞りのはずなのに)
D80 / AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G / 3,872×2,592 / 1/20秒 / F5.6 / -2EV / ISO100 / WB:晴天 / 125mm
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望遠端は絞り開放だとややアマ。絞れば悪くはないが、こういう条件で絞るのはけっこう辛い
D80 / AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G / 3,872×2,592 / 1/80秒 / F5.6 / -1.33EV / ISO100 / WB:晴天 / 135mm
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D200を手に入れてすぐに中古で買ったレンズ。サイズと画角が手ごろで、歪曲もほとんどなくて使いやすい。写りもそこそこにシャープ
D80 / Micro 60mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/30秒 / F5.6 / -0.33EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm
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ボケはあまり好みではないが、それほど悲劇的でもない、といったところ
D80 / Micro 60mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/60秒 / F5.6 / -0.67EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm
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あちらもののダイヤル式電話機。ホワイトバランスがコケているのは、室内なのに晴天に合わせているせい
D80 / Micro 60mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/13秒 / F6.3 / -1EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm
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上側の隙間はファインダーで見える範囲との誤差。画面が傾いているのは、たぶん筆者のドジ
D80 / Micro 60mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/25秒 / F4 / -0.33EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm
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今回の作例は、大半が某誌の撮影の合間にスタジオ内でパチパチやったもの
D80 / Micro 60mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/40秒 / F3.3 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm
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ほぼ全面白の画面なのに、露出補正0EV。やっぱりニコンのマルチパターン測光はすごい
D80 / Micro 60mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/250秒 / F4 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm
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ちょっとくさめの写真。これも「D-ライティング」向けかも
D80 / Micro 60mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/400秒 / F5 / 0.33EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm
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光がたっぷり入るスタジオは明るくていいんだけど、実はとっても蒸し風呂だったりする。
D80 / Micro 60mm F2.8 / 3,872×2,592 / 1/500秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 60mm
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望遠側がちょっと暗いのが難点だが、超音波モーター内蔵だし、描写もシャープでいい
D80 / 10-20mm F4-5.6 DC HSM / 3,872×2,592 / 1/50秒 / F7.1 / -0.67EV / ISO100 / WB:晴天 / 20mm
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純正のDX 12-24mm F4より2mm短くて15mm相当の超広角なのが好み。ちょっとだけブレてるかも
D80 / 10-20mm F4-5.6 DC HSM / D80 / 3,872×2,592 / 1/20秒 / F8 / -1.33EV / ISO100 / WB:晴天 / 10mm
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雲が白トビして不自然。D200もそうだが、白トビが早い気がする。感度がISO200相当なのは戻し忘れたから
D80 / 10-20mm F4-5.6 DC HSM / 3,872×2,592 / 1/125秒 / F10 / 0EV / ISO200 / WB:晴天 / 15mm
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ボケはきれいだし、描写も優しくていいが、いかんせん太すぎ重すぎ高すぎである。D80にはちょっとアンバランスになる
D80 / VR Micro 105mm F2.8 G / 3,872×2,592 / 1/3秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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手ブレ補正搭載とはいえ、大きくて重いものだから、腕力のない筆者にはしんどいレンズ
D80 / VR Micro 105mm F2.8 G / 3,872×2,592 / 1.3秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:電球 / 105mm
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■ URL
ニコン
http://www.nikon.co.jp/
製品情報
http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d80/
レンズ交換式デジタルカメラ機種別記事リンク集(D80)
http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/dslr.htm#d80
北村 智史 (きたむら さとし)1962年、滋賀県生まれ。国立某大学中退後、上京。某カメラ量販店に勤めるもバブル崩壊でリストラ。道端で途方に暮れているところを某カメラ誌の編集長に拾われ、編集業と並行してメカ記事等の執筆に携わる。1997年からはライター専業。最初に買ったデジタルカメラはキヤノンPowerShot S10。
ブログ:http://ketamura08.blog18.fc2.com/ |
2006/09/05 01:30
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