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カシオ EXILIM ZOOM EX-Z1000【第1回】
1,000万画素コンパクトの登場

Reported by 本誌:伊達 浩二


 カシオ「EX-Z1000」は、コンパクトデジカメとしては初の1,000万画素CCD搭載を最大の特徴とする。

 CCDは1/2.5型ではなく、1/1.8型を採用しているあたりも、画質に気合いが入っているという感じがして、期待が盛り上がる。

 ちなみに発売当初の、店頭価格は5万円をちょっと切るぐらいで、コンパクトデジカメとしてはかなり高級な部類に属する。ただし、カシオのラインナップでいうと、最上位機種ではなく、上にマニュアル指向の「EXILIM ZOOM EX-Z850」がある。

 画素数では優っているものの、EX-Z1000はオートが前提で、「簡単できれいに撮れる」というカメラだ。ちなみにホームページでは、娘の成長記録をきれいに残すというテーマで、用途が訴求されている。

 というわけで、一番の注目は、1,000万画素の実力ということになるのだが、残念なことにカメラが届いてからの3日間は、晴れ間がほとんどないという悪条件に見舞われてしまった。この原稿を書いている日の午後に、ようやく数時間晴れたので数枚はお目に掛けられるのだが、本格的なサンプルは次回以降とさせていただきたい。


高精細のワイド型液晶を搭載

 ボディはステンレスが主要素材で、シャッターボタン周囲などアールが多く、高級感のあるデザインだ。全体にすべすべとした手触りだ。右手の中指の位置のグリップはないが、EXILIMのロゴがすべり止めになっている。

 レンズは38〜114mm相当の3倍ズームで、F2.8〜5.4。光学手ブレ補正は備えておらず、手ブレ補正はアンチシェイクDSPの高感度化による。

 高画素を生かして、HDズームという名称で、最大サイズで撮影した画像から必要な部分を切り出す機能を備えている。これを使うとデジタルズームのように画質が低下することなく、望遠の画像が撮影できる。

 背面の液晶モニターは2.8型のワイドで、解像度も約23万画素と高い。撮影時には、ワイド画面を生かして、画面の右側に常にアイコンバーが表示されており、十字キーの上下左右だけで、簡単に撮影時の設定が変更できる。

 クレードルが付属しており、バッテリの充電やPCへの転送は、これを使う。バッテリ寿命はCIPA準拠で約360枚とされている。


2.8型ワイド液晶モニターを搭載 記録メディアはSDメモリーカード

左からUSBクレードル、ACアダプター EX-S20(ゴーギャンレッド)と並べてみた

細かい設定ができるカシオ流

 では、撮影に行ってみよう。EX-Z1000には、電源スイッチも用意されているが、撮影ボタンか再生ボタンを押すだけで起動できる。デフォルトでは、起動だけだが、もう一度押すことで電源オフにする、という設定もできる。

 カシオのデジカメを本格的に使うのは、カードタイプの「EXILIM CARD EX-S20」以来なのだが、基本的な操作体系は受け継がれているので、迷わずに使える。

 十字キーに割り当てる機能や、起動時に設定項目を初期状態にもどすかどうかを細かく設定できるあたりもカシオ流だ。

 最初はデフォルトの設定で撮ってみる。この状態では、画素数は3,648×2,736ピクセル、画質はファインではなくノーマルになっている。ちなみに、ファインでは約4.2MB、ノーマルでは約2.5MB程度になる。思っていたよりも圧縮率は高めの設定だ。

 もう1つ意外だったのは、デフォルトの設定で「デジタルズーム」がオンになっており、「ブレ軽減」がオフになっていることだ。HDズームとブレ軽減が特徴の機種なので、ちょっと意外な設定だった。

 撮影自体は快適で、オートフォーカスも速く、ホワイトバランスも迷わない。マクロモードと標準モードの行き来は、カメラ任せのオートなので、パッと被写体に向けて、フレーミングを決めて、サクサクと撮れる。

 ちなみに、百数十枚撮ったぐらいでは、バッテリゲージは一目盛りも減っていない。一泊二日ぐらいは軽々こなしてくれそうだ。

※作例のリンク先ファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
※写真下の作例データは、記録解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離を表します。


地下鉄の壁面を使った歪曲収差のチェック。これはワイド端。かなり強い樽型だ
3,648×2,736 / 1/80秒 / F2.8 / ISO200 / 0EV / WB:オート / 38mm
同じ条件でのテレ端。こちらはほぼまっすぐ。テレ端はF5.4と暗いのでISO800になっている
3,648×2,736 / 1/80秒 / F5.4 / ISO800 / 0EV / WB:オート / 114mm

倉庫。壁面の蔦の葉の描写がさすがに細かい
3,648×2,736 / 1/500秒 / F5.6 / ISO50 / 0EV / WB:オート / 38mm
コンテナ。やや実物より青が強い
3,648×2,736 / 1/250秒 / F5.6 / ISO50 / 0EV / WB:オート / 38mm

鉄塔。逆光気味のためコントラストが下がっている
3,648×2,736 / 1/2,000秒 / F5.6 / ISO50 / 0EV / WB:オート / 38mm
看板。たぶん石を投げられた模様
3,648×2,736 / 1/500秒 / F5.6 / ISO50 / 0EV / WB:オート / 38mm

駅舎。ここからファインモードに設定を変えた
3,648×2,736 / 1/800秒 / F5.6 / ISO50 / 0EV / WB:オート / 38mm
窓。壁面に深い窓を開けているのが絵のように見えた。ファインモード
3,648×2,736 / 1/200秒 / F5.6 / ISO50 /0EV / WB:オート / 38mm


URL
  カシオ
  http://www.casio.co.jp/
  製品情報
  http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_z1000/

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( 本誌:伊達 浩二 )
2006/05/31 08:57
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