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ニコン「AF-S DX ED 18-135mm F3.5-5.6 G (IF)」
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交換レンズ実写ギャラリー
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Reported by
北村 智史
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D200 / 3,872×2,592 / 1/50秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 18mm
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D200に装着。価格は6万1,950円
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D80の「AF-S DX 18-135 G レンズキット」に同梱されている高倍率ズーム。キットでは2006年9月15日発売だが、レンズ単体での発売は2006年12月22日。価格は6万1,950円だ。
ニコンの高倍率ズームとしては、2005年12月発売の「AF-S DX VR ED18-200mm F3.5-5.6 G (IF)」(11万250円)があるが、18-135mmは、画角域をほどほどに抑えつつ、低価格化を図っているのが特徴。距離目盛りはないし、マウントもプラスティック製。もちろん、手ブレ補正機構も内蔵していない。代わりに、標準ズームの「AF-S DX ED18-70mm F3.5-4.5 G (IF)」より3,150円高いだけで、望遠端がほぼ2倍に伸ばせるコストパフォーマンスの高さがウリといえる。
レンズ駆動にはSWM(超音波モーター)が採用されているが、AF-C(コンティニュアスAF)時にジジジというメカノイズが少しばかり耳につく。たぶん、リング型ではなく、キヤノンのマイクロUSMのようなタイプのモーターなのだろう。そのせいもあるのか、フォーカスリングも、ややざらついた感触で、MFの操作感はあまりよくない。AF-S時は、合焦後にMFによるピントの微調整は可能だ。
画質は可もなく不可もなくといったところ。絞り開放でも悪くはないが、絞ってもあまり変わらない。周辺部で若干色ニジミ(倍率色収差)が出ているが、ひどく目立つほどではない。絞り開放での周辺光量も比較的豊富で、普通に使っている分には大きな不満を感じることはないだろう。
要は、写真好き、カメラ好きにはアピールしにくいレンズなわけで、おもしろみはあまりない。が、18-70mmより11mm長くなるものの(重さは逆に5g軽い)、望遠側は2倍に伸びる便利さは大きなアドバンテージだし、18-200mmより10mm短くて175g軽いという携帯性の高さも無視できない(しかも価格は4万8,300円も安い)。D80やD40とのマッチングもいいはずだ。旅行に1本持っていくレンズとしては悪くないチョイスだと思う。
- 作例のリンク先のファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
- 作例下の撮影データは、使用ボディ/記録解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離を表します。
- 強調のため一部の項目を1行目に抜粋した場合もあります。
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F3.5
D200 / 3,872×2,592 / 1/2,000秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 18mm
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F4
D200 / 3,872×2,592 / 1/1,600秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 18mm
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F5.6
D200 / 3,872×2,592 / 1/800秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 18mm
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F8
D200 / 3,872×2,592 / 1/400秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 18mm
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F11
D200 / 3,872×2,592 / 1/200秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 18mm
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F16
D200 / 3,872×2,592 / 1/100秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 18mm
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F5.6
D200 / 3,872×2,592 / 1/800秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 135mm
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F8
D200 / 3,872×2,592 / 1/400秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 135mm
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F11
D200 / 3,872×2,592 / 1/200秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 135mm
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F16
D200 / 3,872×2,592 / 1/100秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 135mm
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F22
D200 / 3,872×2,592 / 1/50秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 135mm
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F32
D200 / 3,872×2,592 / 1/25秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 135mm
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D200 / 3,872×2,592 / 1/60秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 135mm
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D200 / 3,872×2,592 / 1/250秒 / F8 / 0.33EV / ISO100 / WB:晴天 / 90mm
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D200 / 3,872×2,592 / 1/250秒 / F8 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 18mm
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D200 / 3,872×2,592 / 1/350秒 / F8 / -0.33EV / ISO100 / WB:オート / 18mm
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D200 / 3,872×2,592 / 1/250秒 / F5.6 / 0EV / ISO100 / WB:晴天 / 31mm
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D200 / 3,872×2,592 / 1/45秒 / F4 / 0.67EV / ISO100 / WB:晴天 / 18mm
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D200 / 3,872×2,592 / 1/350秒 / F8 / -0.33EV / ISO100 / WB:晴天 / 18mm
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■ URL
ニコン
http://www.nikon.co.jp/
製品情報
http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/dx/zoom/af-s_dx_ed_18-135mmf35_56g_if.htm
■ 関連記事
・ ニコン、「AF-S DX 18-135mm F3.5-5.6 G」を22日に単体発売(2006/12/01)
・ ニコン、「AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6」(2006/08/09)
北村 智史 (きたむら さとし)1962年、滋賀県生まれ。国立某大学中退後、上京。某カメラ量販店に勤めるもバブル崩壊でリストラ。道端で途方に暮れているところを某カメラ誌の編集長に拾われ、編集業と並行してメカ記事等の執筆に携わる。1997年からはライター専業。最初に買ったデジタルカメラはキヤノンPowerShot S10。
ブログ:http://ketamura08.blog18.fc2.com/ |
2007/01/31 02:08
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