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松下電器 LUMIX DMC-LX1【第2回】 |
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Reported by
中村 文夫
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ビエラシリーズの場合、ほとんどの機種がSDメモリーカードスロットを装備している。本体前面のスロットへSDメモリーカードを挿入、リモコンのメモリーカードボタンを押し、ガイド画面にしたがって操作をすると、LX1で撮影した画像が表示される。 とにかく大画面で見る映像は圧巻。例えばビエラシリーズ最大の「TH-65PX500」の画面サイズは143.4×98.5cm。明るさも申し分なく、まるでプロジェクターで映写したスライドを見ているような印象を受ける。 TH-65PX500の表示画素数はフルHDの1,920×1,080ピクセル。LX1の最大記録画素数は8Mモードの3,840×2,160なので、ダウンサイズした形で表示されるが、チラツキもなく画像の粗さも感じられない。 試しに記録画素数を下げた画像も再生してみたが、3,072×1,728ピクセルの5.5Mモードでは差はまったく認められず、2Mモードの1,920×1,080だとほんの少しざらついた感じになった。テレビの画面サイズによって差が出るかも知れないが、主にテレビ画面で鑑賞するなら3,072×1,728で撮影しておけば十分といえるだろう。
事前にあまり勉強していなかったので、「どうせ画像が表示できるだけのオマケの機能だろう」と思っていたが、実際のビエラは想像以上に多機能だった。DPOF機能まで搭載しているので、プリントするカットの指定や枚数などのセットも可能。 たとえば撮影から帰ってきたら、すぐにSDメモリーカードをビエラにセット。大画面で画像をチェックしプリントするカットを選択。そのままDP店にカードを持ち込むという使い方もできる。 ただしこの場合、テレビのリモコンを使って設定をすることになり、操作がやや煩雑。もしテレビ側にキーボードやマウスが取り付けられれば、もっと操作が楽になると思うのだが、これではテレビかPCなのか分からなくなってしまう。いずれこの垣根は取り払われるだろうが、リビングで使用することを考えると、現時点ではこれがベストの方法だろう。
PCに比べ処理能力が低いことが原因と考えられるが、ふだんサクサクと画像が表示される環境に慣れていると、かなりじれったい。100万円もするテレビなのだから、もう少しこの当たりに気をつかってくれても良かったのではないだろうか。 いずれにしても現行のビエラとLX1を組み合わせれば、16：9の画像を大画面いっぱいで楽しむことが可能(一部機種を除く)。さすがに100万円クラスの65V型には手が届かないが、42V型なら何とかなるかも。やはりアスペクト比16：9のワイドな映像は、大型ハイビジョンテレビに写してこそ真価を発揮すると感じた。
■ ＵＲＬ 松下電器 http://panasonic.co.jp/ 製品情報(DMC-LX1) http://panasonic.jp/dc/lx1/ 製品情報(フォルティア) http://www.fujifilm.co.jp/ppg/fortia/ 気になるデジカメ長期リアルタイムレポートバックナンバー http://dc.watch.impress.co.jp/static/backno/longterm.htm （ 中村 文夫 ） 2005/10/14 14:50
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