デジカメ Watch

【伊達淳一のレンズが欲しいッ!】ペンタックス smc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited

〜キレのある写りが楽しめる小型軽量パンケーキレンズ
Reported by 伊達 淳一

 かつて、ペンタックスには「smc PENTAX-M 40mm F2.8」という非常に奥行きが薄い短焦点レンズが存在した。パンケーキのように薄く平べったいことから、“パンケーキレンズ”とも呼ばれることも多く、ペンタックス以外にも、「コンタックス Carl Zeiss Tesser T* 45mm F2.8」や「ニコンAi Nikkor 45mm F2.8P」といったパンケーキレンズが有名だ。レンズが小さく薄く、撮られる側を威圧しないことから、スナップ撮影などに愛用している人が今でも多い。

 そんな薄さが魅力のパンケーキレンズが、最新設計のデジタル専用レンズとしてペンタックスから発売されることになった。それが「smc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited」だ。“Limited”とは、高解像力や低収差といった各種試験機による数値評価だけでなく、数多くの実写評価を繰り返し、数値だけでは表わせないレンズの味を設計者の主観により追求したレンズのみに与えられる称号で、これまでに、FA43mm F1.9 Limited、FA31mm F1.8AL Limited、FA77mm F1.8 Limitedの3本のLimitedシリーズが発売されている。



 ただし、今回発売されるsmc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limitedは、APS-Cサイズのデジイチ(デジタル一眼レフ)専用のDAレンズなので、同社の35mm一眼レフには基本的には使用できない(ことになっている)。試しに35mm一眼レフに装着してみるとファインダー内ではケラレがなく、わずかに周辺光量落ちが感じられるだけだ。(FAJレンズと同様)絞り環がないので、電気的に絞りを制御できない古いボディでは開放絞りでしか使えないが、それ以外のボディならしっかり絞り込んで写せば35mm一眼レフボディでもなんとか使うことはできそうだ。もちろん、APS-Cサイズに対してはかなりイメージサークルに余裕があり、開放絞りから周辺画質も良好だ。

 また、従来のsmc PENTAX-M 40mm F2.8は、絞り羽根が5枚と少ないため、絞ったときにボケの形が五角形となり美しいボケとは言えなかったが、今回のsmc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limitedは、絞り羽根が9枚と贅沢な構成になり、絞ってもボケの形がキレイだ。ボクはsmc PENTAX-M 40mm F2.8のユーザーなので、新旧レンズで描写性能を比較してみたが、やはり旧タイプの五角形のボケはお世辞にも自然とは言えない描写だ。また、旧タイプのMレンズは、絞り開放では少しフレアっぽく、コントラストが低下しているのに対し、新しいDAレンズは、デジタル専用設計だけあって絞り開放からコントラストが高く、シャドーの抜けがいいのがわかる。


M40mmを装着したsuper Program(左)と、DA40mmを装着した*ist Ds
 ちなみに、ボクのsmc PENTAX-M 40mm F2.8は、レンズ正面の飾りパネルやフィルター枠が外れた状態になっているが、これはかつて一眼レフのファインダー内撮影をするために使っていたからだ。今ではコンパクトデジカメを使えば簡単にファインダー内撮影ができるが、今から20年前にファインダー内撮影をするには、レンズ前玉が小さいM40mmを使うのが一番適していて、ファインダーぎりぎりまでレンズ前玉を押し当てられるようにフィルター枠を外してしまった、というわけだ。




●smc PENTAX-M 40mm F2.8とsmc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limitedのボケ描写比較


※作例のリンク先は、特に記載がない限り、撮影した画像データをリネームしたものです。縦位置のものは、サムネールのみ回転していますが、拡大画像はあえて回転せずに掲載しています。クリックすると撮影した画像が別ウィンドウで表示されます。

※キャプション内の撮影データは画像解像度(ピクセル)/露出時間/レンズF値/ISO感度/露出補正値です。


※作例は個人での鑑賞用です。写真などの著作権は著作者に帰属します。無断転用、無断転載は著作権法違反となります。


【PENTAX-DA 40mm / F2.8】3,008×2,000 / 1/640(秒) / F2.8 / 200 / 0 【PENTAX-M 40mm / F2.8】3,008×2,000 / 1/800(秒) / F2.8 / 200 / 0 / -

【PENTAX-DA 40mm / F4】3,008×2,000 / 1/500(秒) / F4 / 200 / 0 【PENTAX-M 40mm / F4】3,008×2,000 / 1/500(秒) / F4 / 200 / 0 / -

【PENTAX-DA 40mm / F5.6】3,008×2,000 / 1/250(秒) / F5.6 / 200 / 0 【PENTAX-M 40mm / F5.6】3,008×2,000 / 1/250(秒) / F5.6 / 200 / 0 / -

【PENTAX-DA 40mm / F8】3,008×2,000 / 1/125(秒) / F8 / 200 / 0 【PENTAX-M 40mm / F8】3,008×2,000 / 1/125(秒) / F8 / 200 / 0 / -

 話を元に戻そう。smc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limitedには、前述したように絞り環がなく、フォーカスリングの幅もかなり狭い。しかし、思ったよりもマニュアルフォーカスの感触は良好で、カメラを構えたときに、レンズを支える左手の人差し指の腹で、スムーズにマニュアルフォーカスが行なえる。また、DA、DFAレンズではおなじみの“Quick-Shift Focus System”を搭載しているので、シングルAFでの合焦後、AF/MF切り換えなしでマニュアルフォーカスで微調節できるのも特徴だ。

 最短撮影距離は40cmで、従来のMレンズの60cmよりも“寄れる”ようになっている。しかも、*ist Dや*ist DS装着時の実撮影画角は61mm相当なので、Mレンズに比べれば被写体をアップで撮影できるのだが、最近の標準ズームレンズは最短撮影距離が30cm前後まで寄れるものが多いので、“あともう一歩二歩寄れれば……”と思うこともあった。画角が40mmの準標準レンズであれば、引きのスナップ撮影にも適しているが、*ist D/Dsに装着すると61mm相当と画角が狭くなるので、どうしても寄りの絵が多くなりがちということも関係あるのだろう。

 ただ、61mm相当の画角というのに次第に慣れてくると、これはこれで自然な画角な感じもしてきた。ボクはメガネを掛けているのだが、特になにかを注視しないで前方を見て歩いているときに“モノが鮮明に見える角度”が、だいたい60mm前後みたいなのだ。もちろん、見えている範囲はもっと広いのだが、メガネを掛けているということもあって、目をキョロキョロさせずにモノがクッキリ見える範囲と、*ist D/DsにDA40mmを装着して写る範囲が妙に一致するような気がする。


●絞りによる画質チェック


【F2.8】3,008×2,000 / 1/400(秒) / F2.8 / 200 / 0 【F4】3,008×2,000 / 1/250(秒) / F4 / 200 / 0

【F5.6】3,008×2,000 / 1/125(秒) / F5.6 / 200 / 0 【F8】3,008×2,000 / 1/60(秒) / F8 / 200 / 0

 実写画像を見てもらえばわかるが、単焦点レンズということもあって写りは非常にキレが良く、*ist Dsの“ナチュラルモード”で撮影しても、あえてシャープネスをプラスする必要がないほどだ。フジツボ型のメタルフードが付属していて、49mmのフィルター溝にねじ込んで装着する。フードにも30.5mmのフィルター溝が刻まれているので、30.5mmのフィルターを使用することも可能だが、フジツボフードを装着すると、レンズ前玉が奥まった形になるので、常用保護フィルターの必要性はさほど感じない。

 優秀なコーティングで逆光性能には定評のあるsmc PENTAXレンズだが、薄型でレンズの懐が狭いためか、画面周辺もしくは画面のすぐ外に太陽など強い光源があると、ピンク色のフレアというかハレーションが発生することがある。倍率色収差はよく抑えられているほうで、画面周辺部でも目立った色づきはほとんどないが、街灯など非常に輝度差が大きな部分には多少パープルフリンジが生じることもある。ただ、これはレンズの色収差というより、デジタル特有の偽色の一種ではないかと思われる。

 また、画面周辺に直線のある被写体を写すと、ごくわずかにタル型の歪曲収差が認められるものの、かなり神経質にならなければ気にならないレベル。通常の撮影で歪曲収差が問題となることはまずないだろう。

 ポイント還元制の大手量販店の実売価格は4万円+消費税。Limitedレンズとしては手頃な価格だ。超広角や超望遠、マクロのように強烈な個性を持ったレンズではないので、レンズの描写特性に頼った作画は望めないが、全長15mmで重さもわずか90gという“ボディキャップ”なみの超軽量レンズは、持っているだけでもなんとなくうれしくなるし、いいスナップ写真が撮れそうな気がする。不思議な魅力を持ったレンズだ。


※使用カメラはすべて*ist Ds(ナチュラルモードで撮影)で、キャプション内の撮影データは、露出モード / 絞り / 露出時間 / 露出補正 / ISO感度 / ホワイトバランス / コントラスト / 彩度 / シャープネスです。


ほぼ最短撮影距離での撮影。ボクが*ist Dsで撮影するときの基本セッティング(彩度とシャープネスを各+1に設定)で撮影してみたが、単焦点レンズだけあってかなりカリカリの描写が得られた
絞り優先AE / 3.5 / 1/1,600(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / +1 / +1
猫はレンズの前玉が大きいと嫌な顔をする(光るモノが嫌いらしい)。しかし、40mm F2.8はレンズ前玉が小さく、猫に対しても威圧感が少ないようだ。絞り開放近くでの撮影だが、にじみのないクリアな描写だ
絞り優先AE / 3.2 / 1/800(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / +1 / +1

F5.6まで絞っているが、結構ピントが合う範囲は狭い。9枚羽根絞りなので、背景のボケも角張らず、うるさくならないのがいい。猫の毛並みがゴワゴワに写っているのを見て、シャープネスは0のままのほうが良さそうと感じた次第だ
絞り優先AE / 5.6 / 1/640(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / +1 / +1
空き缶に書かれた文字がくっきりシャープに写っている。それでいて缶の丸みも感じられる。焦点距離的に背景をフワッとボカすのはむずかしいレンズだが、ピントが来ていない部分が自然な奥行き感でボケているのが特徴だ
絞り優先AE / 5.6 / 1/800(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / +1 / +1

ピントが外れた部分の描写がうるさくなりがちな被写体だが、自然な奥行き感で描写できている。開放絞りから2段も絞っていることもあって、画面周辺部も乱れがなく、整った描写だ
絞り優先AE / 5.6 / 1/250(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / +1 / +1
近所のマンション建設現場にて。直線が傾かないようにフレーミングに気を付けて撮影した。これを見れば歪曲収差の少なさがわかる。壁に描かれた完成予想図も実に克明に写っている
絞り優先AE / 5.6 / 1/2,000(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / +1 / +1

近所の理髪店。これも画面の傾きに気を付けながら撮影。壁面の細かなテクスチャーまでしっかり写っている。廉価ズームとはひと味もふた味も違うキレの良さだ
絞り優先AE / 8.0 / 1/1,250(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / +1 / +1
真っ赤なクルマに看板に反射した光が写り込んでキレイだったのでパチリ。彩度を+1にしていたので、色飽和を起こした部分もあるが、ボディの丸みが感じられる立体感豊かな描写だ
絞り優先AE / 5.6 / 1/160(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / +1 / +1

イタリアンレストランの看板をパチリ。61mm相当の画角なので、スナップ撮影にはいささか画角が狭く、どうしても寄りで写すことが多くなる。ズームと違って自分自身が前後に動きながら撮影しなければならないレンズだ
絞り優先AE / 5.6 / 1/80(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / +1
歪曲収差を始め、諸収差のチェックのために撮影したカット。これを見るとわずかにタル型の歪曲収差があるものの、通常撮影ではまず気にならないレベル。倍率色収差もほとんど認められない
絞り優先AE / 5.6 / 1/1,000(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / +1

中途半端にボケた部分が嫌みでないのが、このレンズの魅力。ピントが合っている部分のみエッジ立つレンズと違って、被写体の丸みがよく再現できているので立体感が感じられる
絞り優先AE / 5.6 / 1/100(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / +1
レールが光っている部分から日陰になっているホームの下まで、フレアが非常に少なく、コントラストの高い描写だ。暗部のディテールがしっかり出ている。露出レベルも実に的確だ
絞り優先AE / 5.6 / 1/800(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / +1

昔からレンズ性能をチェックするには枯れ木を撮影するのが一番、と言われてきたが、細い枝まで乱れずに描写できている。白いビルの壁面を見ても、倍率色収差による色にじみは発生していない
絞り優先AE / 8.0 / 1/400(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / +1
歪曲収差が少ないと、このような直線が多いカットも安心して撮影できる。ただ、レンズの歪みが少なくても、カメラをまっすぐに構えるのは意外に至難の業だが、*ist D / Dsは方眼マットに交換できるのが魅力だ
絞り優先AE / 5.6 / 1/500(秒) / -0.7 / 200 / オート / 0 / +1 / +1

ビルとビルの隙間から太陽の反射が見えた。61mm相当の画角は、作画には中途半端ではあるが、それだけにレンズの描写特性を利用してデフォルメされた写真とは違う素直な写りだ
絞り優先AE / 5.6 / 1/250(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / +1
駐車中のバイクにゴーグルがかかっていた。ゴーグルに写ったビルとバイクの黄色をアクセントに作画してみた。望遠レンズのようにフワッと大きなボケではないが、奥行きが感じられる素直なボケ味だ
絞り優先AE / 4.0 / 1/125(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / +1

大晦日に降った雪のなごりをパチリ。画質パラメータでシャープネスを強めなくても十分シャープな写りなのがわかったので、このレンズはシャープネスを0で撮影するのを基本に決めた
絞り優先AE / 5.6 / 1/500(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / 0
シャープネスを0に設定すると、“カリカリにシャープ”な写りではなくなるが、あまりエッジ立った描写は写真が平面的になりやすい。プリントして立体感豊かに見えるのは、これくらい“緩い”描写だ
絞り優先AE / 11.0 / 1/400(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / 0

雪の上に落ちた赤い紅葉。もっとアップで写したいところだが、最短撮影距離40cmではこれが限界。25cmくらいまで寄れれば、標準マクロ的な撮影にも使えるところだが、レンズの薄さを重視するとこれが精一杯なのかも
絞り優先AE / 8.0 / 1/320(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / 0
レンズを太陽に向けて、逆光性能をテストしてみた。コーティングには定評のあるsmc PENTAXだが、このDA40mm F2.8は画面のすぐ外や画面周辺に強い光源があると、こうしたピンク色のフレアが発生しやすい
絞り優先AE / 4.5 / 1/320(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / 0

フレアが出たカットを順光で撮影したもの。さすがに雪の一部は白飛びしてしまっているが、非常に高コントラストで、色合いもイイ。背景の日陰が青っぽくなっているのも雰囲気がある
絞り優先AE / 4.5 / 1/1,250(秒) / -0.7 / 200 / オート / 0 / +1 / 0
炉端に咲いていたスイセンにグッと近づいて撮影。このように遠近が混在した被写体をAFでピント合わせするのは難しいので、マニュアルフォーカスに切り換えて撮影。フォーカスリングの幅は狭いが操作性は良好だ
絞り優先AE / 5.6 / 1/640(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / 0

パンフォーカス的に撮影しようとF11まで絞って撮影。これもマニュアルフォーカスで、画面手前にピントを合わせている。さすがに遠景は多少ボケているが、実用的には十分ピントが来ていると言えるだろう
絞り優先AE / 11.0 / 1/640(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / 0
ズームレンズはズーム操作もしなければならないが、単焦点レンズはピント合わせだけに専念すればいいので、AFに頼らずマニュアルフォーカスで撮影するのもなかなか快適だし、撮影行為そのものが楽しくなる
絞り優先AE / 8.0 / 1/800(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / 0

多摩川の河原に雪だるまを発見! さっそく近くまで寄って記念撮影。もちろん、マニュアルフォーカスだ。背景から雪だるまを分離させるため、絞りはF5.6までに抑え、あまり絞り込まないようにした
絞り優先AE / 5.6 / 1/2,500(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / 0
画面右端に富士山が見える。うららかな元旦のスナップだ。堰の流れに偽色が発生しているが、遠景の描写はちょっと甘め。少し前ピン気味だったかもしれないが、単板の600万画素では遠景の細部描写はやはりツライところ
絞り優先AE / 5.6 / 1/1,000(秒) / 0.3 / 200 / オート / 0 / +1 / 0

お正月と言ったら、日本人ならやっぱり初詣。近くの神社にしっかり初詣を済ませ、そのついでに狛犬をパチリ。背景の建物や木の枝がさほどうるさくなく、それでいてなにが写っているかわかる絶妙なボケ方だ
絞り優先AE / 4.0 / 1/125(秒) / -0.7 / 200 / オート / 0 / +1 / 0
倍率色収差が残っていると金属の反射に色づきが現われるが、ヘッドライトやバンパーの輪郭を見てもまったく色づきが生じていない。暗部もしっかり締まっていて、コントラストの良い描写だ
絞り優先AE / 7.1 / 1/320(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / 0

お正月飾りがキレイだったので真正面からパチリ。日陰でビルに太陽の光が反射しているシーンなので、F5.6まで絞ると1/100秒とかなりシャッタースピードが遅くなる。レンズが軽いので安易にシャッターを切りがちだが、カメラブレに要注意だ
絞り優先AE / 5.6 / 1/100(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / +1 / 0
冬場は太陽の高度が低いので、影が長く伸びておもしろい造形を見せてくれる。この日は画質パラメータをすべて“0”に設定して撮影してみることにした。もう少し露出アンダー気味に撮った方が良かったかもしれない
絞り優先AE / 8.0 / 1/60(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / 0 / 0

駅への通り道にある真っ黄色の壁のお店。光がいい具合に当たっていると、ついつい撮影してしまう被写体だ。*ist D / Dsは、ファインダーでピントの山が掴みやすいのでマニュアルフォーカスで撮影するのが楽しくなる
絞り優先AE / 8.0 / 1/640(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / 0 / 0
上野動物園横の子ども遊園地にて。ソフトクリームのオブジェにうまく光が当たって浮かび上がっていたので、すかさずパチリ。パンケーキレンズは薄くて軽いので、カメラを常に首から提げていてもさほど負担にならない
絞り優先AE / 5.6 / 1/80(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / 0 / 0

遊園地の入り口にあるこびとの人形。Limitedレンズならではの自然な立体感が感じられるカットで、ピントが合った部分からなだらかにボケていくので、人形の丸みが実に良く出ている
絞り優先AE / 4.0 / 1/320(秒) / 0 / 200 / オート / 0 / 0 / 0
逆光のテスト。太陽を画面中央部に入れ、五重塔で少し光を弱めてみた。絞り羽根が9枚構成なので、光芒は(数えていないが)おそらく倍の18本出ているはずだ。五重塔の細部も結構しっかり写っている
絞り優先AE / 5.6 / 1/1,000(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / 0 / 0

これも逆光のテストで、画面周辺に直接太陽を入れて撮影したカットだ。まるでスミアのような赤い太い縦線が生じているが、スミアやブルーミングなら短辺方向に走るはず。こうしたケースにはちょっと弱いようだ
絞り優先AE / 5.6 / 1/80(秒) / 0.3 / 200 / 昼光 / 0 / 0 / 0
前後のボケ味をチェックするために、前から2番目の鳥居にピントを合わせて撮影。前ボケも後ボケも穏やかで、自然な奥行き感だ。二線ボケになると悲惨な木の枝も自然なボケ方だ
絞り優先AE / 2.8 / 1/50(秒) / -0.3 / 400 / 昼光 / 0 / 0 / 0

ビルに反射した太陽の光を画面内に入れて撮影。この程度の光では目立ったゴーストやフレアは発生しないようだ
絞り優先AE / 8.0 / 1/500(秒) / 0.3 / 200 / オート / 0 / 0 / 0
さらにしつこく逆光のテスト。さすがに太陽をダイレクトに画面中央に入れてしまうと輝度差が大きすぎて絵にならないので、柳の木の幹で適度に光を弱めながら撮影。わずかにゴーストが出ているが、この程度で済むのはさすがsmcだ
マニュアル露出 / 5.0 / 1/640(秒) / 0 / 200 / 昼光 / 0 / 0 / 0

三脚を持っていなかったので、感度をISO800までアップして撮影。当然、絞りはF2.8開放だ。街灯やクルマのヘッドライトの輪郭に、パープルフリンジが生じているが、単なる色収差とは別物のような気がする
絞り優先AE / 2.8 / 1/60(秒) / 0 / 800 / オート / 0 / 0 / 0
上野公園入り口の動物のイルミネーション。さらに暗くなったのでISO1600まで感度アップ。ノイズは増えているが手ブレしてしまうよりはマシ。F2.8開放でもピントの合った部分はしっかりとした描写だ
絞り優先AE / 2.8 / 1/60(秒) / 0 / 1600 / オート / 0 / 0 / 0

【お詫びと訂正】記事初出時、右上の画像「上野公園入り口の動物のイルミネーション」のキャプション内にある撮影データが誤っておりました。お詫びして訂正させていただきます。



URL
  ペンタックス
  http://www.pentax.co.jp/
  製品情報
  http://www.pentax.co.jp/japan/news/2004/200453.html



伊達 淳一
1962年生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒業。写真、ビデオカメラ、パソコン誌でカメラマンとして活動する一方、その専門知識を活かし、ライターとしても活躍。黎明期からデジタルカメラを専門にし、カメラマンよりもライター業が多くなる。自らも身銭を切ってデジカメを数多く購入しているヒトバシラーだ。

2005/01/17 00:03
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