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パナソニック、「DMC-G1」の発表会を開催

〜樋口可南子さんらが“女流一眼隊”を結成

 パナソニックは12日、都内で新型デジタル一眼カメラ「LUMIX DMC-G1」の発表会を開催した。会場には、DMC-G1のプロモーションを担当する樋口可南子さんらも駆けつけた。ここでは、発表会での模様をお伝えする。製品の詳細は別ページを参照されたい。


LUMIX DMC-G1(コンフォートレッド)。フリーアングル液晶モニターを採用 会場の様子

 DMC-G1は、マイクロフォーサーズ規格準拠の第1号機。価格はオープンプライスで、ボディのみの店頭予想価格は8万円前後、標準ズームレンズ「LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」が付属するレンズキット「DMC-G1K」が9万円前後、レンズキットに「LUMIX G Vario 45-200mm F4-5.6 MEGA O.I.S.」を加えたダブルズームキット「DMC-G1W」が12万5,000円前後の見込み。


女性のエントリーユーザーがターゲット

松下電器産業代表取締役副社長の牛丸俊三氏
 冒頭、松下電器産業代表取締役副社長の牛丸俊三氏が、開発の背景などを話した。

 「これまで順調に伸びてきたデジタルカメラ市場だが、成熟が進み買い換えや買い増し需要も落ち着いてきた。その中で伸びているのがデジタル一眼レフカメラだが、市場は130万台程度とまだまだフィルム時代の一眼レフカメラ市場に及んでいない」と現状を説明。その上で、「業界全体を引き上げるためにも新しい波が必要」と説いた。

 牛丸氏は、“重い”、“大きい”、“難しい”といった要因がデジタル一眼レフカメラの普及をはばんでいると指摘。「デジタル一眼レフカメラは、これまで『男性的な製品』というものから抜け出すことができなかった」と述べ、DMC-G1を「新世代一眼カメラの登場」と話した。


「基幹デバイスの国内自社製造がLUMIXの強み」(牛丸氏) デジタル一眼レフカメラは、市場全体の10%程度にとどまっている

従来のデジタル一眼レフカメラの画質とコンパクトデジタルカメラの使いやすさの両立がテーマという
 牛丸氏によると、現在デジタル一眼レフカメラのユーザー層は40代、50代の男性が多く、銀塩一眼レフカメラから買い換えた人が多くを占めるという。一方、女性のデジタル一眼レフカメラユーザーも増えつつあるが、使いこなせていない人が多いとのこと。こうした状況をふまえて、「女性のエントリーユーザーをターゲットにした。市場が一段と飛躍する」(牛丸氏)と述べた。

 「特徴は“軽い”、“小さい”。日常的にバッグに入れて持ち運べる重さになった。DMC-G1は超が付くほど軽いカメラ。一眼レフカメラは重いというイメージは捨ててもらいたい」(牛丸氏)と力説した。

 牛丸氏は、144万ドット相当を実現したEVF(パナソニックではDMC-G1のEVFをLVFと呼称)の性能に「世界で一番きれい」と自信を見せた。同社製放送用ハイビジョンカメラのファインダーと同じデバイスを使用したという。民生機器に放送用ハイビジョンカメラのファインダーデバイスを搭載したのは初めてという。ファインダーを覗くと自動的に表示が切り替わる機構を設け、切り替えの煩わしさを無くした。


現在、デジタル一眼レフカメラの初秋社は40〜60代が多い 女性の購入者は増えているものの、使いこなせて以内ユーザーが少なくない

AF対応ハイビジョン動画対応モデルの発売を予告した
 なお牛丸氏は、AF対応ハイビジョン動画機能搭載モデルを2009年春に投入することを明らかにした。デジタル一眼タイプのカメラでは世界初になるとしている。今回のDMC-G1では、AF対応が難しいことから動画撮影機能を見送っている。

 牛丸氏は、「DMC-G1は撮る喜びに加えて、持つ喜びも感じてもらえるカメラ」とまとめた。


シャッター速度の効果もプレビュー可能に

パナソニックAVCネットワークス社DSCビジネスユニット長の松本時和氏
 続いて、パナソニックAVCネットワークス社DSCビジネスユニット長の松本時和氏が製品の説明を行なった。

 松本氏は、「写真を撮る人は確実に増えている。コンパクトデジタルカメラからスムーズにステップアップしたいという、自ら積極的に写真を楽しむ人に向けたカメラ」と紹介。型番の「G」は“新世代”という意味を込めて「ジェネレーション」から採ったという。

 「ミラーボックスという制約を取り外すことができ、大幅な小型化ができた。また、撮像素子の大きさをそのままに、フランジバックを短縮するなどデジタル時代にふさわしいシステム」とマイクロフォーサーズの特徴を述べた。

 また、高性能なフルタイムライブビューと高速なコントラストAFを活かすために、ビューファインダーにこだわったという。「多様で確実なフレーミングが可能」としている。


従来存在したミラーボックスをなくすことで、大幅な小型化を実現した マイクロフォーサーズでは、フランジバックの短縮や、マウント径の小型化を実施

 松本氏は、「コントラストAFの合焦速度に満足してはいなかった。さらに高速なコントラストAFをと開発してきた」と話した。AFの合焦速度は、従来モデル「LUMIX DMC-L10」の1/3に短縮した。「位相差AFに比べても遜色ない速度」(松本氏)と胸を張る。

 コントラストAFの高速化が実現できた要因は大きく4つある。1つは、レンズとの通信を行なうマウントの電気接点を2つ増設したことで、レンズ制御の精度を向上させたこと。2つめは、レンズ内のモーターを見直すことで、フォーカス駆動の速度を上げたこと。3つめは撮像素子の読み出し速度を上げたこと。4つめは処理回路の動作を高速にしたこと。

 デジタルカメラでは初めて、シャッター速度による効果も撮影前に確認できるようになった。シャッター速度を上げた場合には、液晶モニターに3〜5fpsでのストップモーションとして表示している。これにより、流れる水は水滴が見える用になる。反対にシャッター速度を遅くした場合には、電子シャッターで実際のシャッター速度をシミュレートすることで、流れる水が糸のように見える。


コントラストAFのみ搭載するが、位相差AFと同レベルの合焦速度を謳う カメラの知識が無くても、仕上がりを簡単にコントロールできる「マイカラーモード」を搭載

シャッター速度効果がプレビュー可能になった

シャッター速度を上げた場合。水滴を確認できる こちらはスローシャッター時。糸のように表示されるのがわかる

 レンズについては、「レンズ交換は、一眼カメラの最大の魅力。しかし、昨今のエントリー一眼レフカメラでは、レンズ交換の楽しみが薄れている」とし、「2009年以降も小型で魅力的な交換レンズを出していく」とした。マウントアダプターによって、フォーサーズレンズ群が使用できる点にも触れ、「写真撮影の楽しみが広がる」と付け加えた。

 マイクロフォーサーズ用レンズのロードマップも公開した。2009年以降に、10倍ズームの「14-140mm F4-5.6 O.I.S HD」、広角ズームの「7-14 F4」、単焦点レンズの「20mm F1.7」をリリースするとしている。14-140mm F4-5.6 O.I.S HDは2009年春発売予定のHD動画撮影機に対応したレンズで、動画撮影時にAFが可能になるとのこと。また、20mm F1.7はパンケーキレンズになるという。


フォーサーズレンズが使えるマントアダプターを用意する マイクロフォーサーズのレンズロードマップ


液晶モニターを閉じたところ マウント部



HDMI端子を搭載した HDMI接続時は、テレビのリモコンで操作できる

ポップアップストロボを内蔵 バッテリー

SDHC/SDメモリーカードスロット

コンフォートレッド 背面

コンフォートブルー 背面

マウントユニット 撮像素子

ヴィーナスエンジンHDを搭載したメイン基板 「HD」とはHDMI端子搭載を意味する

LVFユニット ファインダー内

グリップ部のコマンドダイヤルを押しながら回すと、露出補正が可能になる DMC-L10(左)とのカットモデルによる比較

分解したところ ミラーボックスが無くなり、小型化したマウントユニット

LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. 金属マウントを採用

ボディに装着したところ

望遠端時 レンズ構成

カットモデル

LUMIX G Vario 45-200mm F4-5.6 MEGA O.I.S. 望遠端時

レンズ構成

新デザインのストラップも追加 カメラのカラーに合わせたバッグも用意する

ガイドナンバー22の小型ストロボを参考出品していた

フォーサーズ用マウントアダプター ボディ側

マウントアダプターを介して、「Leica D Summilux 25mm F1.4 ASPH.」を装着したところ

樋口可南子さんをリーダーに「女流一眼隊」を結成

 DMC-G1のキャラクターとして、女優の樋口可南子さん、女優の鳥居かほりさん、ソプラノ歌手の鈴木慶江さん、モデルの高橋まりのさん、モデルの森木美和さんの5人が「女流一眼隊」としてプロモーションを行なう。樋口さんを中心に20〜40代で構成することで、幅広く女性層にアピールする。


女流一眼隊。左から森木美和さん、鈴木慶江さん、樋口可南子さん、鳥居かほりさん、高橋まりのさん リーダーを務める樋口可南子さん。「知的でアクティブな旬のトップスターとして、最適なプロモーター」と牛丸氏

普段から写真を撮ることが多いという樋口可南子さん。愛犬の「ブイヨン」を撮影。「寝顔を採ることが多い。持ちやすいのでどんな角度からでも犬を撮りやすい」
 樋口さんは冒頭、「すごいたくさんカメラを向けられて、流石にカメラの発表会だなとびっくりしています」と話し、会場を沸かせた。DMC-G1の印象を「かわいいって思いました。前のカメラも拝見したんですが、大きくておもかったです。すごく軽くて手にフィットします。私たちでも片手でも使えそう」と気に入った様子。

 会場では、女流一眼隊が撮影した写真を展示しながら話した。


踊りが好きで普段は撮られる方が多いという鳥居かほりさん。稽古場で自分の背中を撮影した。「一眼レフカメラは、面倒というイメージがあったが、自分でも気持ちよく撮影できた」 オペラ歌手としての日常というステージで撮影した鈴木慶江さん。リハーサルの間にハープを撮った。「音楽が聞こてくるような写真を撮れたらなと思い撮影しました」

クッキーを作るのが趣味という森木美和さん。花のようなクッキーのさらにベランダの葉を組み合わせてのショット。「とてもかわいい写真が撮れて感激しました」 モデルらしく、自らの足を撮影した高橋まりのさん。「なかなかいい感じにとれたと思います」

会場では、延暦寺で撮影したTVCMのメイキング映像も公開 「5人揃って動きを合わせるのが大変でした」と樋口さん

終始和やかな雰囲気で進行した


URL
  パナソニック
  http://panasonic.co.jp/
  製品情報
  http://panasonic.jp/dc/g1/

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( 本誌:武石 修 )
2008/09/12 22:19
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