デジカメ Watch
最新ニュース

松下電器 LUMIX DMC-TZ1【第5回】
ようやく旅に出た“旅カメラ"

Reported by 本誌:伊達 浩二


 “旅カメラ”ことDMC-TZ1を購入してから初めて、ようやく旅に出られた。実は、出張が上諏訪で終わって、松本へ移動して1泊しただけなのだが、楽しい一人旅だった。

 下調べの段階では、「松本城夜桜会」という名で、到着した日から松本城内の夜間開放が始まるので、これを目指したのだが、城に向かっている途中で雨が降り出したので断念した。まぁ、翌朝は雨上がりの桜が撮れたのでよかったとしておきたい。4月中旬だったが、松本はまだ寒く、桜は5分咲きだ。

 TZ1は上着のポケットに直につっこんでいたのが失敗のもとで、どこかの時点でレンズキャップがはずれ、取り出すときにレンズに指紋を付けてしまったようだ。

 おかげで何割かのカットが没。さわったときにわからず、撮影前にレンズをチェックしなかった自分に腹が立つが、自業自得なのでしょうがない。やっぱりレンズカバーはオートがいいなぁ、とは思う。

 もう1つ、もっと広角寄りがほしいと思う場合が多かった。松本城と並ぶ名所の開智学校は、引きがとりにくく、35mm相当ではテニスコートのネット越しでしか全景が撮れない。なるほど観光パンフレットなどの写真は、超広角で撮ったような写真ばかりだ。

 ホテルは高さを重視して選んだので14階建ての11階だった。部屋の窓からの風景も、35mm相当では物足りない。しょうがないので、カメラ付属のパノラマ作成ソフトで加工する前提で、位置をずらしながら何枚か撮っておいた。

 自宅に帰って画像をチェックしてみると、相変わらずマクロモードのまま戻し忘れて撮っていることがあった。まぁ、ちゃんと写っているのでいいのだが、ボケ始めの症状のようで恥ずかしい。


周辺ソフトで旅行の整理

Simple Viewer画面例。撮影日の下に旅の何日目であるかが表示される
 旅行前に撮影モードの「セットアップメニュー」−「トラベル日付」で出発日を設定しておいた。

 TZ1に付属の「Simple Viewer」で見ると、どこまでが何日目に撮ったのかがわかりやすい。プリントアウト時に印刷することもできる。出張を入れても2泊3日ではしょうがないが、滞在型の旅行などでは楽しいだろう。

 パノラマ作成ソフトはArcSoftの「Panorama Maker」が付属している。これはよくできたソフトで、ほとんど自動でパノラマ画像を作ってくれる。

 注意することといえば、使う画像の撮影範囲があまり重なりすぎないようにすることぐらいだ。ちょっぴり重なっていれば、ほとんどの場合きちんとつなげてくれる。


Panorama Maker操作例。使用する画像の選択 重なった部分があれば、水平移動が下手でも繋げてくれる 編集画面。トリミングは通常オートでいいが、後から撮った写真が下がっているので、ぎりぎりまで手動で調整

パノラマ画像の作例。天気が悪いのが残念だが、なんとか合格点か

TZ1の注目度高し

 余談だが、出張の際にTZ1を振り回していたので、2人の方から「そのカメラどうですか」と声をかけられた。

 1人は、海外旅行に行くので、とおっしゃるので、「写真を撮りに行くのではなく、記録や記憶を残すために持っていくなら良いカメラですよ」と答えておいた。海外旅行や新婚旅行では、つい気張って一眼レフボディ2つにレンズ3本とかになりがちだが、それで行動が制約されるよりは、旅を楽しんだ方が良いと思う。ちなみにこの方も、新婚旅行に望遠レンズを持っていって使わなかったという。

 もう1人は編集関係の方だったので、「FZ7よりも小さくて、だいたいまかなえます。静かなカメラなので、対談とかも大丈夫です」と答えておいた。もちろんFZでないと撮れない写真もあるのだが、ノートPCだのボイスレコーダーだの、何かと荷物の多い取材時にTZ1が便利なのは確かだ。

 一応、お二方には「桜を遠景で撮ったりすると、花や枝がちょっとうるさくなる。アップにして何かを撮るときが一番冴える」という自分の印象もお伝えしておいたが、さて、どうされるだろう。

※作例のリンク先ファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
※写真下の作例データは、記録解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/35mm判換算の焦点距離を表します。


上諏訪駅の上りホームには、以前の入浴施設に代わり、足湯が設けられている
2,560×1,920 / 1/200秒 / F3.2 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 45mm
足湯を使っていると、目の前を列車や人が通過していく
2,560×1,920 / 1/50秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 35mm

7〜8人は楽に入れそうな広さだ
2,560×1,920 / 1/50秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 35mm
松本で宿泊したホテルの前の公園で会った大きな猫。落ち着き払った態度
2,560×1,920 / 1/800秒 / F3.6 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 65mm

ホテルの部屋からの眺め。町はずれなので駐車場などが目立ち。ややさみしい。風景モード
2,560×1,920 / 1/60秒 / F2.8 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 35mm
夕暮れとなり、だんだん赤さを増すネオン。金製品を扱う店舗のようだ。風景モード
2,560×1,920 / 1/50秒 / F4 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 148mm

ホテルから見た夜景。1/8秒で手ブレしないのにもすっかり慣れた。風景モード
2,560×1,920 / 1/8秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 35mm
朝の繁華街で見た招き猫
2,560×1,920 / 1/250秒 / F2.8 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 35mm

時間が惜しいので朝食はブリトー。どうもこれの油がレンズについたようだ。反省
2,560×1,920 / 1/320秒 / F2.8 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 35mm
桜の花には昨日の雨が残っていた。後方に芽が見える
2,560×1,920 / 1/320秒 / F4.1 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 311mm

朝もやの遠景。テレ端で圧縮効果を狙う
2,560×1,920 / 1/800秒 / F4.2 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 350mm
日当たりのよい場所にある桜は、ほとんど咲いていた
2,560×1,920 / 1/400秒 / F5 / 0.3EV / ISO80 / WB:オート / 41mm

松本城。東側から。右の張りだした部分が月見櫓
2,560×1,920 / 1/500秒 / F5 / 0.3EV / ISO80 / WB:オート / 39mm
松本城。桜と雲を配して撮影
2,560×1,920 / 1/500秒 / F5 / 0.3EV / ISO80 / WB:オート / 41mm

園内にある駒つなぎの桜。やはり花の形が気にかかる
2,560×1,920 / 1/1,000秒 / F5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 35mm
天守閣を見上げる。こういうときも形がくずれにくいカメラだ
2,560×1,920 / 1/640秒 / F2.8 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 35mm

月見櫓から庭園を見下ろす
2,560×1,920 / 1/320秒 / F3.5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 55mm
開智学校の入り口にいる天使
2,560×1,920 / 1/1,000秒 / F4.1 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 273mm

開智学校。塔には東西南北を示す方位板
2,560×1,920 / 1/2,000秒 / F6.3 / -0.3EV / ISO80 / WB:オート / 82mm
全景を撮ろうとするとバックネットなどが邪魔になる。左の自動車がある道から撮るにはかなり広角のレンズが必要だ
2,560×1,920 / 1/500秒 / F7.1 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 168mm

縄手通り入り口の像。もうちょい右寄りだった
2,560×1,920 / 1/640秒 / F5 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 35mm
趣のある看板
2,560×1,920 / 1/400秒 / F6.3 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 112mm

帰りは「しなの」に載って長野経由で
2,560×1,920 / 1/500秒 / F2.8 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 35mm
新幹線の車窓から。風景モードで撮ったが、ここは空撮モードを試してみればよかった
2,560×1,920 / 1/800秒 / F3.9 / 0EV / ISO80 / WB:オート / 128mm


URL
  松下電器
  http://panasonic.jp/
  製品情報
  http://panasonic.jp/dc/tz1/
  気になるデジカメ長期リアルタイムレポートバックナンバー
  http://dc.watch.impress.co.jp/static/backno/longterm.htm


( 本誌:伊達 浩二 )
2006/04/26 02:21
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.