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オリンパスE-300【第7回】 |
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Reported by
安孫子 卓郎
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まずはこのレンズを持って富士国際花壇へと出かけてみた。ここはベゴニアなどの温室と共に、フクロウやインコの飼育も行なっている綺麗な施設である。ベゴニアと共にもうひとつの見所は、フクシアという種類の花。つり下げられている花なのだが、背景を大きくボカせる150mm F2にぴったりの花である。またフクロウの部屋も見事だが、150mmでは少し長すぎるため作例はなし。皆さんが訪れるなら、50mm F2あたりのレンズが花もフクロウも撮れて、好適だろう。フクロウの展示施設はやや暗いので、なるべく明るいレンズが必要だ。 F2というのは実にありがたい明るさである。単にボケが大きいというよりも、一段速いシャッター速度で切れることがメリットとして大きい。ごくわずかなブレが解像感を損なうことも多いので、一段速いシャッタースピードを得られる場合、結果として解像感が増すケースも多い。 最短撮影距離は1.4m。150mmレンズとしてはもう少し寄れても良さそうに思うが、300mm相当の画角であることを考えると、単体でも結構マクロっぽい撮影ができる。今回の撮影では試していないが、エクステンションチューブ「EX-25」を併用すると、最大撮影倍率0.31倍、最近接撮影距離0.79mとなる。難易度は高そうだが、相当面白い写真が撮れそうだ。 この150mm F2と300mm F2.8。そして新発売の7-14mm F4には、レンズ鏡胴の先端にシルバーの帯が入っている。今のところ特に名称はないそうだが、高級レンズにだけ入る特別なマークなのだという。今年リリースされる予定の14-35mm F2や35-100mm F2、90-250mm F2.8などにも入るのかもしれない。このシルバー帯のレンズに、何かおしゃれなブランドネームをつけてもらえれば、購入するユーザーにも楽しみが増えるのではないだろうか。センスの良いネーミングを期待しよう。 こんなすばらしい単焦点レンズが作れるのなら、もっと手頃な焦点距離で、手ごろな価格でいろいろとリリースしてほしいものだ。せっかくダストリダクションがあるのに、ズームレンズばかりが先行するのはもったいない。早く単焦点のラインナップを揃えてもらいたいものである。 ※作例のリンク先は、撮影した画像データそのものです(ファイル名のみ変更してあります)。縦位置のものは、サムネールのみ回転していますが、拡大画像はあえて回転せずに掲載しています。クリックすると撮影した画像が別ウィンドウで表示されます。 ※キャプション内の撮影データは、画像解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値/ISO感度/露出補正値/焦点距離です。
■ ＵＲＬ オリンパス http://olympus-imaging.jp/ 製品情報(E-300) http://www.olympus-esystem.jp/products/e300/ 製品情報(ED150mm F2.0) http://www.olympus-esystem.jp/products/lens/150_20/ （ 安孫子 卓郎 ） 2005/03/18 19:32
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