中央線沿線を西に向かって撮り歩く本企画。今回は荻窪から三鷹までを歩いてみた。このあたりは、筆者として中央線沿線でも最もなじみがあり、よく知っている地域である。といっても歩いてみると、知らない場所も多くて実に新鮮。よく行く撮影スポットは詳しくても、線路沿いに歩くだけで発見がたくさんある。身近な場所にもまだまだネタはあるのだなぁと感心する。さすが東京ということなのか。
吉祥寺までは線路沿いに歩いたが、吉祥寺で少し横にそれて井の頭公園へ。「ここの池でボートに乗ったカップルは別れる」という伝説の井の頭の池がある。といってもいつでもカップルがたくさん乗っているのは、どのような気持ちなのか気になるところ。おせっかいに聞いてみるのも気が引けるが、いつも気になって仕方がない。
この池では鯉にえさをやっているのも楽しい光景だったのだが、「自然保護のためえさをやらないで」という看板が出てからは、餌やりが見られなくなっている。水質維持という観点はよくわかるのだが、ミシシッピー赤耳亀がつらなり、人間が改良した錦鯉が泳ぐなかで自然保護といわれても、ご都合主義のように思えてしまうのは私だけだろうか。
井の頭公園からは玉川上水に出て、上水沿いを三鷹まで歩く。散策路としては、逆方向の久我山方面に歩くほうが、森の中の小道という感じでお勧めであるが、今回は三鷹が目的地なので、舗装道路を三鷹へと向かう。途中には山本有三記念館があり、無料なので見学してみるのもよいだろう。その場合、三鷹に向かって上水の左側の通りを歩くこと。右側(井の頭動物園側)を歩いていくと、先の橋までいって戻ってこなくてはならなくなる。
- 作例のリンク先のファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
- 作例下の撮影データは、使用レンズ/記録解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離を表します。
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ED 14-42mm F3.5-5.6 / 3,648×2,736 / 1/320秒 / F11 / 0EV / ISO100 / WB:晴れ / 14mm
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ED 40-150mm F4-5.6 / 3,648×2,736 / 1/500秒 / F5.6 / +0.3EV / ISO100 / WB:晴れ / 150mm
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ED 14-42mm F3.5-5.6 / 3,648×2,736 / 1/60秒 / F5 / 0EV / ISO100 / WB:晴れ / 14mm
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ED 14-42mm F3.5-5.6 / 3,648×2,736 / 1/25秒 / F5.6 / 0EV / ISO800 / WB:オート / 14mm
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ED 40-150mm F4-5.6 / 3,648×2,736 / 1/125秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / WB:晴れ / 79mm
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ED 40-150mm F4-5.6 / 3,648×2,736 / 1/250秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / WB:晴れ / 150mm
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ED 40-150mm F4-5.6 / 3,648×2,736 / 1/125秒 / F5.6 / -0.3EV / ISO800 / 曇り / 150mm
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ED 40-150mm F4-5.6 / 3,648×2,736 / 1/200秒 / F5.6 / +0.3EV / ISO200 / WB:晴れ / 150mm
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前回触れた画像の編集機能だが、これには「モノクロ作成」、「セピア作成」、「赤目補正」、「鮮やかさ調整」と、「リサイズ」がある。PCがあればレタッチソフトで何でもできるので、普段は編集機能を使うことはないのだけれど、PCなしで使うときに便利な機能がある。リサイズだ。
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E-410のリサイズメニュー
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1,280×960ピクセル、640×480ピクセル、320×240ピクセルの3段階にリサイズが可能なのだが、これをカメラで行なうと何が便利なのか。コンパクトプリンタで、直接印刷するときに便利なのである。エプソンに「E-500」というコンパクトプリンタがある。カードスロットから印刷できるダイレクト機種であるが、プリンタ単独では処理能力が弱い。1,000万画素の画像などを入れて印刷しようとすれば、何十分という単位で待たされてしまうのである。しかし、画像編集でリサイズして使うと軽快に印刷してくれるのだ。
ポストカードなら1,280×960ピクセル。プリクラなどは640×480ピクセル。ミニシールなら320×240ピクセルで良い。リサイズ元のJPEG画像はそのまま残る。RAWで撮った場合は、カメラ内でJPEGに現像してからリサイズできるようになる。
1,000万画素で撮影して、リサイズして印刷すれば、高画質データも残るし印刷も快適なのだ。リサイズ機能がないと、はじめから画素を減らして撮影しておかねばならなくなる。コンパクトプリンタをお持ちのかたには、お勧めである。
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ED 40-150mm F4-5.6 / 3,648×2,736 / 1/125秒 / F5.6 / +0.7EV / ISO100 / WB:晴れ / 150mm
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ED 14-42mm F3.5-5.6 / 3,648×2,736 / 1/125秒 / F3.5 / +2EV / ISO100 / WB:晴れ / 14mm
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ED 40-150mm F4-5.6 / 3,648×2,736 / 1/200秒 / F5.1 / +0.3EV / ISO100 / WB:晴れ / 106mm
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ED 14-42mm F3.5-5.6 / 3,648×2,736 / 1/100秒 / F5.6 / +0.7EV / ISO100 / WB:5,300K・Red+2 / 42mm
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ED 40-150mm F4-5.6 / 3,648×2,736 / 1/100秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / WB:晴れ / 150mm
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ED 14-42mm F3.5-5.6 / 3,648×2,736 / 1/100秒 / F5.6 / -0.3EV / ISO100 / WB:晴れ / 42mm
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ED 14-42mm F3.5-5.6 / 3,648×2,736 / 1/160秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / WB:晴れ / 42mm
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ED 14-42mm F3.5-5.6 / 3,648×2,736 / 1/200秒 / F6.3 / -0.3EV / ISO100 / WB:晴れ / 14mm
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■ E-410に似合うレンズを探せ(その3)
―ニコン「Ai Nikkor 45mm F2.8 P」―
今回選んだのは、Ai Nikkor 45mm F2.8 P。いま、E-410のテレビCMに出演している宮崎あおいちゃんが、個人で愛用しているというレンズでもある。実は私の持っているのはシルバーのレンズ。これはシルバーボディのE-500にあわせて購入したためで、ブラックボディのE-410には似合わない。ブラックボディにはブラックのレンズ。シルバーボディにはシルバーのレンズがよく似合う。
E-410もシルバーボディを作り、OMの24mm F2.8、50mm F1.4、100mm F2.8をアルミ削りだし鏡銅で復刻し、マウントアダプターもシルバーを付属させて限定3,000セット、30万円くらいで売ってくれないものだろうか。
Ai Nikkor 45mm F2.8 Pは、高級そうな箱に入り、プロテクトフィルターとフジツボ型フードが付属していたりして、コレクターズアイテムとしてのニーズを意識して作られている。もちろん最近まで製造されていた現代のニッコールレンズ。デジタル対応ではないといっても、写りはばっちりである。フジツボ型フードをはずして、ブラックのフードをつければ、シルバーレンズでもそこそこ格好良く見えるようだ。
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45mm F2.8 P / 3,648×2,736 / 1/250秒 / F2.8 / +1EV / ISO100 / WB:晴れ / 45mm
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45mm F2.8 P / 3,648×2,736 / 1/320秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / WB:晴れ / 45mm
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45mm F2.8 P / 3,648×2,736 / 1/400秒 / F2.8 / +0.3EV / ISO100 / WB:晴れ / 45mm
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45mm F2.8 P / 3,648×2,736 / 1/320秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / WB:晴れ / 45mm
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45mm F2.8 P / 3,648×2,736 / 1/2,500秒 / F2.8 / +2EV / ISO100 / WB:晴れ / 45mm
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45mm F2.8 P / 3,648×2,736 / 1/1,600秒 / F2.8 / +0.3EV / ISO100 / WB:晴れ / 45mm
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【2007年5月23日】「山本有三記念館」を「山本雄三記念館」と表記していました。お詫びして訂正いたします。
■ URL
オリンパス
http://www.olympus.co.jp/
製品情報
http://olympus-esystem.jp/products/e410/
レンズ交換式デジタルカメラ機種別記事リンク集(E-410)
http://dc.watch.impress.co.jp/static/link/dslr.htm#e410
気になるデジカメ長期リアルタイムレポートバックナンバー
http://dc.watch.impress.co.jp/static/backno/longterm.htm
( 安孫子 卓郎 )
2007/05/22 01:10
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