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キヤノン、広角28mmレンズ搭載の「PowerShot G10」


PowerShot G10
 キヤノンは、「PowerShot G10」を10月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円前後の見込み。

 マニアックな機能とカメラらしいスタイリングで支持を集める「PowerShot G」シリーズの新製品。2007年9月発売の「PowerShot G9」から、ズームレンズを28mmスタートに広角化。さらに画像処理エンジンとして「DIGIC4」を採用する。

 DIGIC4により、「サーボAF」、「暗部補正」、「顔セルフタイマー」といった新機能が利用可能。またノイズ処理が高速化したことで、キヤノンでは「従来機種より高画質な写真が得られる」などの特徴を謳う。

 DIGIC4に関する新機能は、下記ページを参照いただきたい。


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手ブレ補正効果が向上

 PowerShot G9からの大きな変化は、レンズの焦点距離が35~210mm相当(35mm判換算、以下同)から、28~140mm相当へと広角側にシフトしたこと。ただしズーム倍率は6倍から5倍に低下した。開放F値は2.8~4.5。

 レンズシフト式の手ブレ補正機構「IS」を引き続き搭載。ジャイロセンサーの性能向上などにより、補正効果がシャッター速度換算で約4段分に向上したという。

 撮像素子は有効1,470万画素の1/1.7型CCD。PowerShot G9は同サイズの有効1,210万画素だった。また、液晶モニターは同じ3型ながら、ドット数が約23万から約46.1万に高精細化している。最高シャッター速度は1/4,000秒。従来機種の1/2,500秒から高速化した。



 外観上では鏡胴の直径が大きくなったほか、上面のダイヤル類が変化している。具体的には、ISOダイヤルとモードダイヤルを同軸で2段に配置。従来ISOダイヤルがあった左手側上部には、露出補正ダイヤルを新たに装備している。露出補正のステップ数は1/3EV。ダイヤル類はアルミ削り出し。

 ホットシューも前モデルから継承。新たに、マクロツインライト「MT-24EX」やマクロリングライト「MR-14EX」などに対応する。また、同梱のRAW現像ソフトを「RAW Image Task」から「Digital Photo Professional」に変更。デジタル一眼レフカメラ「EOS Digital」と同じ編集環境での現像が可能になる。EOS Digitalのカラー機能「ピクチャースタイル」にも対応した。

 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus、HC MMCplus。バッテリーはNB-2LHからNB-7Lになった。撮影可能枚数は約400枚。本体サイズは109.1×45.9×77.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約350g。

 オプションとして、速写ケーススタイルの「SC-DC60A」や、ウォータープルーフケース「WP-DC28」を用意。また、別売でコンバージョンレンズアダプターやテレコンバーターも利用できる。


テレコンバーターの「TC-DC58D」 TC-DC58Dを装着した状態


限定の専用アクセサリーも

 さらに、キヤノンイメージゲートウェイの登録会員に向けた、専用アクセサリーの限定販売を行なう。ソフトケース「SC-DC60」の限定色(各色7,600円)をはじめ、、リングアクセサリーキット(3色セット)の「RAK-DC2」(2,800円)、ネックストラップ「PSS-20」(1,600円)などを用意する。

 限定数は、ソフトケースが各色1,000、リングアクセサリーキットが1,500、ネックストラップが1,000。


SC-DC60B(ブラウン) SC-DC60C(レッド)

SC-DC60D(イエロー) RAK-DC2


URL
  キヤノン
  http://canon.jp/

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( 本誌:折本 幸治 )
2008/09/17 13:37
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