デジカメ Watch

ソニー「Carl Zeiss T* Sonnar 135mm F1.8 ZA」

交換レンズ実写ギャラリー
Reported by 吉住 志穂

α100 / 3,872×2,592 / 1/3秒 / F5.6 / 1EV / ISO100 / WB:昼光




 開放F値が1.8の大口径の望遠レンズ。α100に装着すると35mm換算で202.5mm相当になります。ツァイスという名ブランドを背負っているだけあって高級感があり、本体もフードも金属製で、フードには植毛が施されています。レンズキャップにはαのロゴマーク入り。質量は995gと見た目以上の重量感があり、カメラに装着すると重心がかなり前へと移動する印象です。コニカミノルタ製デジタル一眼レフカメラにはもちろん、35mm判フルサイズ撮像面積に対応しているのでミノルタ製フィルム一眼レフカメラでも使用できます。

 解像力は高く、マネキンを撮影した写真では髪の毛の1本1本がしっかりと描写されています。光の弱い曇天時に撮影したのですが、コントラストも充分あります。それでいてボケは滑らかで、柔らかなボケ像が得られます。開放絞りではやや画質が甘くなるため、シャープな絵が欲しい場合は2、3段程度絞り込むといいでしょう。

 絞り羽根枚数は9枚。点光源をボカすと、開放F1.8からF2.8まではきれいな円形、F4以上では9角形になります。

 インターナルフォーカシング方式なので、レンズの全長変化がありません。そのため、手持ち撮影でのバランスが安定します。フォーカスホールドボタン(ピント位置の固定)やオートクラッチ機構(AF時のフォーカスリング非回転)を搭載し、Gレンズ群と同様の操作機能を盛り込んでいます。

 ピントリングの幅は広くて回しやすいのですが、わずかに遊びがあるのが気になります。今回お借りした製品に限ったことではないようなので、マニュアルフォーカスを多用する私としては、ぜひ改善してほしい点です。

 距離エンコーダーを搭載しているので、外付けストロボHVL-F56AM/F36AMでは被写体の反射率に左右されない、高精度なADI調光にも対応しています。

 最近接撮影距離は72cmで、最大撮影倍率は0.25倍。同じCarl Zeissブランドの「Planar T* 85mm F1.4 ZA」は最大撮影倍率が0.13倍。両者とも魅力的なレンズですが、背景をボカす、拡大するという点では本製品が上を行きます。

  • 作例のリンク先のファイルは、JPEGで撮影した画像をコピーおよびリネームしたものです。
  • 作例下の作例データは、機種名/記録解像度(ピクセル)/露出時間/絞り値/露出補正値/ISO感度/ホワイトバランス/実焦点距離を表します。
  • 強調のため一部の項目を1行目に抜粋した場合もあります。





F1.8
α100 / 3,872×2,592 / 1/4秒 / 0EV / ISO100 / WB:昼光
F2
α100 / 3,872×2,592 / 1/4秒 / 0EV / ISO100 / WB:昼光
F2.8
α100 / 3,872×2,592 / 1/2秒 / 0EV / ISO100 / WB:昼光

F4
α100 / 3,872×2,592 / 1秒 / 0EV / ISO100 / WB:昼光
F5.6
α100 / 3,872×2,592 / 2秒 / 0EV / ISO100 / WB:昼光
F8
α100 / 3,872×2,592 / 4秒 / 0EV / ISO100 / WB:昼光




α100 / 3,872×2,592 / 1/10秒 / F6.3 / -0.3EV / ISO100 / WB:昼光 α100 / 3,872×2,592 / 1/10秒 / F3.2 / 0EV / ISO100 / WB:昼光

α100 / 3,872×2,592 / 1/10秒 / F8 / 0.7EV / ISO100 / WB:昼光 α100 / 3,872×2,592 / 1/500秒 / F4 / 0.3EV / ISO100 / WB:昼光

α100 / 3,872×2,592 / 1/250秒 / F4 / 0EV / ISO100 / WB:昼光 α100 / 3,872×2,592 / 1/125秒 / F4 / -0.7EV / ISO100 / WB:昼光

α100 / 3,872×2,592 / 1/320秒 / F3.5 / 0EV / ISO100 / WB:曇り


URL
  ソニー
  http://www.sony.co.jp/
  製品情報
  http://www.ecat.sony.co.jp/alpha/lens/lens.cfm?PD=24690

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吉住 志穂
(よしずみ しほ)1979年東京生まれ。日本写真芸術専門学校卒業後、竹内敏信事務所に入社。 2005年4月に独立。現在、自然の「こころ」をテーマに、花や風景の作品を撮り続けている。『月刊カメラマン』、『デジタルフォト』で連載中。日本自然科学写真家協会(SSP)会員。フジクロームクラブ講師、ズイコーアカデミー講師。http://www.geocities.jp/shihoyoshizumi/

2006/12/07 00:55
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