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【PIE2009】シグマ、「DP2」と「SD15」を展示

会期:3月26日~29日(10時~17時)
会場:東京ビッグサイト東4・5・6ホールおよび会議棟


シグマブース
 シグマはフォトイメージングエキスポ2009(PIE2009)において、2009年前半に発売予定のコンパクトデジタルカメラ「DP2」を出品。製品版とは動作が異なる可能性はあるものの、操作やレンズの画角を確認することが可能だった。

 また、開発中のSD15や発売前の交換レンズ4本を展示。製品展示は3月3日から5日にかけて米国で行なわれたPMA09から大きな変化はないものの、大伸ばしした作品をブース中央にレイアウトするなど、作品志向を強くうかがわせる内容となっている。

 DP2は、APS-Cサイズ相当のFOVEON X3センサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「DP1」のバリエーションモデルとして、2008年9月にシグマが開発を発表。3月に正式発表を行なっている。DP1の28mm相当F4から、41mm相当F2.8へとレンズを変更。会場の実機はメニュー操作などが可能で、ショートカット―メニューを表示するQSボタンを装備をはじめ、DP1から操作系が若干変化しているのがわかる。


DP2。レンズ表記に注目。見た目はDP1とほぼ変わらない 上面にDP2のロゴを確認できる

DPシリーズ初搭載のQSボタンも新機能 QSボタンで4機能を呼び出せる

 常時ディスプレイされているDP2に対し、SD15はハンズオンコーナーで説明員に所望することで、手に取ることができた。こちらも完動品ではないとのこと。

 外観は液晶モニターが3型になったこと以外、前モデルのSD14をほぼ踏襲している。いまのところ新しい機能などは見当たらず、DP2と同じ画像処理エンジン「TRUE II」の搭載待ちといったところだ。


SD15 背面

 FOVEON X3関連で興味深いのは、SD14に至るまでの試作機や、スケルトンモデルの展示だ。技術開発用の試作機からスタートし、SD9、SD10、SD14の歴代モデルが並ぶ。また、シグマがカタログで使用したSD14およびDP1のスケルトンモデルも目をひいた。

 また、シグマは2008年、SDシリーズやDPシリーズが搭載するイメージセンサーの開発メーカー、フォビオンを買収している。それにちなみ、今回はFoveonで初めて製作したイメージセンサーによる撮影画像や、X3ダイレクトイメージセンサー1号機による撮影画像などのプリントを掲示している。


FOVEONセンサーの技術開発試作機 SD9(左)とSD10(右)。SD14で省略されたマウントの外爪が見える

SD14のスケルトンモデル こちらはDP1のスケルトンモデル

Foveonで初めて製作したイメージセンサーによる写真 X3ダイレクトイメージセンサー試作1号機で、発明者が撮影したシャボン玉の写真

 交換レンズでは、キヤノン用の発売日が4月24日に決まった「18-50mm F2.8-4.5 DC OS HSM」を展示。定価で3万2,550円という価格ながら、手ブレ補正機構、インナーズーム、インナーフォーカス、超音波モーターHSMと豪華な装備が特徴。最短撮影距離は30cmで、最大撮影倍率は1:4.1。フィルター径は67mm。


発売前のDCレンズ4本を披露 18-50mm F2.8-4.5 DC OS HSM。OSのON/OFFスイッチを装備

10-20mm F3.5 EX DC HSM 50-200mm F4-5.6 DC OS HSM

18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM

 展示で目立つのは、2008年2月発表の「APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG」が2台並んでいたこと。同様のイベントでは1台しか展示がなかっただけあり圧巻。それぞれSIGMAロゴの色が違うが、1台は試作機、1台は製品版とのことだ。


APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DGが2台も並んだ。今回の雲台はマンフロットの526、三脚はマンフロットのハイハット529B


URL
  フォトイメージングエキスポ2009
  http://www.photoimagingexpo.jp/
  シグマ
  http://www.sigma-photo.co.jp/

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シグマ、「DP2」を正式発表(2009/03/03)


( 本誌:折本幸治 )
2009/03/27 21:14
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