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シグマ「18-50mm F2.8 EX DC Macro」

交換レンズ実写ギャラリー
Reported by 星月 輝

D80 / 3,872×2,592 / 1/250秒 / F8 / -0.67EV / ISO100 / WB:オート / 31mm




18-50mm F2.8 EX DC Macro。価格は6万3,000円
 2004年8月に発売されたデジタル専用大口径ズームレンズ「18-50mm F2.8 EX DC」の後継製品。実撮影画角は、35mm判換算で焦点距離27~75mm相当(1.5倍換算の場合)。現在、キヤノン、シグマ、フォーサーズ、ニコンの各AF対応マウントが発売中。発売時期は未定ながら、ソニー用、ペンタッックス用も発売が決まっている。

 旧型との大きな違いは、最短撮影距離がズーム全域で28cmから20cmとなり、最大撮影倍率が1/5倍から1/3倍に強化されたこと。レンズを交換しなくても、ちょっとしたマクロ撮影はこれ1本で済んでしまう。撮影スタイルによっては、かなり重宝するレンズである。

 13群15枚のレンズのうち、非球面レンズ2枚、SLDガラス1枚、ELDガラス2枚が含まれている。そのうちELDガラス1枚は、新型になってから追加されたものだ。SLD、ELDともに特殊低分散タイプの硝材で、色収差の良好な補正が期待できる。

 また、旧型からコーティングが強化され、フレアやゴーストがさらに低減。より悪条件に強いレンズになった。絞り開放からシャープで抜けが良く、周辺光量落ちもほとんど無いので、安心して開放から撮影できるようになった。

 多くの入門者にとって最初に体験する交換レンズは、ボディとセットで購入する標準ズームレンズだろう。それらに比べて開放F値の明るい大口径ズームレンズは、ファインダーが見易すくなることから、ピントの確認や構図の決定が容易になるメリットがある。また、浅い被写界深度を活かすことで被写体を引き立たせたり、より速いシャッタースピードで撮れたりと、撮影の幅を広げられるのも魅力だ。

 しかもデジタル専用に設計したことで、大口径ズームレンズとしてはコンパクト。標準ズームに代わる常用レンズとしてもお勧めできる。

  • 作例のリンク先のファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
  • 作例下の撮影データは、使用ボディ/記録解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離を表します。
  • 強調のため一部の項目を1行目に抜粋した場合もあります。





F2.8
D80 / 3,872×2,592 / 1/1,600秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
F4
D80 / 3,872×2,592 / 1/1,000秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
F5.6
D80 / 3,872×2,592 / 1/500秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 50mm

F8
D80 / 3,872×2,592 / 1/250秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
F11
D80 / 3,872×2,592 / 1/125秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 50mm
F16
D80 / 3,872×2,592 / 1/60秒 / 0EV / ISO100 / WB:オート / 50mm




D80 / 3,872×2,592 / 1/400秒 / F5.6 / -1EV / ISO100 / WB:晴れ / 18mm D80 / 3,872×2,592 / 1/50秒 / F8 / -0.67EV / ISO100 / WB:オート / 50mm D80 / 3,872×2,592 / 1/125秒 / F5 / -0.67EV / ISO100 / WB:オート / 50mm

D80 / 3,872×2,592 / 1/80秒 / F2.8 / -0.67EV / ISO100 / WB:晴れ / 24mm D80 / 3,872×2,592 / 1/30秒 / F5.6 / -0.67EV / ISO100 / WB:晴れ / 18mm

D2X / 4,288×2,848 / 6秒 / F16 / 0EV / ISO100 / WB:晴れ / 34mm


URL
  シグマ
  http://www.sigma-photo.co.jp/
  製品情報
  http://www.sigma-photo.co.jp/lens/digital/18_50_28.htm

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星月 輝
(ほしづき ひかる)1968年生まれ。12歳からカメラと星に興味を持ちはじめ、天体を撮り始める、1987年のF1日本グランプリをきっかけに、被写体はモータースポーツやレースクイーンに変化。現在に至る。最近では風景、マクロ、スナップなど、幅広いジャンルを撮影している。

2007/01/10 01:35
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