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フォトイメージングエキスポ2007の開催概要が決定

~女性、若者の来場者増を目指す

PIE2007のポスターから。ロゴは前回とほぼ同様。恐竜ロボットのPRも
 写真関連4団体は2日、都内で「フォトイメージングエキスポ2007」(PIE2007)の概要発表会を開催した。

 フォトイメージングエキスポ2007は、アジア最大規模の写真、映像関連ショー。会場は東京ビッグサイト西1~4ホールとアトリウム。会期は3月22日~3月25日。開催時間は10時~17時(最終日は16時まで)。入場料は一般が1,000円。高校生以上の学生、インターネット事前登録、前売券は750円。中学生以下は無料。

 主催はカメラ映像機器工業会、写真感光材料工業会、日本カラーラボ協会、日本写真映像用品工業会で前回と同様。オーガナイザーは、前回の凸版印刷とケルン・メッセから、PIE2005を担当したフジサンケイビジネスアイになった。

 PIEは4団体が個別に開催していた写真関連ショウを統合したもの。初開催は2005年で、今回のPIE2007で3回目となる。


若者など次世代のユーザーに来場を訴える

発表会に出席した主催者代表。左からカメラ映像機械工業会の平野隆之事務局長、写真感光材料工業会の栗田泰専務理事、日本カラーラボ協会の尾花経久専務理事、日本写真映像用品工業会の小林敏彦専務理事
 発表会では、写真感光材料工業会の栗田泰専務理事が主催者を代表して挨拶した。

 栗田氏は、PIE2007のキャッチコピー「体感!写真の力、映像の未来、アジア最大のビッグイベント」を披露。フォトイメージングエキスポを、「独のPhotokinaと米のPMAに並んで、日本写真産業の力を世界に発信する、アジア最大のショウ」と位置づけた。さらに、「写真の楽しさ、美しさをユーザーに発信する絶好の機会」とし、「写真文化の価値、奥行きを訴求していく」と語った。

 なお、 PIE2007は、12カ国から145企業ならびに団体が出展し、総小間数は852。前回とほぼ同等の規模になる。

 PIE2007では、次世代の顧客となる若者を中心とした幅広い年代層の来場者を見込み、ユーザーの拡大を図る。そのために、入場無料枠を中学生まで拡大した。また、新しい試みとして女性向けセミナーを開催するなど、女性に参加してもらいやすいイベントも用意するという。

 加えて、最先端の製品や技術情報、サービスなどの展示に力を入れ、「デジタル化に伴った、新しい写真産業の広がりを提案する」と述べた。

 栗田氏は、PIE2006からの変更点についても触れた。従来、会場1階と4階に分かれていた出展者を1階(西1、2ホール)に集約。4階はセミナー、イベント、フォトコンテストなど文化的な内容のブースを設ける。これまで、4階への来場者数が少なかったことから、1階との格差を是正するためという。


アジア最大のイベントの地位を築く

フジサンケイビジネスアイ事務局の武藤和洋氏
 続いてオーガナイザーを務める、フジサンケイビジネスアイ事務局の武藤和洋氏がPIE2007の開催概要について説明した。

 まず、PIE2007の目標として、「アジア最大のフォト&イメージング総合ショウとしての地位確立」を挙げた。さらに、「企業対企業」と「企業対ユーザー」の共存を図るとした。来場目標は、PIE2006の10万4,000人を上回る11万人を目指す。

 PIE2007は、計5つのゾーンから構成する。小間数が多い順で、「総合ゾーン」(409小間)、「コンシューマ」(270小間)、「プロフェッショナル ソフトウェア&ソリューション」(91小間)、「望遠鏡」(16小間)、「その他関連団体他」(66小間)となる。

 PIE2007に新規出展する企業は、ジッツォやマンフロットの三脚などを扱うボーゲンイメージングなど19社。また、PIE2005に出展したものの、PIE2006で出展を見合わせていたソニーとノーリツ鋼機も2年ぶりにブースを構える。また、日本営業写真機材協会16社も新規に出展する。


多方面にPRを行なう
 同氏は、国際ショーとしての位置づけから、海外からの来場者誘致の取り組みを説明。Photokina、PMAおよび中国、韓国での写真機材ショーの出展社に対してPRを行なったとしたほか、JETRO(日本貿易振興機構)や各国大使館にも来場を依頼したという。国際化の観点から、米Abobe Systemsのバイスプレジデント、デボラ・ウイットマン氏を招いての特別講演も行なう。

 また、開催初日に山根一眞氏が、最終日に椎名誠氏が基調講演を行なう。山根氏はビジネス向け、椎名氏はコンシューマー向けの内容となっている。

 そのほか会期中はビジネス向け、コンシューマ向けそれぞれの、セミナーおよびイベントを多数実施。レベルアップセミナーのアクセサリー活用編では、「今までの機材寄りの話から、テーマに沿ったアクセサリーの活用にセミナーのスタンスを変えた」(武藤氏)と新たな試みも紹介した。さらに、前回好評だったというアイドル撮影会も連日開催する。

 また会場では、産業技術総合研究所が開発した2足歩行の恐竜ロボットを展示。持参したカメラによる撮影タイムを設ける。



URL
  PIE2007
  http://www.photoimagingexpo.jp/
  フォトイメージングエキスポ2006関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/pie2006.htm


( 本誌:武石 修 )
2007/02/02 16:41
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