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カメラグランプリ2007はペンタックスK10D

~特別賞はソニーα100とPhotoshop Lightroom

K10D
 カメラ記者クラブ カメラグランプリ2007実行委員会は、カメラグランプリ2007をペンタックス「K10D」に決定した。また、カメラ記者クラブ特別賞にソニー「α100」とアドビシステムズ「Photoshop Lightroom」を選出した。

 K10Dは、幅広いレンズに対応するボディ内手ブレ補正機構、センサーのゴミ除去機能、防塵防滴構造のボディ、多彩な露出モードなど多くの機能を備えながら、ユーザーが買いやすい価格を実現した点が評価された。ペンタックスの受賞は1998年の「ペンタックス 645N」以来9年ぶり、3回目となる。また、グランプリはデジタル一眼レフカメラが6年連続の受賞となった。


α100 Photoshop Lightroom

 α100は、膨大なαマウントレンズ資産の継承が、カメラファンから大きな支持を得て、一眼レフ市場の活性化に大きな役割を果たしたと評価。また、“ソニーの一眼レフ参入”が一般のニュースとして大きな話題になり、社会の関心をデジタル一眼レフに振り向けることになったのも選出の理由。ソニーの受賞は今回が初めてとなる。

 Photoshop Lightroomは、デジタル一眼レフカメラの普及によるカット数増で画像管理が課題となっている中、デジタル画像の処理に必要な作業の効率化に寄与する点が評価された。画像加工ツールとしてのPhotoshopシリーズ全体の功績も踏まえての受賞となった。


カメラ記者クラブ代表幹事の柴田誠氏 カメラグランプリ2007実行委員長の鳥居晋一氏。選考理由を述べた

 同日都内で開催された記者発表会で、カメラグランプリ上位6機種の獲得票数を公表した。1位のペンタックスK10Dが197票、2位のキヤノンEOS Kiss Digital Xが53票、3位のソニーα100が48票、4位のLeica M8が31票、5位のニコンD80が29票、6位の富士フイルムFinePix S5 Proが27票。カメラ記者クラブ代表幹事の柴田誠氏は、「1位と2位の点差がこれほど開いたことは過去に無く、K10Dがダントツだった」とコメントした。

 カメラグランプリは、1年間に国内で発売されたカメラから最も優れた1機種を表彰するもの。写真、カメラ雑誌のメカニズム担当記者で構成されるカメラ記者クラブ会員、外部識者、加盟誌代表者、カメラマン、ライターなどの計50名が選考に当たる。選出されたメーカーは、広告などに選出された事実を使用できる。

 選考対象となったのは、2006年4月1日~2007年3月31日に発売された159機種。今回は35mm銀塩一眼レフカメラのノミネートが無い初めての年となった。

 なお、「写真の日」である6月1日にカメラグランプリ2007の表彰式を行なう。



URL
  カメラ記者クラブ
  http://www.cjpc.jp/
  ニュースリリース(ペンタックス)
  http://www.pentax.co.jp/japan/news/2007/200737.html
  ニュースリリース(ソニー)
  http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200705/07-0517C/

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( 本誌:武石 修 )
2007/05/17 14:08
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