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【伊達淳一のレンズが欲しいッ!】トキナー AT-X M100 PRO D

〜銀塩一眼でも使用可能な等倍撮影ができる中望遠マクロレンズ
Reported by 伊達 淳一

トキナーのデジタル対応中望遠マクロレンズ「AT-X M100 PRO D」。4月25日発売、73,500円
 トキナーからデジタル対応設計の中望遠マクロ「AT-X M100 PRO D」が発売された。昨年発売された「AT-X 124 PRO DX」がデジイチ(デジタル一眼レフ)専用だったのに対し、AT-X M100 PRO Dは35mm一眼レフでも使用可能で、最大で等倍までのマクロ撮影が行なえる。

 ちなみに“等倍”とは、撮像素子に結ぶ像の大きさが実際の被写体と同じ大きさに写ることで、例えば1cmの被写体を等倍で撮影すれば撮像素子上に結ぶ像もちょうど1cmに写る。そのため、同じ“等倍”撮影であっても、35mm一眼レフとAPS-Cサイズのデジイチとでは、画面全体に占める被写体の割合が違う。撮像素子が小さいと周辺がトリミングされるので、より被写体をアップで撮影できる。つまり、APS-Cサイズのデジイチで等倍撮影すると、35mm一眼レフよりも倍率が1.5〜1.6倍ほど高くなるわけだ。

 さて、そもそもマクロレンズとは、複写や接写をするために設計されたレンズで、最大撮影倍率が高く、近接撮影で高い解像力が得られ、歪曲収差が極力少ないことが求められていて、ボケの美しさは二の次だった。ところが、90〜105mmクラスのマクロレンズは、草花のクローズアップやポートレート撮影に、つかず離れずの適度な距離で撮影できることから、最短撮影距離を気にせず使える中望遠レンズとして人気が高まってきて、マクロレンズといえども、ボケ味の美しさも問われるようになってきた。

 中望遠マクロで人気があるのが、本連載の第1回で取り上げたタムロン「SP AF 90mm F2.8 Di MACRO 1:1」だ。ボケ味の美しさには特に定評があり、“伝説のマクロ”とさえ呼ばれるほどだが、トキナーもかつて「AT-X M90」というMFの銘玉マクロを発売していた。それだけに、久々に気合いが入ったトキナーの本格的マクロレンズの登場で、期待に胸が高鳴ってしまうところだ。


操作性は抜群、ボケも十分美しい

 トキナーAT-X M100 PRO Dの外観デザインは、AT-X 124 PRO DXと同様、非常に質感が良く、表面仕上げは鋳物のようなテイストで、かつてのニコン純正レンズを思わせる質感だ。また、AF時にはフォーカスリングが回転せず、フォーカスリングを前後にスライドさせるだけで、ワンタッチでAFとMFの切り換えが行なえる。キヤノン用とニコン用しか発売されていないが、フォーカスリングの回転方向も、キヤノンとニコンでそれぞれのメーカーに合わせて変えているなど、カメラメーカー純正と操作性が統一されている点も素晴らしい。フォーカスリングのトルク感も適度な粘りがあり快適だ。


全長が最も短い無限遠時(左)と、鏡胴が最大に繰り出す最短撮影距離30cm時(右) ニコン用(左)とキヤノン用(右)。カメラメーカー純正にフォーカスリングの回転方向を合わせて作られている。他メーカーも見習ってほしいところだ

 特に、デジイチのマクロ撮影は、被写界深度が怖ろしく浅いので、少しピント位置がズレただけでも像が大きくボケる。そのため、AFでは狙ったポイントを通り過ぎてしまい、レンズが行ったり来たりを繰り返すことも良くある。しかも、AFロックのかかるシングルAFで撮影し、構図をちょっとだけ変更しても、狙ったポイントからピントが外れてしまうことも多々ある。マクロ撮影では、下手にAFに頼り切るよりも、MFに切り換えて撮影した方が、自分の好きな画面位置でピント合わせができるし、風でゆらゆらと揺れる花を撮影するときなども、カメラ(撮影者)が前後に動くことで、微妙なピントのズレをカバーすることもできる。それだけに、マクロレンズは、ズームレンズ以上にMFの使い勝手の良さが重要な選択ポイントとなる。そういう意味では、AT-X M100 PRO Dは、カメラメーカー純正レンズ以上に快適なMF操作が可能だ。

 最短撮影距離は30cmで、距離目盛りには撮影倍率が青で表記されている。絞り羽根も9枚と多く、F5.6くらいまでは丸みを帯びたキレイな多角形を保っている。

 中望遠マクロとなると、どうしてもタムロンSP AF 90mm F2.8 Di MACRO 1:1と比較されるが、トキナーの方が焦点距離が10mm長いが、レンズ全長はタムロンがわずかに長く、鏡胴が伸びきる最短撮影距離でもタムロンの方が長い。ただし、レンズ重量はトキナーが100g程度重く、手に持ったときにちょっとズシッとした重みを感じる。持ち歩くレンズ本数が増えてきたときには、ややタムロン有利といったところだろうか。


トキナーAT-X M100 PRO D(左)とタムロンSP AF 90mm F2.8 Di MACRO 1:1(右)。どちらもニコン用だが、ほとんどレンズ全長は変わらない 最短撮影距離時のレンズ全長比較。タムロン(右)の方がわずかにレンズ全長は長くなる。しかし、重量はタムロンが100g程度軽い

AT-X M100 PRO DをF5.6まで絞ってみた。絞り羽根は9枚で、角の丸まった9角形になっている タムロン同様、フォーカスリングを前後にスライドさせるだけで、AF/MFを切り換えられるのが特徴だ。1/2倍を境界にしてフォーカスリミッターを効かせることもできるが、リミッターのつまみと指標が90度ずれているのでポジションを勘違いしやすい

 では、写りの違いはどうなのだろうか? 単焦点、それも中望遠マクロなので、シャープさや歪曲収差はどちらもズームとは比べものにならないほど優秀だ。となると、やはりボケ味が一番重要なポイントだろう。背景との距離や絞り値、被写体のコントラストによってもボケ味は大きく変化するので、ボケ味の善し悪しを評価するのはなかなか難しいが、とりあえずポートレート撮影距離で絞りをF2.8開放からF16まで1段ずつ変えて、前ボケ、後ボケを比較してみた。


※以降に掲載した作例のリンク先は、撮影した画像データそのものです(ファイル名のみリネームしています)。縦位置のものは、サムネールのみ回転していますが、拡大画像はあえて回転せずに掲載しています。クリックすると撮影した画像が別ウィンドウで表示されます。クリックするとオリジナル画像が別ウィンドウで表示されます。

※使用ボディはAT-X M100 PRO D、SP AF 90mm F2.8 Di共にニコン D70です。



●絞りによるボケの違い


【AT-X M100 PRO D / F2.8】 【SP AF 90mm / F2.8】

【AT-X M100 PRO D / F4】 【SP AF 90mm / F4】

【AT-X M100 PRO D / F5.6】 【SP AF 90mm / F5.6】

【AT-X M100 PRO D / F8】 【SP AF 90mm / F8】

【AT-X M100 PRO D / F11】 【SP AF 90mm / F11】

【AT-X M100 PRO D / F16】 【SP AF 90mm / F16】

 三脚にカメラを据え付けて撮影しているので、カメラ位置は同じだ。焦点距離が違うので、微妙に画角やボケ量は異なるが、ボケの傾向は十分比較できるはずだ。実際には、このカット以外にも、さまざまなボケ比較撮影を行なってみたが、どちらのボケも十分美しく、少なくともブラインドテストでその差を見分けるのは難しいと思われる。

 ただ、掲載した比較カットをじっくり見比べると、タムロンは背景のボケのコントラストがわずかに高く、樹木のシャドー部が締まって色濃く見える。一方、トキナーは、背景のボケは確かにフラットに感じるが、ピントの合った部分はむしろタムロンよりもコントラストが高く、特にシャドー部の階調が豊かに出ているように見える。強いて言えば、ポートレート撮影にはボケのコントラストが弱めに出るトキナー、花などネイチャー系の撮影にはボケの彩度が高めに出るタムロンが向いていそうだが、前述したように両者を見比べなければ、その差違を見分けるのは難しい。

 写りに大きな違いがないのであれば、個人的にはフォーカスリングの回転方向が純正と同じかどうか、にこだわりたいところ。そういう意味では、キヤノンユーザーならタムロンでもトキナーでもキヤノン純正と同じなので、MF操作の面では問題なし。あとは超音波モーターの静粛なAFにこだわるかどうかで、キヤノン純正か、タムロンもしくはトキナーか、が決まるだろう。また、ニコンユーザーなら、ニコン純正の中望遠マクロも超音波モーター化されていないので、むしろニコン純正よりもAT-X M100 PRO Dの方が魅力的だ。


●歪曲収差

 歪曲収差(ディストーション)をチェック。マクロレンズだけあって、歪曲収差は良く抑えられている。


作例

※キャプション内の撮影データは、使用カメラ / 画像解像度(ピクセル) / 露出モード / 絞り値(F) / 露出時間 / 露出補正値(EV) / ISO感度 / ホワイトバランス / 画質パラメータなど(特に記載がない場合はデフォルト)です。


近所の紅梅、白梅を撮影。青空とのコントラストが美しい。梅や桜を撮影したときに背景の枝が二線ボケになると嫌な描写になってしまうが、ご覧のように自然なボケ味で、ピントを合わせた主題を引き立ててくれる
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 4 / 1/2,000秒 / 0.3 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め
満開の桜。被写界深度を稼ぐためF5.6まで絞って撮影。それでもピントが合う範囲は狭く、キッチリ手前の枝にピントが合っているかどうかをファインダーでチェックしないと失敗する。開放F値が廉価ズームより明るいのでピントの山も掴みやすい
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 5.6 / 1/1,250秒 / 0 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め

地面に落ちた桜の花びらをアップで撮影してみた。近距離撮影では被写界深度がさらに浅くなりく、F8程度に絞ってもシャープに写せる範囲はごくわずか。しかし、前ボケ、後ボケとも軟らかいので、自然な遠近感に写っている
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 8 / 1/1,000秒 / 0 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa・コントラストやや弱め
桜もこれくらい引きで撮影すると、630万画素のD70ではクッキリ解像するのが難しくなってくる。しかし、並のズームだと桜並木の後ボケが二線ボケになったり、にじんだような描写になってしまうが、そういった嫌なボケにならないのが救いだ
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 8 / 1/500秒 / 0 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め

後ボケに比べると、わずかに前ボケはなめらかさに欠けるが、それでもうるさい二線ボケにならないのは立派。ピントが合っている部分はコントラストが高く、カリカリにシャープなのに対し、ボケは軟らかく、適度にコントラストも弱くなるので、主題が引き立って見える
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 5.6 / 1/1,000秒 / 0 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め
レンズとは直接関係ない話だが、D70もカラーモードをモードIIIa & コントラストやや弱めにして、ホワイトバランスをPRESET(MWB)で設定すれば、青空も非常にキレイだし、桜の微妙なピンクもしっかり再現できる。いいレンズを手にすると、意地でもカメラをコントロールしてイイ写真を撮りたくなる
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 8 / 1/640秒 / 0 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め

これも並のレンズならボケがうるさくなるカットだが、背景の花や枝がちっともうるさくないのは見事だ。遠近が混在するシーンをAFで撮影すると、どこにピントが合うかわからない。こういう場合は、MFでしっかり合わせた方が確実だ
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 6.3 / 1/800秒 / 0 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め
桜の花をアップで撮影するときに、ピントを花びらに合わせるべきか雄しべや雌しべに合わせるべきか悩むところだが、両方にピントが合って見える位置をカメラを前後させながら探してみた
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 4.5 / 1/2,500秒 / 0 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め

直射日光が当たった桜の花や、明るい背景がのぞく木の枝の輪郭にパープルフリンジが出ている。通常の被写体では倍率色収差を感じることはまずないが、こういった非常に輝度差の大きな部分にはパープルフリンジは避けられないようだ
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 2.8 / 1/1,000秒 / 0.3 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め
背景にマンションのベランダの柵を入れて撮影してみた。非常にボケがうるさくなりやすい背景だが、背景に何があるのかをしっかり描きつつ、柵が二線ボケにならずに再現されているのは見事だ
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 3 / 1/1,250秒 / 0.3 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め

後ボケだけでは単調な構図になるので、前ボケとして菜の花を入れてみたお決まりのパターン。風で葉の花が揺れるので、MFで置きピンをしてカメラを前後しながらピントが合った瞬間を狙って撮影した
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 4 / 1/1,250秒 / 0 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め
マクロといえばチューリップ(笑)。なにしろコンパクトカメラのアイコンにもチューリップの花が使われているくらいだ。ただ、D70だとハイライトの白飛び限界が1/3〜1/2EVは早いので、D100をRAWで撮影。NikonCaptureで現像してみた
D100 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 4 / 1/160秒 / -0.3 / 200 / PRESET / カラーモードI / ユーザーカスタム階調

チューリップをMFでじっくり撮るならファインダー倍率がD70よりも高く、ハイライトの階調再現特性にも余裕があるD100の方が向いている。雨の中での撮影だが、フォーカスリングの感触がよく、自分が狙った部分にピタリとピントを合わせられるのは気持ちがイイ
D100 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 4.5 / 1/320秒 / -0.3 / 400 / PRESET / カラーモードI / ユーザーカスタム階調
散りかけた桜の花をアップで撮影。花びらが散ってしまってがくの部分だけが残った桜が背景にあるので、さすがにボケがうるさくなってしまった。もう少し絞ってボケを小さくした方が、自然な写りになるかもしれない
D100 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 3.8 / 1/200秒 / 0.7 / 400 / PRESET / カラーモードI / ユーザーカスタム階調

最大で400%のダイナミックレンジを誇るフジFinePix S3Proでチューリップを撮影。飛びそうで飛ばないハイライトの粘りが魅力だ。被写界深度がかなり浅いが、MFでしっかり狙った部分にピントを合わせることができた
FinePix S3 Pro / 3,024×2,016 / 絞り優先AE / 5.6 / 1/350秒 / 0 / 100 / AWB / WIDEレンジ AUTO / 彩度HIGH
前ボケ、後ボケで主題を強調するお約束の構図。チューリップの花や茎は二線ボケを起こしやすいが、このなめらかで軟らかい自然なボケ味はこのレンズ最大の魅力だ。S3 Proのハイライトの階調再現能力も素晴らしい
FinePix S3 Pro / 3,024×2,016 / 絞り優先AE / 4 / 1/1500秒 / 0 / 100 / AWB / WIDEレンジ AUTO / 彩度HIGH

並のマクロレンズと並のデジイチでは、ここまで軟らかくとろけるようなボケ味と透き通った色の美しさは再現できない。画素数よりも色と階調の良さの方がキレイな写真には重要な要素だ
FinePix S3 Pro / 3,024×2,016 / 絞り優先AE / 5.6 / 1/250秒 / 0 / 100 / MWB / WIDEレンジ AUTO / 彩度HIGH
35mm判換算で150mm相当の画角なので、中望遠マクロというには少し望遠寄りだが、並んだチューリップを圧縮効果で強調するには、これくらいの方が都合がいい。葉っぱも二線ボケにならず、実に自然で軟らかだ
FinePix S3 Pro / 3,024×2,016 / 絞り優先AE / 4 / 1/500秒 / 0.5 / 100 / MWB / WIDEレンジ AUTO / 彩度HIGH

逆光に透けるチューリップ。コンパクトデジカメよりも背景をフワッと大きくボカせるのがデジイチの醍醐味。ボケが単調にならないように、背景の色のミックスぐあいを考えて絞り値を決定しよう
FinePix S3 Pro / 3,024×2,016 / 絞り優先AE / 4 / 1/350秒 / 0.5 / 100 / MWB / WIDEレンジ AUTO / 彩度HIGH
個人的にはネコの方が好きだが、あまりに可愛かったので、飼い主さん(のお友だち)の許可を得て撮らせてもらった。MFでの撮影だが、少しだけ前ピン気味。しかし、後ピンになるよりはマシなので、やや前ピン気味にピントを合わせることが多い
FinePix S3 Pro / 3,024×2,016 / 絞り優先AE / 4 / 1/350秒 / 0 / 200 / MWB / WIDEレンジ AUTO

これも同じ方が連れていたワンちゃん。ピントが合っている部分の毛並みは恐ろしくシャープだ。それでいて、自然にボケていくのが魅力。植毛付きのフードも付属しているので、半逆光撮影でも安心だ
FinePix S3 Pro / 3,024×2,016 / 絞り優先AE / 4.8 / 1/350秒 / 0.5 / 200 / MWB / WIDEレンジ AUTO
踏みつぶされた空き缶が何となくフォトジェニックだったのでパチリ。全面をシャープに写そうとF11まで絞ったものの、地面まではピントが来なかった。想像以上に被写界深度が浅いことに驚かされる
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 11 / 1/500秒 / 0.3 / 200 / PRESET / カラーモードIa / コントラストやや弱め

花をフワッと大きくボカしてイラスト風に撮るのもいいが、花の細部をしっかり見せたい場合は、なるべく絞り込んで撮影するのがマクロ撮影の定石。このカットもF11まで絞り込んで、雌しべと雄しべにピントが来るように配慮している
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 11 / 1/640秒 / 0.3 / 200 / AUTO / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め
青空とピンクの花のコントラストがキレイだったのでパチリ。中途半端にボカすと二線ボケになりやすいが、このレンズは木の枝が背景にあっても自然で穏やかなボケなので安心して撮影できる
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 8 / 1/500秒 / 0 / 200 / AUTO / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め

倍率色収差があるかどうかをチェックするため、クルマのヘッドライト部分を撮影してみたが、この程度のシーンではパープルフリンジも色ズレも認められなかった。D70の細部描写力の高さを最大限に引き出せるレンズだ
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 11 / 1/640秒 / 0 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め
タンポポの綿毛を撮影しようと思ったが、被写界深度が浅く、どこにピントを合わせればいいのか、パニック状態になるほど。そこで、MFでピントを固定し、タンポポの綿毛を左手で持って、前後に動かしながら手前にピントが来るよう撮影した
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 11 / 1/320秒 / 0 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め

背景が近いとボケが中途半端になり、うるさいボケになりやすい。葉っぱの一部が二線ボケっぽくはなっているが、それでも写真全体を見れば、フワッと自然なボケ味だ。マニュアルでホワイトバランスを設定しているせいもあるが発色もクリアだ
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 4.5 / 1/2,000秒 / 0 / 200 / PRESET / カラーモードIIIa / コントラストやや弱め
開放F値がF2.8のズームレンズは高価で重量もあるが、F2.8の中望遠マクロならコンパクトで値段も手頃だ。天気が悪く、十分な光量が得られないときは、1絞りから2絞り明るいので、手ブレ回避にも有利だ
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 3.5 / 1/160秒 / 0 / 400 / AUTO / カラーモードIa / コントラストやや強め

逆光に透けるチューリップもキレイだが、曇天でフラットな光で照らされたチューリップもなかなか趣きがある。マニュアルでしっかりホワイトバランスを取れば、曇天でも色カブリの少ない写真を撮影できる
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 3.5 / 1/200秒 / 0 / 400 / PRESET / カラーモードIa / コントラストやや強め
これが“等倍”で撮影したカット。D70の撮像素子は23.7×15.6mmなので、それよりもわずかに小さい範囲が写っているはずだ。等倍撮影ともなれば、もはやピントが合う範囲は針の先ほど。完全に水平を取る自信もないのでF16まで絞って撮影した
D70 / 3,008×2,000 / 絞り優先AE / 16 / 1/25秒 / 0 / 400 / PRESET / カラーモードIa


URL
  トキナー
  http://www.tokina.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.tokina.co.jp/news/4961607633946news.html
  製品情報
  http://www.tokina.co.jp/atx/4961607633946.html

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伊達 淳一
1962年生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒業。写真、ビデオカメラ、パソコン誌でカメラマンとして活動する一方、その専門知識を活かし、ライターとしても活躍。黎明期からデジタルカメラを専門にし、カメラマンよりもライター業が多くなる。自らも身銭を切ってデジカメを数多く購入しているヒトバシラーだ。

2005/05/25 00:07
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