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レンズはAi AFニッコール 50mm F1.4D
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自分のD200を手に入れてから早くも1カ月が経ってしまったわけだけど、年末年始はデスクワークが多かったこともあって、D200を撮影に連れ出す機会はほとんどなし……D200を使って撮影したいモチーフやアイデアは色々とあるのだけど、それをなかなか実行に移せないのがもどかしいという状態だ。
という話はさておき、今回は以前から気になっていたD200関連アクセサリーをいくつか購入してみたので、その使用感などをインプレッションしてみたい。ちなみに、今回購入したアクセサリーは
・リチウム充電池 EN-EL3e
・マルチパワーバッテリーパック MB-D200
・マグニファイングアイピース DK-21M
の3点である。
■ リチウム充電池
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筆者のEN-EL3e。識別できるようにマジックでマークをつけている
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D200本体には同電池が1個付属しているので、これは言うまでもなく予備である。
ご存じの通り、D200の用のEN-EL3eはサードパーティ製電池が使えないようID機能が付いている。このため、従来からあるEN-EL3やEN-EL3aは同形状でありながら使用することができない。従来電池を複数持っている人にとっては悔しいことかもしれないが、ID付きとすることで、正確な残量確認などを保証していることを考えると、納得できる。
ニッケル水素充電池やニッカド充電池とは違い、継ぎ足し充電を行なってもメモリー効果が発生しにくいのがリチウム充電池の長所というのはよく知られているところ。しかし、だからといって、小刻みに充電を繰り返すと、比較的早く電池がダメになってしまう。リチウム電池の寿命は、どのくらい使ったかということよりも、何回充電したかで決まってしまうのだ。なので、ある程度電池を長持ちさせようとすれば予備電池は必須である。予備電池があれば、もう1個の電池を安心して最後まで使い切ることができるため、おのずと充電回数を減らせるというわけだ。
あと、すでにD200を使用している人はお気づきだと思うが、D200はどうも電池の減りが速いように感じる。カタログで撮影可能枚数を確認してみると、兄弟機のD70sは2,500カットなのに対して、D200は1,800カットと、確かにD200の方がD70sあたりよりは少ないことは確かだ。また、D200の電池インジケーターが5段階表示で、一般的な3段階表示などよりも細かく表示されるため、少しでも電池が減ると即座にインジケーターに反映される→何となく減りが速いように感じるというのもあるだろう。
いずれにせよ、電池に不安を感じながら撮影をするのは精神的によくないので、D200に限らずデジカメの運用にはぜひ予備電池を用意したい。
■ マルチパワーバッテリーパック MB-D200
次はマルチパワーバッテリーパックMB-D200である。これを使うことで、ボディ単体では1個しか装填できないリチウム充電池EN-EL3eを2個まで同時装填できるようになる他、各種単3電池6本でD200を駆動することもできるようになる。
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MB-D200を装着したD200
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本体のようにマグネシウム合金でないのは残念だけど、なかなかカッコよい
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また、グリップ側にもシャッターボタンやメイン及びサブコマンドダイヤルが備えられているため、タテ位置撮影がグッと行ないやすくなるというメリットもある。
D200本体との合体は簡単で、本体に元から付いているバッテリー蓋を外したら、三脚ネジを利用してMB-D200を固定するだけ。MB-D200には外したバッテリー蓋を収納するバッテリーカバーホルダーも備わっているので、外した蓋をなくす心配もない。
MB-D200を装着したD200のスタイルはごらんの通り。D200がもともと持っているメカっぽさがさらに強調され、なかなかカッコイイと言えるのではないだろうか。ひとつ残念なのは、マグネシウム合金製のD200本体に対して、MB-D200がプラスチック製であるため、質感が少々異なってしまっていることだ。ここはあと5,000円くらい高くても、MB-D200の方もマグネシウム合金製にして欲しかったと個人的には思う。なお、D200本体と同様に、MB-D200も電池蓋の開閉部やボディ接合部などにはゴムのシーリングが施されており、防塵・防滴性能が確保されているのはさすがだ。
実際にこのMB-D200を取り付けて構えてみると、タテ位置撮影が本当にラクだし、ホールドも向上するので、不安定になりがちなタテ位置撮影では手ブレ緩和の効果も期待できる。ポートレート系などではヨコよりもタテ位置撮影の方が多くなると思うので、そういった撮影が多い人には絶対にお勧めのアクセサリーといえる。
ただ、中に入る電池サイズの関係でMB-D200のグリップは相当太め。ボクは不満に感じなかったけれど、手の小さめな人は握りづらいと感じるかもしれない。
単3電池が使用できるようになるのもMB-D200のメリットだが、現在の所、単3電池ではなく、EN-EL3eを2本装着して使用している。これがなかなか便利で、片方の電池が切れると同時にシームレスにもう片方へバトンタッチされるため、電池を完全に使い切れるのだ。充電池の場合、通常は電池レベルがある程度下がってきたら早めに交換してしまい、シャッターが切れなくなるまで使い切るということはしないけれど、これならそんなことも気にせずキレイに使い切れるのが気持ちよい。
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MB-D200を装着するには、まず本体側のバッテリー蓋を斜めに引っ張って外す
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外したバッテリー蓋は紛失しないよう、MB-D200の収納ポケットへ入れておく
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あとは三脚穴を利用した取り付けネジを締め込めばOK。工具などは一切必要ない。もちろん、MB-D200の底面にも三脚穴は用意されている
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MB-D200を装着すると、標準のEN-EL3eを2連装着可能となる
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MB-D200に付属するホルダーを用いれば単3電池6本でもD200を駆動できる
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EN-EL3eを2本装着した場合、メニュー→セットアップ→電池チェックの画面はこんな感じで両方の電池の残量や劣化度が表示される
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■ マグニファイングアイピース DK-21M
D200やD100、F80、F60のファインダー接眼部に取り付けることで、ファインダー倍率を約1.17倍に拡大することができるアクセサリーである。標準装備のアイカップに比べて約5mmほど厚みが大きいため、ファインダーをのぞいたときに鼻がボディと干渉するのを緩和できるというメリット? もある。
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こちらは標準装備のアイカップ
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標準のアイカップを外し、マグニファイングアイピースDK-21Mを装着したところ。標準のアイカップよりも約5mmほど厚みがある
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ボク自身はD200の0.94倍というファインダー倍率に満足しているのだが、何かの記事を書くにあたって銀塩一眼レフとD200を同時に使ったら、やっぱりD200のファインダーが少し小さく見え、ちょっとくやしかったのでこのマグニファイングアイピースを買ってみた。で、実際に使ってみた感想だが、ちょっと……な感じ。確かにファインダー像は大きく見えるのだけれど、ファインダーをのぞく角度がすごくシビアになり、目玉がセンターから1mmずれただけでも、ファインダー視野が大きくケラれてしまうのだ。ボクはコンタクトレンズを使用しているが、正確に真正面からのぞいても視野の4隅が軽くケラれていることを考えると、眼鏡使用ではさらにケラれは大きくなるはず。
また、画面周辺の像の流れはこの手のマグニファイアーとして良好に抑えられている方だが、気になる人は気になるだろう。マグファイアー独特の不自然な見え方はこの像の流れが大きく影響していると思われる。
あくまでも個人的な印象だが、ファインダー倍率を上げることと引き替えに失うモノが多いように思った。せっかく購入したDK-21Mだけど、ボクは使わないことにしようと、外して見ると、やっぱりこっち(DK-21Mなし)の方が自然で格段に見やすい。これから購入を考えている人はできればニコンのサービスセンターなどで現物を確認してから決めた方がいいだろう。
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( 河田 一規 )
2006/01/18 13:48
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